1887年で当時の檜山郡と爾志郡を管轄する郡役所として建設され、その後江刺警察署や江差町役場分庁舎などに使われ、現在では北海道内に唯一残る郡役所建物となってしまいました。
箱館戦争当時、新選組・土方歳三と榎本武揚が沈みゆく開陽丸をここから眺め、土方歳三が嘆きながら叩いたことにより曲がってしまったと言われている松の木も現存していますので、新選組や土方歳三ファンが訪れる場所としても有名なので、道南観光の際には訪れてみてはいかがですか?
旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】 北海道新幹線・木古内駅
JR江差線の終着駅「江差駅」でしたが、北海道新幹線開業の2年前2014年に廃線と共に廃駅となり、もう存在しないので最寄り駅は北海道新幹線と道南いさりび鉄道の木古内駅になります。
函館駅からだと道南いさりび鉄道が函館駅まで乗り入れているので、乗り換えなしで約1時間・1,170円です。
または、江差までの路線バスが運行されている北海道新幹線・新函館北斗駅(約1時間15分・1,900円)や、JR函館本線・八雲駅(約1時間50分・1,750円)でも行くことが可能です。
路線バス
函館駅から函館駅前バス停1番のりばから函館バス610系統で江差バスターミナル行きは発着し、新函館北斗駅を経由して「中歌町」バス停下車して約200m・4分程歩けば到着します。
バス乗車時間は約2時間15分・1,900円です。
または、木古内駅から函館バス631・632系統で江差方面へ行くバスで「中歌町」まで、バス乗車時間は約1時間35分・1,250円でも行くことができます。
「江差・松前周遊フリーパス」利用ならば、フリーエリア内なので追加費用無しで行くことができますので、行かなきゃ損ですよ!
※ただし八雲駅~おとべ荘前の間はエリア外です

アクセス(マイカー・レンタカー)
函館空港から国道227号線を通り約80㎞・約2時間程で旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)へ行くことができます。
また、年間通して販売されているわけではないのですが、NEXCO東日本ではETC専用の高速道路版フリーパスを期間限定で販売していますので、お出かけ前には要チェックです。

駐車場
旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)の駐車場が利用できますが数台程度しかありませんので、満車の場合は江差町役場の駐車場が無料で利用できます。
住所 | 北海道檜山郡江差町中歌町112 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | 大人300円 高校以下150円 |
公式サイト | 江差町観光協会 |
駅からバス | 函館駅からバス利用可 |
旧檜山爾志郡役所滞在時間

旧檜山爾志郡役所にある土方歳三ゆかりの嘆きの松を見てから、江差町郷土資料館を見て回ったら旧檜山爾志郡役所滞在時間は30分でした。
土方歳三ゆかりの嘆きの松

土方歳三と榎本武揚が沈みゆく開陽丸をここから眺め、土方歳三が嘆きながら叩いたことにより曲がってしまったと言われている松の木が現存しているので、土方歳三ファンが同じ場所から海を見る為に訪れる場所として有名です。
函館からは車で1時間30分程離れているので、新選組や土方歳三ファンは同じ江差町にあり1.6㎞程離れた場所にある「開陽丸記念館」と一緒に訪れる観光コースが定番になっています。
旧江差駅資料展示
受付で300円現金で支払って旧檜山爾志郡役所の中へ入って左側にすぐのところに江差線に関するコーナーがあります。

江差町には、1936年に全線開通した国鉄江差線がJR発足後もJR江差線として運行されていましたが、2014年5月12日に江差~木古内間が廃線となりました。

そして廃線後に江差駅前の空き店舗に江差線があったことを後世に伝えるために、江差町ではJR北海道から寄贈された江差線の備品などが展示されていましたが、2021年8月より「旧檜山爾志郡役所」に移転されました。

江差線資料館には、初めて見る国鉄時代の道南エリアの路線図も展示されていて、青函トンネルと海峡線がまだ完成していないので表示がない代わりに、松前線など廃線になった数々の路線が掲載されています。

ガラスショーケースの中には江差駅で使われていた備品も大切に保管・展示されています。

よく見ると、廃線当日の新聞や記念きっぷなども飾られ、見ることができるので鉄道ファンも楽しめる施設になっています。
江差町郷土資料館

旧檜山爾志郡役所は現在江差町の郷土資料館として利用されていて、古い町並みを保存されている「いにしえ街道」沿いの高台にある洋風建築物で、警察署として使われていた当時の取り調べ室や留置所などが再現されています。

