新橋駅から横間浜駅まで日本最初に開通した鉄道の新橋駅の場所は、実は現在のJR新橋駅とは違うということをご存じですか?
1872年に開業した当時の新橋駅の場所は250mほど離れた場所にあり、汐留エリアの再開発の時に新橋停車場の基礎や階段・ホームなどが発見されて、当時の文献などを参考にして復元され無料で見学できる鉄道遺構をご紹介しますので、訪れてみてはいかがですか?
旧新橋停車場
旧新橋停車場は周りの汐留エリアの高層ビル群の中にあるので、周りからは目立たず見つけづらいかもしれませんが、昭和通り沿いで蓬莱橋近くでパナソニックのビルと汐留シティーセンターに挟まれた場所にひっそりとあります。

明らかに周り建物とは異なるのですぐにわかる外観となっていて、この旧新橋停車場の建物の中には鉄道歴史展示室があり、鉄道の展示物などを見ることができてしかも無料となっています。
入口の左側には発掘で見つかったプラットホームの一部を見ることができ、建物中からも同じような目線で見ることができます。

展示物は写真撮影不可のエリアとなっているのですが、2階に上がってすぐの場所がSLパネルを一緒に撮影できるフォトスポット台があります。

そしてホーム部分の復元エリアに行けば、日本の鉄道発祥の出発点0マイル標識や線路も含めてホームなどが復元されて鉄道遺構として当時の面影を見ることができますので、訪れてみてはいかがですか?

新橋駅トリックアート
ちなみに鉄道開業150周年記念として新橋駅南改札にはE5系新幹線のトリックアート展示があり、改札を出て近づいた位置から見ると先頭の顔がつぶれて変な形に見えます。

足元にあるトリックアート撮影ポジションと書かれた場所から見れば・・・

見事に立体的に見ることができますよ!
新橋停車場滞在時間
訪れたのは浜離宮恩賜庭園の菜の花畑を見に行った帰りに新橋駅までの途中にあるので、歴史的な鉄道遺構を見に立ち寄ってひと回りしただけでしたので、新橋停車場滞在時間は20分でした。

実際に訪れた満足度は、展示物が多いわけではないので資料館としては5分程で、ココが鉄道発祥の地なんだと感じられるだけの場所です。
アクセス(電車・バス)


【最寄り駅】JR東海道本線・新橋駅
東京駅から東海道本線ならば隣駅、山手線でも2つ目の「新橋駅」から歩いて250m・4分で行くことができます。
- 東海道本線・新橋駅
アクセス(マイカー・レンタカー)
東京から約5㎞です。
駐車場
旧新橋停車場には一般用の駐車場はありませんので、近隣のコインパーキングを利用します。
お得なフリーきっぷ
東京都内のJR・地下鉄が乗り放題になるフリーきっぷがいくつかあります。


土日祝日やGW期間ならば、東京近郊区間が乗り放題になります。


旧新橋停車場基本情報
住所 | 東京都港区東新橋1-5-3 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
入場料 | 無料 |
公式サイト | 旧新橋停車場資料室 |
駅からバス | JR新橋駅から徒歩圏内 |
東京の人気ホテルやお得なクーポン
おススメ鉄道遺構・ビュースポット
-
小樽市総合博物館本館で鉄道関連資料や実車展示も冬は本館のみ公開
北海道鉄道発祥の地で旧交通記念館の跡地に建てられ、蒸気機関車「しづか号」の屋内展示があり、そのほかにも北海道の鉄道に関する資料も多数展示されている「小樽市総… -
道の駅しりうちの新幹線展望塔からのビュースポットへ函館バス利用
「道の駅しりうち」内に設置された新幹線展望台で、青函トンネル出入り口に近い「青函トンネル記念撮影台」とは約1㎞離れていますが、ここは少し高い位置から見ることが… -
青函トンネル記念館へ体験坑道から竜飛定点(旧・竜飛海底駅)へ
北海道と本州・青森県を繋ぐ全長53.85キロメートルの世界で2番目に長い、海底トンネル「青函トンネル」の本州側の緊急時の避難場所で、北海道新幹線開通前には海底駅が… -
青函トンネル北海道側出入口の知内ビュースポットへ木古内駅からバス
元々は何も無い所だったのですが、青函トンネルの北海道側の出口から北海道新幹線が顔を出す場所なので、知内観光協会がビュースポットにする為に写真撮影台を設置され… -
日本一流氷に近い駅「北浜駅」には展望台があるJR釧網本線の有名駅
冬になると流氷が流れ着く網走沿岸で、オホーツク海に面したJR釧網本線の北浜駅は流氷が接岸する駅として有名です。 その為に駅舎横には展望台は設置されていて、誰でも… -
フレトイ展望台からのJR釧網本線の浜小清水駅とオホーツク海の絶景
オオハクチョウを濤沸湖で間近で見終えて秘境駅で有名な止別駅を目指して車を走らせていたら、JR釧網本線の浜小清水駅と道の駅「葉菜野花小清水」が一緒になっていたの…
東京都内のおススメ観光スポット
-
パワースポット日枝神社の藤の花へ朱色の社殿とのコラボレーション
【藤の花見頃】4月中旬~4月下旬 日本の政治の中心でもある千代田区永田町に厄除け・安産・縁結び・商売繁盛・社運隆昌のパワースポットとして、人気のある神社に立派な… -
東京都内で電車やバスで黄色の絶景へなのはな祭りや菜の花畑名所3選
【東京都内の菜の花畑名所】 新しい年が始まり寒い冬の日が続きますが、東京都内で春の訪れをひと足早く感じることができる菜の花が辺り一面咲き誇る絶景を車が無くても… -
小石川後楽園の藤の花へ徳川家屋敷として作られた日本庭園も散策
【藤の花見頃】4月中旬~4月下旬 東京ドームや東京ドームシティアトラクションズ(後楽園遊園地)と同じ敷地にある小石川後楽園をご存知ですか? 江戸時代に徳川家の屋… -
葛西臨海公園には10万本の菜の花とスイセンが広場に広がる絶景へ
例年3月中旬~4月上旬頃が菜の花の見頃となり、桜の開花と重なれば桜並木と菜の花が同時に都心で見られるのをご存知ですか? 車が無くても電車とバスで行くことができる… -
亀戸天神の藤棚と東京スカイツリーが一緒に見られるスポット
【藤の花見頃】4月下旬~GW頃 全国に藤の花の名所はたくさんありますが、藤棚と東京スカイツリーが一緒に見ることができる貴重場所をご存知ですか? 2023年4月15日~202… -
せたがや梅まつりへ650本ある羽根木公園梅林は都内屈指の観梅名所
2023年2月11日~3月5日まで梅の花が見頃となり、昭和42年に55本の梅を記念植樹開始してから年々本数を増やしていき、現在は650本と都内有数の本数まで増やしている梅林…