電車の中は涼しいけど訪れた観光地が暑くて困ったことありませんか?電車で行ける涼しい避暑地を探していませんか?
毎年、青春18きっぷを使って鉄道旅を楽しんでいますが、夏は暑すぎるので少しでも涼しい場所を探して実際に行って涼しく快適だった観光地をご紹介します。
夏の青春18きっぷでどこに行こうか?と迷っていたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
行ってみて涼しくてよかったという観光地はもちろん、全然涼しくなくて失敗した!という場所や感想も書いておきますので、同じ失敗をしないでね。
青春18きっぷの基本と注意点
まず始めに青春18きっぷについての基本情報と、夏の青春18きっぷ利用時に持参しておいた方がいい物や気をつける点をまとまます。
青春18きっぷのキホン
まず始めに青春18きっぷは、全国のJR全線が乗り放題になるフリーきっぷで下記の特徴があります。
- JRの普通・快速が1日間乗り放題になる
- 特急や新幹線には乗車不可
- 年齢制限なし(青春という名前ですが)
- 振り替え輸送対象外
- 5回分で12,050円なので1回あたり2,410円
より詳しく書くと長くなるのでここでは省略しますので、詳細や快適な鉄道旅の活用法などは下記をご覧くださいませ。
注意!電車の冷房は超強力馬力
2022年は6月中に梅雨が明けてしまい猛暑日や40℃を記録する日が発生していますね。
もちろん、この時期は青春18きっぷは使えないですが、夏休みの期間中の気温は30℃以上になりますが、冷房の効いた電車内に汗をかいた状態で電車に乗り込んでしばらくいると急に寒くなった経験ありませんか?
鉄道会社によって異なりますが、おおむね車内温度が26℃になるように電車内の冷房を設定しているので、冷房の吹き出しは23℃ぐらいという事になるからです。
そして、駅に着くたびにドアが開くので電車の車両のエアコンは冷房力がハンパないんです。
家庭用のリビングなど14畳などで馬力の強い4.0kwぐらいですが、最新のJRの車両などは58kwもあるので、14倍ぐらいあるのでそりゃよく冷えますよね。
話を戻して、特にここ数年温暖化で35℃を超える猛暑日だと電車内との温度差が10℃になり、自律神経のバランスを崩す原因になりますよ。
暑い屋外と冷房の効いた電車との温度差に限らず、汗をかいた状態で冷房の効いた場所では急速に体温を奪われてしまい、必要以上に体温を下げてしまう恐れがあります。
この状態を繰り返せば自律神経のコントロールを損なって抵抗力が落ちてしまい、足腰の冷え、だるさ、肩こり、頭痛、食欲不振などのいわゆる冷房病になります。
楽しい鉄道旅を楽しんだ数日後に夏風邪をひいてしまう事が無いように、夏の青春18きっぷでの鉄道旅には屋外と電車内の温度差に気をつけましょう。
大きめタオルと長袖の上着を用意
確かに荷物になるのですが、夏の暑さで汗をかくのですが小さめのタオルだとすぐに湿ってしまい、気持ちがよくありません。
また、涼しい車内と思いきや冷房の吹き出しの近くだと、寒くてしょうがなくなるので上着があると温度調節ができます。
青春18きっぷで普通列車での移動なので、2時間ぐらい電車に乗りっぱなしになり、乗客も少ない車両ならばなおさら寒く感じます。
自分はまだ若いから大丈夫って思っていても、昔と違い温暖化で夏はより暑くなっているので電車内との温度差が大きくなっているので用意していなくて失敗したと思わないでね。
弱冷房車の活用
全ての鉄道に導入されているわけではないのですが、冷房温度が2℃高く設定されている「弱冷房車」や「弱冷車」が1編成に1両あります。
通勤時に弱冷房車に乗ってしまうと、涼しくない!と思い他の車両へ移動する人も多いのですが、それは電車内が混んでいて短時間しか乗車しないからです。
