北陸観光といえば金沢や富山・福井を思い浮かべますが、金沢と富山に挟まれた「高岡市」には加賀藩藩主・前田利長ゆかりの地であり、富山県で唯一の国宝指定のお寺があるのをご存知ですか？
高岡駅の古城公園口の反対側は瑞龍寺口となっているほどなので、国宝・瑞龍寺を見ないで帰るわけにはいかないのでご紹介しますので訪れてみてはいかがですか？
国宝・瑞龍寺
高岡駅から歩いて瑞龍寺へ
JR高岡駅の南口が瑞龍寺口という名前になっていて、伝統的建造物群保存地区とは反対側の出口になり、エスカレーターを降りたら、真っすぐ15分ほど駅を背にしてバス通りを歩きます。
すると、風情のある道が左右にあり右に曲がると瑞龍寺へ続いていて、「八丁堀」という名前の通りです。
この八丁通りを真っすぐ300m歩くと瑞龍寺にたどり着くのですが、全く先が見えないぐらい立派な直線で、しばらく歩いていると前田利長公の像が鎮座しています。
この八丁堀通りはとても静かな通りで真ん中が歩道で左右に車道があるので、とても歩きやすく眺めも良いです。
しかしながらお店が少なく訪れた時はお土産屋さんが2件しか空いていませんでしたので、ちょっと寂しく感じながら八丁通りを5分程歩くと瑞龍寺に到着します。
瑞龍寺
さすが国宝という事もあり広い敷地でなんだか落ち着いてみることができましたし、撮影も問題なくできたのですが、こういう場所ってあんまりパチパチ写真撮るって罰当たりそうで気が引けますよね。
入口で拝観料を払って中に入ると、瑞龍寺の前提模型が展示されているのがちょっと珍しく感じましたし、長い廊下が模型だと良くわかりますね。
瑞龍寺の中をひと回りしただけでしたが、ほとんど人がいなかったので国宝をほぼ貸切状態で見学することができましたので、おススメですよ。
前田利長公墓所
国宝の瑞龍寺を見て高岡駅に戻る1時間ぐらいの観光予定だったのですが、八丁堀通りの反対側に日本最大級の前田利長公の墓所がある事を知り時間に余裕があったので、行ってみる事にしました。
まず5分程八丁通りを歩いて大通りまで戻り、左に曲がって高岡駅には行かずにさらに大通りを渡って反対側の八丁通りを歩きます。
15分程歩くと行き止まりになり、車が通れる道路は右に逸れていますが林の中へ進む遊歩道だけがまっすぐ行くことができます。
正直なところ行ってみようと思った理由は、大名個人としての日本最大級の墓所とあったので気になったのですが、正面から見たらあんまりよく分かりませんでした。
ただ林になっている部分も含めての敷地ならばかなり大きいと感じることができますが、特に賑わいも当然なく静かな場所でしたので、心穏やかさを求めて訪れてみてはいかがですか？
瑞龍寺滞在時間
空いていたので瑞龍寺滞在時間は20分程で見ることができ、高岡駅から1時間ほどで見学して戻ってくることができそうです。
また、前田利長公墓所滞在時間は5分程で、高岡駅まで15分で戻ることができましたから、トータルで1時間30分あれば余裕で観光できると思います。
波乗りアヒル実際に訪れた満足度は、歴史を感じる静かな場所で、散歩しながらの観光スポットとしてちょうど良かったです。
アクセス（電車・バス）
【最寄り駅】あいの風とやま鉄道・高岡駅
東京駅から北陸新幹線で新高岡駅まで行き、JR城端線に乗り換えて高岡駅まで約3時間・13,300円で行くことができます。
また、富山駅からは、あいの風とやま鉄道（旧・北陸本線）で約20分・390円、金沢駅からはIRいしかわ鉄道（旧・北陸本線）で約40分・870円です。
【路線バス】加越能バス・瑞龍寺口バス停
新高岡駅南口バスロータリーから加越能バスの高岡方面行きバスで、約10分・160円で瑞龍寺口バス停に到着し、10分～20分間隔で運行されています。
瑞龍寺口バス停から歩いて5分程で瑞龍寺に行くことができます。
アクセス（マイカー・レンタカー）
東京から首都高・外環道・関越自動車道・上信越自動車道を経由して、北陸自動車道・小杉IC下車するルートで、約5時間30分・450㎞・10,500円程で瑞龍寺へ行くことができます。
また、富山駅からは国道8号線で約40分・23㎞、金沢駅からは北陸自動車道を通り約1時間・50㎞・1,200円ほどです。
駐車場
瑞龍寺・八丁道第１観光駐車場が無料で利用できます。
お得なフリーきっぷ
瑞龍寺がある瑞龍寺口バス停がフリーエリアに含まれ、伝統的建造物群保存地区にも行くことができる万葉線の「高岡まちなか乗り放題１日フリーきっぷ」があれば、お得で便利ですよ。
国宝・瑞龍寺基本情報
| 住所 | 富山県高岡市関本町35 |
| 営業時間 | 9:00～16:30 |
| 入場料 | 大人500円 中学200円 小学100円 |
| 公式サイト | 瑞龍寺 |
| 駅からバス | JR高岡駅から徒歩圏内 |
