日光市の北部で鬼怒川温泉のさらに奥地にある湯西川温泉には平家落人伝説があり、秘話・伝説などが現代に伝える役目を果たすために「平家の里」が復元されています。
秋になると復元された茅葺屋根と真っ赤な紅葉が鮮やかに見られる場所として知られて、日光の隠れた紅葉穴場スポットでもあります。
平家の里は湯西川温泉郷にあるので、日帰り温泉や宿泊でも訪れることができて、雪が降り始める前の11月末までは湯西川ダム湖に水陸両用のダックツアーも行われているので、紅葉と一緒にたっぷり楽しんでみてはいかがですか?
湯西川温泉・平家の里
日光での紅葉と言えば中禅寺湖周辺や奥日光の戦場ヶ原などが有名なので、真っ先に思い浮かぶと思いますがピーク時には日光駅付近から延々といろは坂も渋滞で2時間ぐらいかかる事もあります。
そこで、同じ日光でも北部にあり、途中無料足湯などもあり空いていそうな湯西川温泉の平家の里へ訪れてみました。
湯西川温泉駅と道の駅湯西川
鬼怒川温泉を通り過ぎ鬼怒川沿いに北上し、川治温泉を更に北上すると湯西川温泉駅と道の駅・湯西川が一体になった駅に到着します。
ここは、鉄道駅・道の駅・バス発着所が一体になっていて、地物名産品が販売されていたり、鹿肉コロッケという名産も味わうことができるのはもちろん、無料の足湯もあるので休憩にはちょうどいい場所になり、道路からは湯西川橋梁を通過する野岩鉄道の車両を見ることができました。
そして観光拠点として、水陸両用バス「湯西川ダックツアー」の発着所にもなっていて、湯西川ダム湖まで陸上をバス走行してダム湖には船として楽しめて、ちょうどいい時間帯の出発があったのですが大人1人3,300円とちょっと高価でしたので、今回はパスしました。
道の駅の食堂で地元特産の手打ちそばという触れ込みにつられて温かい蕎麦を食べて、待っている間にスマホを見たらワイモバイルは圏外!!
予備のau「povo」は安定のアンテナ3本で何の問題も無く繋がってくれたので一安心で、食事の支払いは現金のみでしたが自動販売機でドリンクを買う時もやはりワイモバイルはアンテナが1本だったり0本なので、アプリも立ち上がらなかったのでソフトバンクやワイモバイルユーザーはご注意くださいね。
湯西川水の郷
湯西川温泉駅を出発して15分程車を走らせると、突然左側に大きな吊り橋が見えてきたので気になったので立ち寄ってみたら、湯西川ダックツアーのもう一つの発着所でもある「湯西川水の郷」という地元の観光拠点でした。
無料駐車場に車を止めて水の郷建物の方へ歩いて振り返ると、雲ひとつない晴天と色づいた大和真っ赤な紅葉が綺麗に見られます。
そして左側には湯西川が流れていて吊り橋がかけられています。
誰も吊り橋を渡る人がいないので、おそらく対岸には何もないのだと思いましたので確認の為渡って見ると、予想通り何もなさそうですね。
一部の木が黄色や赤にいるづいているのが見られる程度でしたが、山全体が黄色くなっているのが見られました。
湯西川温泉の水の郷吊り橋を渡ってみましたが公園と称する広場があるだけで、特に何もなかったでしたがこのようなのどかな景色を見ることができます。
つり橋を戻り建物の方へ進むと、先ほどの道の駅湯西川と同じように足湯・お土産屋さん・食事何処がありましたが、かなり空いていたのでゆっくりとすることができます。
道の駅湯西川が混雑していた時は、ちょっと車を走らせてここ「水の郷」を利用したほうが空いているのでオススメの休憩スポットですよ。
平家の里
湯西川水の郷を出発すると湯西川温泉街なので道も狭くなりホテルや旅館が立ち並ぶ、昔ながらの温泉街をみながら5分程車を走らせると、平家の里の案内板が繰り返し見ることができるので迷わず行くことができます。
平家の里の入口と道路を挟んだ右側に大きな駐車場があるので車を止めることができ、鬼怒川温泉駅や湯西川温泉駅からのバス停も目の前にありますので、「まるごと日光・鬼怒川東武フリーパス」を利用すれば追加料金無しでここまで来ることができます。
入口を入って左に進むと入場料を支払う窓口になり、現金以外にPayPayでも支払いができましたがアンテナが1本しか立っていなかったワイモバイルの電波が安定せず、なかなか画面表示がされない!
