国鉄戸井線として五稜郭から湯の川を通り、現在の国道278号線沿いに戦時中に計画・建設が始まりましたが、資材不足の為に完成まで残り2.8㎞を残したところで建設中止となり、そのまま廃線となってしまいました。
ただ建設当時のままの鉄道遺構が現存している汐首町には、コンクリートアーチ橋を見ることができローマの水道橋を思わせるようなアーチ橋で近代的土木遺産として注目されていますので、一度訪れてみてはいかがですか?

旧戸井線コンクリートアーチ橋
汐首岬のアーチ橋
第2次世界大戦中に建設されたアーチ橋が現存しているのもすごい事なのですが、一度も鉄道が走らなかったとても不運なアーチ橋。

望遠レンズでアーチ橋を見てみると、かなり劣化しているように見え、調べてみると戦時中に建設されていた為に物資不足で粗悪なコンクリートで鉄筋も入っているか不明とのことで、いつまで見られるか分からないそうです。

劣化がひどいのは国道を挟んだ反対側はすぐ津軽海峡なので潮風が強いのも理解できますね。

函館たびするパスポートを利用してバスで戸井線コンクリートアーチ橋へ行くならば、汐首灯台バス停下車して写真を撮って、恵山方面へ行くならば1時間~2時間に1本しかバスが無いので時間を持て余してしまうと思います。
そこで、函館方面に戻るバスを利用すれば、時間帯により15分後ぐらいに乗車できますが時間を効率よくするならばレンタカー利用がおススメです。
次は恵山と津軽海峡が一望できる「道の駅なとわ・えさん」へ出発しました。

戸井線コンクリートアーチ橋滞在時間

レンタカーを路側帯に停めて写真を撮っただけなので、戸井線コンクリートアーチ橋滞在時間は5分でした。

実際に訪れた満足度は、一度は見ておきたい鉄道遺構で、目の前に巨大なアーチ橋には圧巻です。
ただ興味がない人にはおススメしません。
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】JR函館本線・函館駅
北海道新幹線・新函館北斗駅から「快速はこだてライナー」で最短19分・440円で、駅の目の前にバスロータリーが広がっています。
特急「北斗」利用ならば17分で特急券込みで760円となります。
【路線バス】函館バス・汐首灯台バス停
函館駅前バス停6番のりばからの函館バス・91系統で「汐首灯台」バス停まで、約1時間・880円で、戸井線コンクリートアーチ橋のビュースポットまで150mなので徒歩2分程です。
幻の鉄道遺構・戸井線コンクリートアーチ橋へバスで往復すると1,760円かかるので、「はこだて旅するパスポート」ならばフリーエリア内になるので、お得に行くことができます。


アクセス(マイカー・レンタカー)
函館駅から国道278号線を通り約23㎞・30分程で戸井線コンクリートアーチ橋へ行くことができます。
戸井線コンクリートアーチ橋基本情報
住所 | 北海道函館市汐首町 |
営業時間 | いつでも可 |
料金 | 無料 |
公式サイト | なし |
駅からバス | JR函館駅からバス利用可 |
駐車場
戸井線コンクリートアーチ橋には駐車場はありませんが、側道があるので車を停車させることができます。
恵山周辺の人気ホテルやお得なクーポン


ホテル恵風
一度に二種類の泉質を堪能できる七種類の浴槽。
源泉は美人の湯と呼ばれる「炭酸水素塩泉」と殺菌効果の「ナトリウム塩化塩泉」。
地元の温泉ファンはもちろん、恵山トレッキングを終えてのリフレッシュ入浴にもオススメ
道南東部・渡島地方のおススメ観光スポット
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