新選組に興味を持つと江戸時代末期から明治時代まで戦われた「箱館戦争」で、新選組最後の地でもある函館に訪れたら、新選組ゆかりの地を巡る旅をしたいと思いませんか?
箱館戦争の舞台でもある「五稜郭」を訪れるのは当然で、さらに土方歳三を含め約800名もの旧幕府軍の兵士を祀る慰霊碑でもある「碧血碑」は見逃すことができない観光スポットです。
「碧血碑」はあくまでの慰霊碑なので、静かに手を合わせる気持ちで訪れてみませんか?
函館山の麓の碧血碑(へっけつひ)
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】JR函館本線・函館駅
北海道新幹線の新函館北斗駅から普通列車で26分、快速はこだてライナーで最短19分で行くことができ、料金は440円です。
特急北斗を利用しても快速函館ライナーと時間は変わらず、特急料金320円が加算されて760円となります。

【路面電車】函館市電・谷地頭電停
函館駅から真っすぐ200mほど離れた函館市電の函館駅前電停から谷地頭行きで14分・230円です。
電停から碧血碑まで800mほどですが、函館山の麓にあるので上り坂と階段なので徒歩16分かかりました。

【路線バス】函館バス・谷地頭温泉バス停
函館駅目の前にある函館駅前バスロータリー3番のりばから53系統の谷地頭温泉行きバスで、27分・210円です。
谷地頭電停から300mほど碧血碑寄りに谷地頭温泉バス停がありますので多少近くはなりますが、12分~15分間隔で運行されている函館市電と比べると、1時間~2時間に1本しかないバスなので、函館市電で訪れることをおススメします。
碧血碑がフリーエリア内になっているお得なきっぷは「はこだて旅するパスポート」「はこだて縄文めぐりパスポート」「かんぱす」「共通乗車券」「市電1日乗車券」など複数ありまます。

アクセス(マイカー・レンタカー)
函館空港から国道278号線を通り約11㎞・25分程で谷地頭へ行くことができます。
また、年間通して販売されているわけではないのですが、NEXCO東日本ではETC専用の高速道路版フリーパスを期間限定で販売していますので、お出かけ前には要チェックです。

駐車場
碧血碑には駐車場はありませんので、函館市電で訪れることをおススメします。
住所 | 北海道函館市谷地頭町1 |
営業時間 | いつでも可 |
料金 | 無料 |
公式サイト | 函館市観光部 |
駅からバス | JR函館駅からバス利用可 |
函館宿泊ならばJR函館駅直結で部屋の窓からトレインビューが楽しめるJRイン函館
がおススメで、最上階の大浴場は屋内と屋外の2つがありましたに函館駅のトレインビューもできますよ。


碧血碑 滞在時間

碧血碑までの道のりが登り坂と階段で少し休んで手を合わせていただけなので、 碧血碑滞在時間15分です。
そして、函館市電の谷地頭電停を下車して碧血碑まで行き、再び谷地頭電停に戻ってくるまでが45分かかりましたので、訪れる際のスケジュールを立てる参考にして下さい。
谷地頭電停から碧血碑までの道のり
函館市電を降りて右に曲がり緩やかな上り坂を函館山方面へ400mほど歩くと大きな鳥居が見えてきて、その奥に函館八幡宮にたどり着いたら左折します。

住宅街ですが坂がだいぶ急になってここまで特に目印がありません。

少々不安になりましたが、300mほど進むと「碧血碑」と書かれた小さな案内板がありますので、右に曲がります。

道はさらに登り坂でまだまだ続きそうで、遠くに階段が見え、まさかあんなとこ行くのかな?と不安になりますが・・・

さらに進むと、やっぱり道なりに進めば函館八幡宮へ行くことができますが、碧血碑への方角は階段の方で矢印だけの看板が設置されています。

矢印に近づいて見ると、碧血碑へは壊れた看板の通りに左側の階段を昇っていきます。

階段を昇り終えるとまた道路になり、今度は分かりやすい「碧血碑」への案内板が設置されているので案内通り左へ曲がります。

ずいぶん登ったのでちょっと一息、ここから振り返ると谷地頭電停からずいぶんと登ってきていることが分かります。

車1台分しか通れないような細い道なのですが、歩いて行くと右に妙心寺が見えるのでそのまま通り過ぎます。

そして左を見ると函館市街が綺麗に見えます。

舗装された道が終わってしまいますがそのまま進むと「碧血碑」の案内板が現れます。

右の階段を昇れば到着します。

ここまでは、舗装された道路だったので気になりませんでしたが、この階段から先は土なので雨が降った後や冬場の雪のシーズンは泥だらけになるかもしれませんのでご注意を。
階段を昇りきって谷地頭電停からから徒歩15分、やっと碧血碑へたどり着きました。
碧血碑広場
他の観光客が誰もいなかったのでとても静かな場所で、鳥の鳴き声しか聞こえませんでした。
階段を昇り終えると小さな広場に屋根付きの休憩スペースとベンチがあり、そして高さ6mほどの大きな「碧血碑」と書かれた慰霊碑が見えます。

そして、碧血碑建立に関する案内板、左には柳川熊吉翁の碑もありました。

11月中旬に訪れたので気温も10℃に届かない状況で寒いのは当然なのですが、碧血碑広場について大きな慰霊碑を見ると更に身の引き締まる思いがしますので、手を合わせて静かにお祈りしました。

また、箱館戦争の慰霊碑という事で土方歳三も祀られているので新選組ファンが訪れる人気スポットにもなっていますし、「戊辰戦争終結150年記念プロジェクト」も行われていて全32カ所のモニュメントの1つが設置されたので、訪れる人が増えていますので、函館観光スポットとして注目を集めています。
みなみ北海道最後の武士達の物語
函館市を中心に道南エリア11市町村が共同で行っているキャンペーン「戊辰戦争終結150年記念プロジェクト」で、戊辰戦争(箱館戦争)に関わった歴史上の人物として、碧血碑広場にも「旧幕府軍戦死者への鎮魂ー碧血碑」としてモニュメントが設置されています。

碧血碑にあるモニュメントは16番目で榎本武揚の写真が表されていますので、函館観光の際は忘れずに訪れてみてはいかがですか?
箱館戦争や新選組・土方歳三ゆかりの地めぐり
函館市内や江差など箱館戦争や土方歳三ゆかりの地が数多く存在し、150年以上経過しているのにもかかわらず現在でも語り継がれ、花やお供え物が絶えないので函館観光の目的として「箱館戦争や土方歳三ゆかりの地めぐり」をしてみませんか?
函館市内








江差町


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