江戸末期に西洋列強からの防衛の為に弁天岬台場が函館どつくに作られましたが、実際に使われたのは外国船防衛ではなく箱館戦争で旧幕府軍が立てこもり新政府軍との戦いとなってしまいました。
函館どつくの入舟児童公園には弁天岬台場に籠城していた函館奉行永井玄蕃ら240名ほどが降伏した地に新選組ゆかりの地としてモニュメントが設置されていますので、新選組ゆかりの地めぐりで函館観光するならば、訪れてみてはいかがですか?
弁天台場跡と永井玄蕃モニュメント
入舟児童公園の弁天台場跡・案内板
函館どつく電停を降りると赤い標柱が目に入るので「みなみ北海道・最後の武士達の物語」の設置場所とすぐに分かり、永井玄蕃モニュメントが設置されています。
そして入舟児童公園には弁天台場跡の案内板・新選組最後の地と書かれた石碑があります。
残念ながら弁天台場跡と名の通り、砲台などは撤去されているので入舟児童公園にはこれ以外のものは何もありませんし、実際の「弁天岬台場跡」は、100m離れた函館どつくの敷地へ移動します。
「弁天岬台場跡」標柱
情報サイトや旅行サイトによっては、弁天岬台場跡の標柱と案内板・新選組最後の地の石碑が同じ場所にあるかのように掲載されていますが、実際には100mほど少し離れた場所になっています。
入舟児童公園から函館どつく電停渡り、海側へ100mほど進むと目の前に工場らしき建物があり、行き止まりになっているように見え、白い標柱がひっそりと建っていて、弁天台場跡と書かれていますのでここが本来の砲台の跡地となります。
函館どつく周辺には新選組ゆかりの地「国華山高龍寺」「称名寺」も徒歩圏内なので一緒に訪れてみてはいかがですか?
弁天台場跡と永井玄蕃モニュメント滞在時間
函館どつく電停を降りて入舟児童公園の石碑や案内板を見て写真を撮って、100mほど離れた弁天台場跡の標柱を見に行って函館どつく電停に戻った実際の弁天台場跡と永井玄蕃モニュメント滞在時間は15分でした。
実際に訪れた満足度は、弁天台場跡には何も痕跡も無くただ単に標柱があるだけなので、称名寺なども同じ電停なので路面電車待ち時間に訪れるぐらいですね。
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】JR函館本線・函館駅
北海道新幹線の新函館北斗駅から普通列車で26分、快速はこだてライナーで最短19分で行くことができ、料金は440円です。
特急北斗を利用しても快速函館ライナーと時間は変わらず、特急料金320円が加算されて760円となります。
港沿いを歩いて15分ほどで金森赤レンガ倉庫を通り過ぎ、さらに15分ほど歩くと函館どつくにたどり着くので、函館市内を散策しながらのんびり30分かけて弁天台場跡行くこともできます。
【最寄り電停】函館市電・函館どつく電停
函館駅からバスロータリーの反対側、200mほど歩いたところにある函館市電の函館駅前電停から、函館どつく行きの函館市電に乗車して、15分・230円で行くことができます。
永井玄蕃モニュメントと「弁天岬台場跡」の説明版や新選組最後の地碑は函館どつく電停目の前にある「入舟児童公園」内に設置されています。
また、実際に弁天岬台場があった場所は入舟児童公園ではなく、函館どつく電停から海側へ100mほど歩いた場所に標柱のみ設置されています。
【路線バス】函館バス・入舟町バス停
最寄りの函館どつくバス停は毎週金曜日しかバスの運行がありませんし、200m離れた入舟町バス停も函館駅からは乗り入れていませんので、函館駅から400m離れた「棒二森屋前」バス停から乗車し、11分・240円です。
ただし運行本数が1時間に1~2本なので、運行本数が多い函館市電で訪れることをおススメします。
弁天台場跡がフリーエリア内になっている通年販売のフリーきっぷは下記の4種類です。
アクセス(マイカー・レンタカー)
函館空港から国道278号線を通り約11㎞・25分程で弁天台場跡と永井玄蕃モニュメントへ行くことができます。
弁天台場跡基本情報
住所 | 北海道函館市弁天町20 |
営業時間 | いつでも可 |
料金 | 無料 |
公式サイト | なし |
駅からバス | 函館駅 |
コインロッカー | 函館駅 |
駐車場
弁天台場跡と永井玄蕃モニュメントには駐車場はありませんので、函館市電や徒歩で訪れることをおススメします。
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