混雑状況にもよりますが、なるべく弱冷房車の隣の車両に乗るようにしています。
しばらく乗車していて寒いと感じたらすぐに隣の弱冷房車へ移動し、そうでなければ通常冷房車両に居座りすづければいいのですから。
ただし、車両編成の短い地方路線などでは「弱冷房車」が無いので、上着や厚手のタオルを羽織って温度調整をしなくてはいけない場合があるので、やはり用意は必要ですよ。
冷房車内なのに熱中症対策
夏は青春18きっぷを利用した鉄道旅にかかわらず、汗をかいたら水分と塩分を摂って熱中症対策をしますが、コロナ禍の2021年は夏でもマスクを着用して外出しなくてはいけません。
ただでさえ暑いのに、マスクをすれば顔の辺りが呼吸と共に熱の放出を妨げてしまうのですが、湿気は十分マスク内は保っているので乾燥を感じにくくなっています。
その為に汗をかいて体の水分不足になっているのに、のどが渇いていると感じなくなっていますので、ひと口ずつで構わないので30分に1回は水分補給を行う必要があるので、ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツ飲料を切らさないようにしましょう。
夏は日照時間が長いので19時ぐらいまでは、たっぷり観光できますし、その後は花火大会などもあるのでたっぷり観光できますよ。
それでは、私自身が涼しさを求めて夏の青春18きっぷを利用して訪れた避暑地巡りをご紹介します。
高崎線方面のおススメ避暑地
夏の猛暑を逃れるには山間部という事で、高崎線を経由して信越本線・上越線・吾妻線沿線の避暑地をご紹介します。
信越本線・横川駅からバスで軽井沢へ
東京駅から青春18きっぷを使って涼しい軽井沢へ約2時間半で、最大滞在時間は約9時間確保できます。
東京と比べると5℃~10℃ほど涼しく、白糸の滝周辺の夏の平均気温が21℃となっているので、避暑地の代名詞軽井沢です。
越後湯沢ロープウェイで空中散歩へ
東京駅から普通列車に揺られて約4時間の越後湯沢駅から歩いて8分でロープウェイに乗ることができます。
前日までに購入すれば14%割引でロープウェイ往復券が購入できるので、標高1,000mからの涼しさと絶景をお得に楽しむことができますよ。
越後湯沢駅CoCoLo湯沢
越後湯沢駅へ青春18きっぷを使って訪れると、上越線・越後湯沢~水上間の電車が3時間に1本しかないので待ち時間に何をしたらいいか迷っていませんか?
越後湯沢駅の近くの観光スポットを探してみたけどバスも運行本数が少なくて、新幹線を使わないと楽しめないとあきらめないでください。
マイカーやレンタカーで訪れていないからこそ楽しめるのが、なんと越後湯沢駅ナカの商業施設「CoCoLo湯沢」なんです。
改札を出た正面に約20店舗の新潟の特産物を扱ってお土産屋さんや飲食店がありますので、立ち寄らずに帰ってしまったら絶対の損しますよ。
上越線・越後湯沢駅からバスで清津峡へ
日本三大峡谷で天然記念物・名勝に指定されいる清津峡へは、東京から約4時間半で行くことができますが、越後湯沢駅から水上駅までの普通列車の終電が17:50なので、滞在時間は約3時間半になってしまいますが、清津峡1か所の観光なので時間はたっぷりありました。
真夏なのに清津峡の洞窟の中は20℃しかないので少々寒く感じるのがとても夏には心地よいので、のんびり涼しんでみませんか?
電車もバスも本数が少ないので行きにくい分、人も少なくのんびり楽しめますよ!
軽井沢より涼しかった草津チャツボミゴケ公園へ
標高1200mの草津温泉は夏でも平均22℃前後の気温なので、とても涼しく温泉・湯畑・河原公園・動植物園など年間通して観光スポットとして有名ですが夏に訪れたら、軽井沢よりも涼しく感じたのは、人の多さが軽井沢よりも少ないからかな?
