函館市内観光に加えて函館周辺観光も一緒にいくならどこがいいかと悩んでいませんか?
北海道旅行の移動はレンタカーを利用する方が時間を節約できるので一般的ですが、電車とバスを上手に利用すれば移動時間も北海道の絶景を楽しむことができ、バスの待ち時間などで周辺散策で自分だけの北海道を見つけることができるかもしれませんね。
レンタカー利用ならば、1時間~2時間程南西へ行くと道南エリアの渡島地方西部になり、北海道新幹線ビュースポットや海まで伸びる真っすぐな道もあり、北海道最南端の桜の名所松前城など、実際に訪れて感じたことや滞在時間をご紹介いたします。
木古内~知内エリアおススメ観光スポット
函館空港をレンタカーで出発して南西へ木古内町・知内町・福島町・松前町の海岸線を巡るルートで、朝8時頃に出発して函館市内へ戻ったら夕方4時頃だったので、8時間ぐらいのドライブと観光でした。
また、「江差・松前周遊フリーパス」を利用すれば、エリア内の函館バスが2日間または3日間、乗り降り自由となるので、のんびり訪れて楽しむこともできます。
咸臨丸終焉の地サラキ岬とチューリップ
函館駅から海沿いの国道228号線を40分程車で走ると、左側に駐車場に船が飾られているのが見えてきたら「サラキ岬」です。
チューリップフェアが開催されるサラキ岬は、江戸幕府がオランダに発注した軍艦「咸臨丸」が座礁・沈没した場所で北海道への物資運搬にも使われていたので、ニュメントや終焉記念碑、史跡看板などが設置されています。
オランダとの縁もある事からサラキ岬にチューリップ花壇を整備して、毎年5月上旬~中旬までの約2週間、チューリップフェアが開催され60種5万本のチューリップが辺り一面に広がる絶景を無料で楽しむことができますので、訪れてみてはいかがですか?
木古内駅とみそぎ浜
2016年3月に開業した北海道新幹線の道内最初の駅で、木古内駅から先への江差線も松前線も廃線になっているので道内最南端の駅になります。
北海道新幹線開業と当時に発足した道南いさりび鉄道の木古内駅舎内には廃線モニュメントがあります。
また木古内といえば伝統神事「寒中みそぎ祭り」が1月13日から3日間行われ、極寒の海に飛び込んで豊漁・豊作を祈願する「海中みそぎ」の場「みそぎ浜」として有名です。
晴れていれば、函館山や津軽海峡の奥に本州の下北半島も見ることができる絶景スポットなので、木古内駅から500mしか離れていないので、立ち寄ってみてはいかがですか?
北海道新幹線木古内ビュースポット展望台
展望台からは他の新幹線では絶対にあり得ない、新幹線と在来線の分岐ポイントが見られる注目スポットで、北海道新幹線を待ち望んでいた地元木古内の方々の熱意が伝わる、函館周辺観光スポットです。
木古内駅から歩いたら約3㎞・40分程かかりますが、運行本数は少ないですが函館バス2路線も利用できるので、最寄りバス停からならばどちらも1.6㎞・20分で行くこともできるので、珍しい場所なのでぜひ訪れてみませんか?
GWから見頃になる札苅村上芝桜園
個人宅の庭が観光名所になっているという、なんとも広~いスケールの北海道。
木古内町札苅地区の村上さんが愛情込めて手入れされている芝桜庭園には、約30種類以上の色鮮やかな芝桜がGW頃から見頃になり、約1か月間多くの観光客が訪れるという道南エリアの観光スポットです。
道南いさりび鉄道の線路近くまで芝桜が咲いているので、列車と芝桜を写真に収められる鉄道ファンには絶対に行ってみたい場所ですよ。
江差線廃線跡の道南トロッコ鉄道の体験施設
2014年5月に廃線となった木古内駅~江差駅間のJR江差線。
この木古内駅から西へ2.5㎞程のところに渡島鶴岡駅があり、残っている線路の一部や駅舎や待合室などを活用して軌道自転車運転を体験できる施設があります。
また、隣接する木古内町郷土資料館では、江差線に関する資料なども展示されているので鉄道ファンにはたまらない施設になっていますので、訪れてみてはいかがですか?
重内神社展望台から一直線に海まで延びる絶景
もしまだJR北海道の松前線が廃線になっていなかったら重内駅から400m・歩いて5分で行くことができた「重内神社」ですが、現在は函館駅からや木古内駅からのバスで乗り換えなしで行くことができます。
重内神社(おもないじんじゃ)の鳥居から、約200段のまっすぐに伸びた階段を上がると社殿と展望台があります。
この重内展望台からは、約3㎞ものまっすぐに伸びた道路の先に海が見える絶景スポットになっていますので、訪れてみてはいかがですか?
