JR江差線は1936年11月10日に五稜郭~江差間が全通し、高度成長期の1968年からは普通列車以外に函館駅・上磯駅・木古内駅・上ノ国駅・江差駅にしか停車しない、急行「えさし」が運行されるまで利用客が増えていました。
しかしながら利用客は徐々に減り、2014年5月12日にJR江差線の五稜郭~木古内間を除く江差~木古内間が部分廃線となり、終着駅のJR江差駅も廃駅となりました。
JR江差線遺構と江差駅モニュメント
江差町ではJR江差線と江差駅があったことを忘れないように江差駅周辺を活用・整備してモニュメントを設置して、駅舎の前に標柱を設置してJR北海道から寄贈された江差線の備品などが展示する為に、江差線の資料展示館も開設されていました。
しかしながら、2021年8月より郷土資料館として使われている「旧檜山爾志郡役所」に移転されたので、現在では標柱と案内板と線路の一部が保存されているだけになっています。
江差線の備品などが保存されている「旧檜山爾志郡役所」は、土方歳三のゆかりの地で「嘆きの松」でも有名なので、1.5㎞離れた「いにしえ街道」にあるので訪れてみてはいかがですか?
旧JR江差線・江差駅跡滞在時間
ニシンそばを食べた「つるみ食堂」から1㎞・歩いて10分、案内表記に従って進むと旧JR江差線の江差駅跡にたどり着き、モニュメントなどの写真を撮っただけで、そのほかは何もなかったので、旧JR江差線・江差駅跡滞在時間は10分でした。
訪れた満足度は、鉄道遺構が見られたので満足で、鉄道ファンにはおススメスポットです。
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】北海道新幹線・木古内駅
JR江差線の終着駅「江差駅」でしたが、北海道新幹線開業の2年前2014年に廃線と共に廃駅となり、もう存在しないので最寄り駅は北海道新幹線と道南いさりび鉄道の木古内駅になります。
函館駅からだと道南いさりび鉄道が函館駅まで乗り入れているので、乗り換えなしで約1時間・1,170円です。
または、江差までの路線バスが運行されている北海道新幹線・新函館北斗駅(約1時間15分・1,900円)や、JR函館本線・八雲駅(約2時間・1,850円)でも行くことが可能です。
【路線バス】函館バス・南が丘通り上り口バス停
函館駅から函館駅前バス停1番のりばから函館バス610系統で江差バスターミナル行きは発着し、新函館北斗駅を経由して「南が丘通り上り口」バス停下車して約500m・6分程歩けば到着します。
バス乗車時間は約2時間20分・1,900円です。
または、木古内駅から函館バス631・632系統で江差方面へ行くバスで「南が丘通り上り口」まで、バス乗車時間は約1時間30分・1,250円でも行くことができます。
旧JR江差駅前ロータリーにある「陣屋団地」バス停が目の前なのですが、江差バスターミナルを起点に運行されている函館バスの運行系統になるので、乗り換えが必要になります。
「江差・松前周遊フリーパス」利用ならば、フリーエリア内なので追加費用無しで行くことができますので、行かなきゃ損ですよ!
※ただし八雲駅~おとべ荘前の間はエリア外です
アクセス(マイカー・レンタカー)
函館空港から国道227号線を通り約80㎞・約1時間10分程で旧・JR江差線の江差駅跡へ行くことができます。
JR江差駅モニュメント基本情報
住所 | 檜山郡江差町字陣屋町165 |
営業時間 | 9:00~18:00 ※月曜定休 |
料金 | 無料 |
公式サイト | 江差町観光協会 |
駅からバス | 木古内駅・函館駅 |
コインロッカー | なし |
駐車場
JR江差駅モニュメントには専用駐車場はありませんが、ロータリーに数台分の駐車場が無料で利用できます。
JR江差駅周辺の人気ホテルやお得なクーポン
おススメ鉄道遺構やビュースポット
-
那珂湊駅自体が観光スポットに!車両基地に懐かしい車両が見放題
ひたちなか海浜鉄道には数々のレトロな電車を見ることができる事でも有名で、車両基地のある那珂湊駅へ行くと国鉄時代の車両や東京メトロの車両も見ることできるので、… -
北海道新幹線木古内ビュースポット展望台へ木古内駅からバスか徒歩
新幹線と在来線は完全分離されているのですが、青函トンネルが共用使用になっているので他の新幹線ではありえない、新幹線と在来線の分岐ポイントが見られる注目スポッ… -
電車とバスで行ける栃木県内の倉ケ崎SL花畑の菜の花名所の開花状況
例年4月上旬~5月上旬頃が菜の花の見頃となり、SLが走る姿とサッカー場よりも少し広い9000平方メートルに菜の花が咲き誇る花畑をご存じですか? 車が無くても電車で行く… -
新函館北斗駅の自由通路から北海道新幹線ビュースポットは物足りない
旧・渡島大野駅が新幹線開通により駅名変更で生まれた新函館北斗駅の改札階は2階で、新幹線ホームが1階にあるので南口と北口をつなぐ自由通路のガラス張りから見下ろす… -
真岡鐵道SLとピンクと黄色の世界の絶景へ北真岡駅「桜・菜の花街道」
例年3月下旬~4月上旬頃が菜の花の見頃となり、週末限定運行の蒸気機関車(SL)の走行と同時に見られる場所をご存知ですか? 車が無くても電車とバスで行くことができる… -
鉄道でしか行けないJR鶴見線の海芝浦駅へホームの隣はすぐ海絶景
東海道線鶴見駅から都心とは思えない3両編成のローカル線感満載の鶴見線で終点海芝浦駅へ行くと、ホームの隣はすぐ海。そして一般の人は隣接する海芝公園しか行けず、改…
道南西部(江差エリア)の観光名所
-
館の岬滞在時間15分!白亜の断崖絶壁は東洋のグランドキャニオンへ
江差町からも木古内駅からも函館駅からもバスで行くことができる道南・桧山地方の乙部町の海岸線には、海底の砂が堆積してできた地層が隆起したので、白亜の断崖とも呼… -
江差のシンボルかもめ島滞在時間90分!北前船交易の拠点は絶景散策
江戸時代から続くニシン漁など貿易の拠点だった江差のシンボルで、周囲約2.6㎞の小さな小島で日本海に翼を広げたかもめの姿になぞられて、かもめ島と呼ばれています。 … -
江差・松前周遊フリーパスエリア内の最西北「元和台海浜公園」
冬季休業で例年4月~11月までしか営業していない「元和台海浜公園」にあるレストラン元和台では、高台にあるので目の前に日本海の広大な絶景を見ながら、地元乙部町の海… -
JR江差駅遺構モニュメント滞在時間10分!江差のシンボルが保存展示
JR江差線は1936年11月10日に五稜郭~江差間が全通し、高度成長期の1968年からは普通列車以外に函館駅・上磯駅・木古内駅・上ノ国駅・江差駅にしか停車しない、急行「え… -
開陽丸記念館滞在時間15分!新選組・土方歳三ゆかりの江差へ
新選組や土方歳三ゆかりの地を巡る為に函館を観光に訪れたならば、ちょっと離れていますが土方歳三が箱館戦争時に沈みゆく開陽丸を見て嘆いたというのは有名な話で、嘆… -
旧檜山爾志郡役所滞在時間30分!北海道内唯一現存と土方歳三の嘆きの松
1887年で当時の檜山郡と爾志郡を管轄する郡役所として建設され、その後江刺警察署や江差町役場分庁舎などに使われ、現在では北海道内に唯一残る郡役所建物となってしま…