レンタカーを借りて、25分程更に山奥へ進むと、ラムサール条約認定のチャツボミゴケ公園へ行くことができ、更に避暑地感を味わえます。
天然のコケが見事に輝いているので、夏の暑さを避けて訪れてみてはいかがですか?
谷川岳へ日本一のもぐら駅から22℃の涼しさ
日本一の地下にホームが設置されている上越線土合駅は、地上の暑さとは無縁の肌寒いぐらいひんやりとしています。
しかしここから地上まで486段の階段を昇らなくては地上へは出られませんし、地上に近づくにつれて寒さからムシムシしてきて階段を昇る暑さと室温が汗を拭きださせます。
地上に上がたら、坂道を15分昇って谷川岳ロープウェイに乗り一気に10℃ほど気温が下がり涼しい避暑地を体感してください。
吹割の滝へ日本版ナイアガラ
東京駅から高崎線・上越線と乗り継ぎ、沼田駅まで約3時間弱とバスで40分かかりますが、東京よりも6℃も涼しい吹割の滝へ行くことができます。
さらに水辺の遊歩道を歩くと水しぶきが涼しさを倍増させてくれますので、体感的にはもっと涼しく感じますよ。
秋には紅葉で一味違った景色を楽しむことができますので、おススメ避暑地です。
関東最大級たんばらラベンダーパークへ
東京が猛暑日35℃でも標高1,350mの高原なので26℃しかないので、とても涼しく湿度も低くカラッとして穴場避暑地スポットに行ってみませんか?
関東近郊で5万本のラベンダー畑が見られる貴重な観光地で高崎から約90分と、それほど遠い場所ではなくラベンダーの見頃は7月下旬~お盆頃です。
榛名湖と榛名富士へ真夏でも22℃の避暑地
東京から2時間で高崎駅へ行き猛暑の中からバスを降りたら、気温が一気に22℃まで下がっているぐらい高地に来ていました。
標高は約1100Mの榛名湖と言えば、昭和の代表的な観光地でしたがちょっと令和になった今では寂れた感じがしましたが、その為に空いていてのんびりゆったり涼しさを体感できますよ。
中央本線方面のおススメ避暑地
中央アルプスを目指して標高の高い中央本線・小海線・大糸線沿線の避暑地をご紹介します。
小海線・清里駅から観光周遊バスで高原観光
日本一標高の高い高原を走る「小海線」で標高1200mにある清里高原へは、東京から約5時間半かかりますので、日帰りだと滞在時間は約6時間程になります。
それでも清里高原は湿度も低くカラッとしていて、気温も22℃ぐらいなのでとても涼しく感じられます。
東北本線方面のおススメ避暑地
北を目指して涼しさを求めて東北本線・日光線沿線の避暑地をご紹介します。
日光線・日光駅から標高1400m奥日光へ60分
東京から青春18きっぷを利用して約2時間ちょっとで日光駅に行くことができるので、日光フリーパスを東武日光駅で購入して1日たっぷり最大11時間程滞在時間を確保でき、奥日光を楽しむことができますよ。
日光駅周辺や東照宮周辺は、東京とさほど気温差を感じませんが、奥日光や霧降高原では5℃ぐらい低くなるのと森林の中はとても涼しく感じますよ。
東海道本線方面のおススメ避暑地
西に行っても静岡県の山間部ならばと、涼しい場所を求めて東海道本線沿線の避暑地をご紹介します。
大井川鉄道で行く夢の吊橋へ
東京から日帰りにはギリギリの片道約6時間で夏の平均気温25℃で湿度も低い、静岡の山間部「寸又峡」へ。
滞在時間は最大でも5時間ですが、余裕を持たせると3時間ぐらいになってしまいますが、コバルトブルーの度胸のいる夢の吊橋を渡って、美味しいお蕎麦を頂いてたっぷり涼しさを体験できますよ。