道の駅しりうちの新幹線展望塔
「道の駅しりうち」内に設置された新幹線展望台で、青函トンネル出入り口に近い「青函トンネル記念撮影台」とは約1㎞離れていますが、少し高い位置から見ることができます。
道の駅しりうちの新幹線展望台からは、標準軌と狭軌との三線軌条が見られ北海道新幹線でしか見ることができない、貨物列車が新幹線の横で通過待ちの退避をしている姿を見ることができますので、ぜひ訪れてみませんか?
青函トンネル北海道側出入口の知内ビュースポット展望台
元々は何も無い所だったのですが、青函トンネルの北海道側の出口から北海道新幹線が顔を出す場所なので、知内観光協会がビュースポットにする為に写真撮影台を設置しました。
青函トンネル北海道側出入口の知内ビュースポットへは、約1㎞木古内寄りに「道の駅しりうち」に函館バスのバス停があるので、函館駅や木古内駅からバスで行くことができますので、ぜひ訪れてみませんか?
福島~松前エリアおススメ観光スポット
北海道福島町の青函トンネル記念館
青函トンネルメモリアルパークから木古内寄りに約6㎞のところに、北海道福島町にも青函トンネル記念館があります。
函館駅・木古内駅から函館バスが運行されていて、青函トンネル記念館前バス停が利用でき、目の前なので函館周辺観光に訪れてみてはいかがですか?
青函トンネルメモリアルパーク
1987年に完成して翌1988年3月から本州と北海道を結ぶ青函トンネルが完成したことを記念して、青函トンネル建設工事現場だった場所を整備してできた記念公園です。
青函トンネルメモリアルパークは高台にあるので眺めも非常に良く、晴れた日には対岸の本州の竜飛岬を見ることもできますので、訪れてみてはいかがですか?
松前矢越道立自然公園と小谷石展望台
函館バス410系統の終点「小谷石」にはいったい何があるのだろう?
過疎化で厳しい状況なのでいつ廃線になっても不思議ではないのですが、函館周辺の観光スポットとして松前・福島・知内の3町約30kmにわたる「松前矢越(やごし)道立自然公園」があります。
小谷石の矢越海岸から「矢越クルーズ」という観光クルーズ船が運行されていて、青の洞窟と名づけられた高さ10メートル、奥行き60メートルほどの洞窟へ行くことができるので、天気や波の状態によって表情を変える「矢越ブルー」と言われる海の絶景人気スポットへ訪れてみませんか?
北海道最南端の白神岬
福島町の青函トンネルメモリアルパークから松前へ国道228号線を車で走っていると、北海道最南端という白神岬を通ります。
石碑や駐車場スペースもあり、当然ながら津軽海峡が一望できる絶景スポットで、海岸線沿いに道が続いている景色を見ることができるので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがですか?
北海道唯一の城で日本最後の日本式城郭・松前城
松前福山城は、戊辰の役や開拓使の取り壊しや太平洋戦争にもかろうじて残った松前福山城でしたが、1949年に松前町役場から出火した飛び火により焼失してしまいましたが、1961年に再建されましたので、ぜひ北海道唯一の城でもある松前福山城へ訪れてみませんか?
また松前城がある松前公園や松前城下町の城下通り、道の駅北前船松前、松前藩屋敷とほぼ1㎞以内にあり、一番遠い桜の名所でもある「松前第二公園」でも松城バス停から1.8㎞です。
函館~松前間のアクセス
マイカーやレンタカーならば、細かい時間を気にせずに道南エリアの観光スポットへ行くことができますが、電車とバスで移動自体そのものを車窓をみながら楽しみませんか?
函館駅から木古内駅までは、鉄道ならば「道南いさりび鉄道」(旧・JR江差線)、バスならば「函館バス」が利用でき、鉄道とバスはほぼ並行しているルートなので鉄道9往復とバス6往復を合わせれば、1日15往復運行されています。
そして函館から木古内を含んだフリーパスが発売されているので、上手に使ってお得に函館周辺の道南観光を楽しみましょう。
いさりび1日きっぷ
道南いさりび鉄道全線(五稜郭~木古内)のフリーきっぷで、バスなどは含まれていません。
また函館~五稜郭まではJR北海道管轄なので別料金です。
フリーパス | 大人 | 子供 |
いさりび1日きっぷ | 700円 | 350円 |
はこだて旅するパスポート
道南いさりび鉄道全線と函館バス(木古内駅まで)に加えて、函館市電とJR北海道の(函館~森)もフリーエリアになっているので函館北部の七飯町や大沼公園にも行くことができます。
はこだて旅するパスポート | 大人 | 子供 |
1日間用 | 2,690円 | 1,340円 |
2日間用 | 3,650円 | 1,810円 |
江差・松前周遊フリーパス
道南いさりび鉄道全線と函館バスの道南エリア全体(指定路線)が乗り放題になっているフリーパスで、木古内よりも先の函館東部エリア(江差・松前など)へ行くことができます。
江差・松前周遊フリーパス | 大人 | 子供 |
2日券 | 3,000円 | 1,500円 |
3日券 | 4,000円 | 2,000円 |