江差町はニシン漁で栄えていたので、当時の資料などもまとめて展示されています。

そしてニシン漁などの拠点で江差のシンボルでもあるかもめ島の絵図も展示されています。

資料は1階と2階に展示スペースがあり、江差町に関する暮らしなど様々な資料を見ることができます。

そして2階に上がると正面の窓からベランダに出ると江差の町並みが一望できるので、かもめ島と海も見ることができます。

箱館戦争や新選組・土方歳三ゆかりの地めぐり
函館市内や江差など箱館戦争や土方歳三ゆかりの地が数多く存在し、150年以上経過しているのにもかかわらず現在でも語り継がれ、花やお供え物が絶えないので函館観光の目的として「箱館戦争や土方歳三ゆかりの地めぐり」をしてみませんか?
函館市内








江差町


旧檜山爾志郡役所など江差町に行くならば、同じ江差・上ノ国・乙部町エリアにある観光スポットへ訪れてみませんか?
函館から北西へ1時間30分、松前から北へ1時間40分ほどで行くことができ「江差・松前周遊フリーパス」のフリーエリアになっている函館観光スポットをご紹介します。
日本海側に移動できるので夕日がとても綺麗に見られる場所が多くありますので、それまでに新選組や土方歳三ゆかりの地の江差など観光を済ませてることをおススメします。
上ノ国町
道の駅上ノ国もんじゅ



函館から西へ約80㎞に位置し日本海側に面する上ノ国町は「北海道発祥の地上ノ国」と言われているのをご存知でしたか?
日本海の絶景を見ながら地元名産品のヒラメやゴジラ海老、いちごを使ってスイーツなどを食べることができ、函館駅や木古内駅から車が無くても電車とバスで行くことができる「道の駅もんじゅ」をご紹介しますので、訪れてみてはいかがですか?
住所 | 北海道檜山郡上ノ国町原歌3 |
営業時間 | いつでも可 売店・レストラン9:00~17:00 |
料金 | 無料 |
駅からバス | 木古内駅からバス利用可 |

北海道夜明けの塔



松前藩が置かれる前の15世紀頃から16世紀までの中世時代には、北海道の政治・経済の中心都市で外国や本州との貿易の拠点であった上ノ国町をご存知ですか?
現在では函館駅から鉄道で行くことができた江差線「上ノ国駅」も廃線により無くなりましたが、車が無くても電車とバスで行くことができ、風力発電の轟音を聞きながら江差方面が一望できる「北海道夜明けの塔」をご紹介しますので、訪れてみてはいかがですか?
住所 | 北海道檜山郡上ノ国町 |
営業時間 | いつでも可 勝山館10:00~16:00 |
料金 | 無料 |
駅からバス | 木古内駅からバス利用可 |

江差町
JR江差線江差駅遺構モニュメント



道南いさりび鉄道は元々JR江差線で木古内が終点に今はなっていますが、更に北西へ進み江差町まで運行されていたのをご存知ですか?
現在は函館バスが函館駅から新函館北斗駅経由で運行されていたり、木古内駅からもバスが利用できますが鉄道があったことを後世に伝える為に、モニュメントが設置されているJR江差線江差駅跡をご紹介しますので、訪れてみてはいかがですか?
住所 | 檜山郡江差町字陣屋町165 |
営業時間 | 9:00~18:00 ※月曜定休 |
料金 | 無料 |
駅からバス | 函館駅からバス利用可 |

いにしえ街道



江戸時代に日本海の貿易拠点として、ニシン取引などで利用されていた問屋や蔵などが多くある歴史的建造物が、数多く残る場所をご存知ですか?
今は無きJR江差線の終着駅でもある江差町には車が無くてもバスで訪れることができ、2004年に江戸時代の建造物群が残る通りを「いにしえ街道」として再整備したのでご紹介しますので、訪れてみてはいかがですか?
住所 | 北海道檜山郡江差町姥神町 |
営業時間 | いつでも可 |
料金 | 無料 |
駅からバス | 函館駅からバス利用可 |

開陽丸記念館



新選組や土方歳三ゆかりの地といえば函館周辺に数多くありますが、日本海側の江差町にもゆかりの地があることをご存知ですか?
函館戦争から100年経過した昭和50年ごろから海底調査を行い、引き揚げられた品々が一般公開されている「開陽丸記念館」へ車が無くてもバスで行くことができるのでご紹介しますので、訪れてみてはいかがですか?
住所 | 北海道檜山郡江差町姥神町1-10 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | 大人500円 高校以下250円 (開陽丸記念館) |
駅からバス | 函館駅からバス利用可 |