他に並んでいるお客さんのいなかったので焦る事が無く良かったのですが、1分待ったら限界ですよね。
そこでpovoに切り替えたらアンテナ3本!無事決済できました。
平家の里の園内にはいくつかの建物があり、全て茅葺屋根で当時の平家の人々が暮らしていた状態が復元されています。
そして茅葺屋根で復元された建物の中に入ると、当時の生活を再現されていて囲炉裏がある食事をしていたであろう場所や当時の品々が展示されています。
また、別の茅葺屋根の建物の中には展示館になっていて平安絵巻に基づく道具・兜・鎧などが展示されています。
そして隣には平清盛公の像が鎮座しています。
平家の里は展示物だけではなく、向かいの建物には軽食やアイス・飲料が購入できる売店や休憩所もありました。
そして本来は平家の里の伝統を伝える為の伝統芸能の部隊がある建物は、残念ながら大雨の影響なのか崩れ落ちてしまってブルーシート状態でした。
そして一番奥まで歩いて行くと、平家の里が完成した時に下関赤間神宮より分祀された、湯西川赤間神社が鎮座していてここには源平壇ノ浦の戦いで、平家一門と共にわずか8歳で身を投じられた安徳天皇を祀る神社です。
10月末になると日光市でも北部までくると紅葉も始まっているので、真っ赤な紅葉や色づいた木々と茅葺屋根が見られるので、一度は訪れてみてはいかがですか?
時代を感じさせる平家の里ですが、売店の前にはやっぱりありますよね、フォトスポット!
ちなみに、平家の里駐車場の隣の森には、平清盛公の御神木が祀られていました。
平家の里滞在時間
訪れたのが10月26日という事もあり、日光中禅寺湖方面の道路案内は渋滞を示して、鬼怒川温泉駅付近や龍王峡も駐車場はほぼ満車状態でしたが、同じ日光エリアでも湯西川温泉付近はとても空いていました。
渋滞も混雑も全く無く、平家の里も10名ぐらいしかいなかったので自由気ままに見たり写真を撮ったりできたのでスムーズに平家の里滞在時間60分過ごすことができました。
訪れた満足度は、何度も訪れたいとは思いませんが、平家伝説を感じられる場所で一緒に紅葉が混雑を避けてゆっくり見られる場所として、一度訪れてみる事をおススメします。
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】東武・鬼怒川温泉駅または野岩鉄道・湯西川温泉駅
浅草駅から東武スカイツリーラインで南栗橋駅へ行き、接続する東武日光線に乗り換えて鬼怒川温泉駅まで約3時間(1,580円)で行くことができます。
鬼怒川温泉駅からバスも利用できますが、野岩鉄道に乗り換えて湯西川温泉駅まで行くと、浅草から約3時間30分・2,100円です。
東武特急「リバティー」を利用すれば乗り換えなしで約2時間30分で湯西川温泉駅まで行くことができ、特急券込みで3,950円で行くことができます。
【路線バス】日光交通バス・湯西川温泉バス停
鬼怒川温泉駅を出て広い広場が広がっているので、左側にポツンと1か所離れた場所に2番のりばバス停があるので、ここから湯西川温泉駅経由の湯西川温泉行きバスが発着しています。
平日は、9:45・12:25・15:20の3本のみで、土日は10:35・13:15・16:15の3本が増発され、終点「湯西川温泉」バス停下車した目の前で、鬼怒川温泉駅から50分・1,800円です。
湯西川温泉駅からは20分・930円なので電車で湯西川温泉まで乗車して、バスに乗った方が400円程お得になります。
アクセス(マイカー・レンタカー)
東京から東北自動車道・宇都宮ICより日光道へ入り今市ICまで約2時間(約150㎞・約4,800円)で行くことができ、今市IC下車してから国道121号線を通るルートで約1時間・45㎞ほどで平家の里に到着します。
駐車場
平家の里駐車場が無料で利用できます。
お得なフリーきっぷ
鉄道の日前後2週間だけ発売されるJR全線乗り放題の「秋の乗り放題パス」発売時期と重なるので、のんびり鉄道旅を楽しむことができますが、東武鉄道の「まるごと鬼怒川・東武フリーパス」が断然お得です。
また、湯西川温泉郷に宿泊するならば、2日間日光交通バスの「湯西川温泉~水の郷観光センター」の間が500円で乗り放題になる「平家の里・水の郷2日間フリーパス」がお得ですよ。
マイカーやレンタカーの場合で高速道路を利用するならば、東北道の宇都宮ICもフリーエリア内になっている「北関東周遊フリーパス」がお得ですよ。
平家の里基本情報
住所 | 栃木県日光市湯西川温泉1042 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
入場料 | 高校以上510円 中学以下250円 PayPay利用可 |
公式サイト | 平家の里 湯西川ダックツアー |
駅からバス | 鬼怒川温泉駅 |
コインロッカー | 鬼怒川温泉駅 |
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