中湧別駅|バスで行ける名寄本線の廃線跡、保存車両を10分で巡る

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この記事でわかること
  • 名寄本線の廃止の背景と、中湧別駅の見どころ・保存車両
  • 公共交通機関(路線バス)だけで行けるアクセス方法
  • 見学時の注意点(車両内部は見学不可など)
  • 隣接する道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯の基本情報

北海道紋別郡湧別町の「道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯」に隣接する上湧別百年記念公園には、1989年5月1日に廃止された旧国鉄名寄本線・中湧別駅の遺構が今も保存されています。

プラットフォームや木造跨線橋、ラッセル車・緩急車といった往年の車両を間近に見られる、鉄道ファンでなくても立ち寄る価値のあるスポットです。

まずは、中湧別駅観光の結論からお伝えします。

【結論】中湧別駅観光のまとめ
  • 見学は無料、ひと通り見るなら5〜10分程度で回れる
  • バス停「中湧別(文化センター前)」の目の前で、公共交通機関だけでもアクセス可能
  • 保存車両は老朽化のため内部見学は不可、外観の見学のみ
目次

中湧別駅の見どころ・体験談

中湧別駅の見どころは、プラットフォームや木造跨線橋に加えて保存されているラッセル車・緩急車2両で、いずれも老朽化により内部には入れないものの、間近で外観を見学できます。

名寄本線は、名寄駅と遠軽駅を結ぶ本線143.0km(中湧別駅〜湧別駅間の支線4.9kmを含む)からなる路線で、前身の名寄線が1921年に全通しました。

1980年の国鉄再建法施行を受けて特定地方交通線に指定、1985年8月に追加承認され、同年度の営業係数は1792で全国ワースト10位、赤字額は65億4600万円にのぼっていました。

沿線自治体による第三セクターでの存続も検討されましたが、財政負担の大きさから実現せず、1988年11月24日にバス転換が正式決定。

1989年4月30日の営業を最後に、68年の歴史に幕を下ろしました。

おススメ度
残念
1
2
3
4
5
満足
波乗りアヒル

実際に訪れた体験談として、廃駅というと寂れたイメージがありましたが、保存状態が良くて驚きました。
バスの待ち時間にふらっと立ち寄るのにちょうどいい距離感です。

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時刻行動
12:05道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯に到着。
ちょうど遠軽駅行きのバスが発車するところでした。
12:06バスを見送り、隣接する旧中湧別駅の保存エリアへ
12:07プラットフォームと保存車両を見渡せる位置まで移動
12:08ホームの駅名標や、施錠された木造跨線橋の階段を見学
12:09踏切跡から緩急車とラッセル車をローアングルで撮影
12:11撮影終了し、道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯へトイレ休憩

実際に訪れたのは2025年9月3日、鶴沼原生花園でアッケシソウの群落を眺めた後、道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯へ移動しました。

到着したのは12時05分、ちょうど遠軽駅行きのバスが発車するところに居合わせました。

中湧別文化センターのバスターミナルから出発する遠軽駅行きの路線バス
中湧別文化センター「トム」バスターミナルから遠軽駅行きのバスが出発

バスを見送ってから振り返えった位置が、バスターミナルのすぐ隣に旧中湧別駅の保存エリアになっていて、奥に道の駅が隣接しています。

中湧別文化センターのバスターミナルと隣接する旧中湧別駅保存エリアの位置関係
バスターミナルのすぐそばに保存されている旧中湧別駅

少し移動して、保存エリア全体を見渡せる位置から撮影しました。

プラットフォームに沿って車両が並ぶ様子は、廃止から30年以上経った今も当時の雰囲気を色濃く残しています。

旧中湧別駅に保存されているプラットフォームと鉄道車両の全景
プラットフォームと保存車両が並ぶ旧中湧別駅の保存エリア全景

ホームには「中湧別」の駅名標がそのまま残されていて、名寄本線が走っていた頃の面影を伝える、印象的な一枚です。

旧中湧別駅のホームに保存されている駅名標
ホームに今も残る「中湧別駅」の駅名標

ホームの端には木造の跨線橋へ続く階段がありましたが、老朽化のため現在は扉が閉められ施錠されており、上ることはできません。

使用されなくなり施錠された旧中湧別駅の木造跨線橋の階段入口
現在は施錠され使われていない木造跨線橋への階段

保存エリアに残る踏切跡からローアングルで見上げると、緩急車とラッセル車が並んで展示されているのが見えました。冬の除雪を担っていたラッセル車を間近で見られる機会は少なく、記念になる一枚です。

旧中湧別駅の踏切跡からローアングルで撮影した緩急車とラッセル車
踏切跡から見上げる緩急車とラッセル車

最後に撮影したのが、隣接する道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯の建物で、保存エリアの見学だけならごく短時間で済み、道の駅で休憩や食事を合わせても立ち寄りやすいスポットだと感じました。

旧中湧別駅に隣接する道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯の建物外観
隣接する道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯

中湧別駅を訪れる際の注意点

見学前に押さえておきたい注意点は次の5つです。

  • 車両内部は見学不可:緩急車・ラッセル車は老朽化のためドアが閉まっており、外観のみ見学できます
  • 屋外展示の開設期間:上湧別百年記念公園の開設期間は5月〜10月で、それ以外の時期は積雪等で見学しづらい場合があります
  • 跨線橋は施錠:木造跨線橋への階段は安全確保のため施錠されており、立ち入りできません
  • 駐車場の混雑:隣接する道の駅の駐車場は414台と広いですが、チューリップの開花シーズンなどは混雑することがあります
  • バスの本数:隣接バスターミナル発着の路線バスは本数が限られるため、事前に時刻表を確認しておくと安心です

中湧別駅へのアクセス方法

中湧別駅は道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯に隣接しており、公共交通機関だけでも問題なくアクセスできます。

電車でのアクセス

中湧別駅自体は名寄本線の廃止とともに廃駅となっているため、現在この駅に列車が乗り入れることはありません。最寄りのJR駅はJR石北本線の遠軽駅で、そこから路線バスに乗り継ぎます。

路線バスでのアクセス

遠軽駅からは、北海道北見バスと北紋バスが共同運行する湧別紋別線で「中湧別(文化センター前)」バス停まで行けます。バス停の目の前が保存エリアの入り口なので、車がなくても気軽に立ち寄れるのがこのスポットの魅力です。運行本数は多くないため、事前に時刻表を確認しておくと安心です。

マイカー・レンタカーでのアクセス

車で訪れる場合は、隣接する道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯の駐車場(大型8台・普通車414台)を利用できます。駐車場から保存エリアまでは徒歩1分ほどです。

中湧別駅(上湧別百年記念公園)基本情報

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項目詳細
名称中湧別駅(旧国鉄名寄本線)/上湧別百年記念公園
住所北海道紋別郡湧別町中湧別中町3020番地の1
営業時間屋外保存エリアの開設期間は5月〜10月
隣接する道の駅は4〜11月10:00〜22:00、12〜3月11:00〜21:00
料金見学無料(車両内部の見学は不可)
最寄駅・バス遠軽駅からバス利用可
バス停「中湧別(文化センター前)」下車すぐ
コインロッカー特になし(隣接の道の駅館内で要確認)
駐車場隣接の道の駅駐車場を利用可能
公式サイト湧別町公式サイト(上湧別百年記念公園)
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