かもめ島(鴎島)

江戸時代から続くニシン漁など貿易の拠点だった江差のシンボルで、周囲約2.6㎞の小さな小島で日本海に翼を広げたかもめの姿になぞられた島をご存知ですか?
開陽丸記念館やいにしえ街道も徒歩圏内にあり、江差観光の拠点で函館駅から車が無くてもバスで行ける「かもめ島」をご紹介しますので、訪れてみてはいかがですか?
住所 | 北海道檜山郡江差町姥神町1 |
営業時間 | いつでも可 |
料金 | 無料 |
駅からバス | 函館駅からバス利用可 |

土方歳三の嘆きの松と旧檜山爾志郡役所



1887年に作られた郡役所建物で北海道内に唯一残る建物に、土方歳三ゆかりの嘆きの松があるのをご存知ですか?
箱館戦争当時、新選組・土方歳三と榎本武揚が沈みゆく開陽丸をここから眺め、土方歳三が嘆きながら叩いたことにより曲がってしまったと言われている松の木も現存していますので、新選組や土方歳三ファンが訪れる場所としても有名な「旧檜山爾志郡役所」をご紹介しますので、訪れてみてはいかがですか?
住所 | 北海道檜山郡江差町中歌町112 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | 大人300円 高校以下150円 |
駅からバス | 函館駅からバス利用可 |

乙部町
くぐり岩とシラフラ



砂浜から海に突き出た白い地層が重なってできている岸壁に、不自然にポッカリと穴が開いている不思議な岩がある場所をご存知ですか?
これは自然にできたものではなく、ニシン漁が盛んだった江戸時代の漁師たちがこの海岸線を陸路として使用していた為に、岩を迂回するのが面倒なので、穴をあけて通行しやすくするために作り、その名の通りくぐって渡っていた為に「くぐり岩」と名付けられました。
そしてくぐり岩から南へ高さ30m・長さ4㎞にも連なるシラフラと言われる断崖絶壁をご紹介しますので、車が無くてもバスで行くことができるので訪れてみてはいかがですか?
住所 | 北海道爾志郡乙部町滝瀬 |
営業時間 | いつでも可 |
料金 | 無料 |
駅からバス | 江差からバス利用可 |

箱館戦争官軍上陸の地碑



新選組や土方歳三などの箱館戦争(戊辰戦争)に関わった歴史上の人物を紹介する「みなみ北海道最後の武士達の物語」のモニュメントも設置されて、観光スポットとして注目されている場所をご存知ですか?
函館駅からバスで江差バスターミナル経由で訪れることができる「箱館戦争官軍上陸の地碑」をご紹介しますので、訪れてみてはいかがですか?
住所 | 北海道爾志郡乙部町字緑町1070-1 |
営業時間 | いつでも可 |
料金 | 無料 |
駅からバス | 江差からバス利用可 |

白亜の断崖絶壁「館の岬」



道南・桧山地方の乙部町の海岸線には、海底の砂が堆積してできた地層が隆起した白亜の断崖とも呼ばれている場所をご存知ですか?
車が無くても江差町からも木古内駅からも函館駅からもバスで行くことができ、青い空と海に中にミルフィーユのように何層にも重なった地層がむき出しで見られる景色は神秘的な「館の岬」をご紹介しますので訪れてみてはいかがですか?
住所 | 北海道爾志郡乙部町館浦135 |
営業時間 | いつでも可 |
料金 | 無料 |
駅からバス | 江差からバス利用可 |

元和台海浜公園

江差・松前周遊フリーパスのギリギリエリア内に入っている場所で、地元乙部町の海鮮丼や生うにを使ったラーメンなどを味わうことができる地元では有名な公園をご存知ですか?
冬季休業で例年4月~11月までしか営業していないのですが、高台に位置しているので目の前に日本海の広大な景色が見られ、江差の古い町並みエリアから直通バスで30分程で行くことができる「元和台海浜公園」をご紹介しますので、訪れてみてはいかがですか?
住所 | 北海道爾志郡乙部町字元和51 |
営業時間 | いつでも可 レストラン11:00~15:00 |
料金 | 無料 |
駅からバス | 函館駅からバス利用可 |
