- 訪問時期:3月下旬(春休み時期)
- 行程:横川駅11:00発→めがね橋12:30着(往復約4時間10分)
- 立ち寄った4スポット:旧・丸山変電所/碓氷湖/めがね橋/おぎのや本店
- おすすめポイント:トンネル内は夏でも涼しく避暑にぴったり。SL碓氷号との組み合わせで車なし日帰り旅が完成
群馬県を代表する鉄道遺構・碓氷峠の『めがね橋(碓氷第三橋梁)』へ行ってみたいけれど、車ではなく電車とバスを使って行けるのかなと思いませんでしたか?
また、横川駅から廃線跡の遊歩道『アプトの道』を歩くと往復でどれくらい時間がかかるのか?帰りの時間を考えると滞在時間を調べておきたいと思いますよね。
当ブログ「とりっぷぼうる」では、実際に青春18きっぷを利用してJR信越本線・横川駅を訪れ、アプトの道を歩いてめがね橋を往復散策してきました。
現地で実際に歩いて計測した分単位のタイムスケジュールや見どころ・撮影スポット、散策時のリアルな注意点、駅前「おぎのや本店」の峠の釜めし、臨時快速「SL碓氷号」の乗車体験まで、実際の写真とともに体験談をお伝えします。
まずは、気になるめがね橋観光の所要時間や見どころのポイントを結論からお伝えします。
JR信越本線・横川駅から廃線跡「アプトの道」を歩いてめがね橋(碓氷第三橋梁)を往復する場合、全体の所要時間は約4時間(徒歩往復約3時間+現地見学30分+休憩・食事約30分)が目安です。
行きは緩やかな上り坂で約90分、帰りは下り坂で約60分かかります。
トンネル内は夏でも涼しく避暑旅に最適!(春先は要防寒)
横川駅前にある「おぎのや本店」の峠の釜めしや臨時快速「SL碓氷号」と組み合わせることで、車なしでも充実した日帰り鉄道旅が楽しめます。
碓氷峠・めがね橋の見どころと実際に歩いた体験談
めがね橋の最大の見どころは、約200万個のレンガで築かれた国内最大級の4連アーチ橋の造形美です。実際に横川駅からアプトの道を歩いて往復してみると、橋そのものだけでなく道中の変電所跡や碓氷湖の景色も見応えがありました。

横川駅を11:00に出発し、アプトの道経由でめがね橋を散策、おぎのや本店で昼食をとって15:10発のSL碓氷号に乗車する標準滞在時間は4時間10分でした。
波乗りアヒル実際に訪れた満足度は、めちゃくちゃ涼しいとは言えないですが湿度は明らかにカラっとしているので、日陰とトンネル内は涼しくて避暑旅として気持ちいいですよ!
| 時刻 | 行程・見どころ | 所要時間・ポイント |
|---|---|---|
| 11:00 | JR信越本線 横川駅到着 | アプトの道散策スタート(標高387m) |
| 11:40 | 旧・丸山変電所 見学 | 徒歩約40分 / 明治45年建設の国指定重要文化財 |
| 12:00 | 1号トンネル通過 | 徒歩約60分 / トンネル内は年間通じて冷涼 |
| 12:15 | 碓氷湖 周辺通過 | 徒歩約75分 / 湖畔の景色を眺めながら散策 |
| 12:30 | 碓氷第三橋梁(めがね橋)到着 | 徒歩約90分(標高約530m) |
| 12:30〜13:00 | めがね橋 見学・撮影 | 現地滞在30分(橋上散策&階段下からの撮影) |
| 13:00 | めがね橋出発 | 復路スタート(下り坂のためスムーズに歩行) |
| 14:00 | 横川駅前「おぎのや本店」 | 徒歩約60分 / 名物「峠の釜めし」でランチ |
| 15:10 | 臨時快速「SL碓氷号」乗車 | 横川発・高崎行(16:13高崎着) |
アプトの道の様子
結論:アプトの道は全線が平坦に舗装されており、廃線跡のレールの上を歩く独特の体験ができます。
春休みの終点駅だったので、ほとんどの人は軽井沢行きのバス乗り場で立ち止まってバスを待ち、アプトの道へ進む人は10人ほどしかいませんでした。碓氷峠鉄道文化むらの右脇の通路をすり抜けるように進むと、廃線になった信越本線の整備されたレールの上を歩いて登坂できるようになっていました。


旧・丸山変電所
結論:歩き始めて約40分の地点にある、明治45年建設の国指定重要文化財です。鉄道ファンでなくても一見の価値があります。
変わらぬ景色を延々と登っていくので途中で少し飽きてくる頃、右側にレンガ造りの古めかしい建物が現れます。これが旧・丸山変電所で、アプトの道では有名な建物です。


さらに20分ほど歩くと初めてトンネルが現れます。かつて蒸気機関車が走っていた場所を歩けるのは、なかなか体験できない貴重な廃線跡ならではの魅力です。


散策路もある碓氷湖
結論:いくつかのトンネルを抜けた先にある人造湖で、周回散策路も整備されています。夏や秋の紅葉シーズンは特に景観が映えます。


碓氷川と中尾川の合流地点にダムを造り人工的にできた湖で、遠くには橋が見えて湖を周回する散策路がありました。夏や秋に訪れれば、新緑の緑や紅葉の赤と湖の青のコントラストが綺麗に見えそうです。碓氷湖を左手に見ながらさらに15分ほど進むと、お目当てのめがね橋に到着します。
旧信越本線碓氷第三橋梁(めがね橋)
結論:橋の上からの眺めだけでなく、階段下の道路側から見上げる構図がベストショットです。明治26年完成の造形美を近くで実感できます。


アプトの道を歩いていたのは10人程度のはずなのに、めがね橋に着くとその何倍もの人がいて驚きました。時計を見ると90分歩き続けていたことに気づきました。


橋を歩いて渡りながら下を覗くと、路肩に駐車している車が多く見られ、めがね橋直下まで車で来る人が多いことが分かりました。橋を渡ると右側に下へ降りる階段があり、真下から見上げると明治時代の建築技術の高さに感心します。


現地滞在は約30分。この先も熊野平駅方面へ道は続きますが、多くの人はここで引き返していたので、私たちも空腹もあり横川駅へ戻ることにしました。
横川駅前「おぎのや本店」で味わう名物・峠の釜めし
結論:横川に来たら外せない名物駅弁を、下山後すぐに駅前の直営店で味わえます。
帰りのアプトの道は下り坂で、行きのようにあちこち写真を撮ることもなくスイスイ歩いたため、めがね橋から横川駅まで約60分でたどり着きました。
他に2組しかお客さんがいなかったこともあり、注文してから数分もかからずにあの懐かしい温かい「峠の釜めし」をいただくことができました。


陶器の器は今でも持ち帰り可能で、横川を訪れたら必ず食べて欲しい味です。14:00頃の訪問であればランチの混雑ピークを過ぎており、待ち時間ほぼゼロで出来立ての温かい釜めしを堪能できます。
青春18きっぷで乗れる臨時快速「SL碓氷号」
結論:SL碓氷号は快速列車扱いのため、青春18きっぷに指定席券(840円)を追加するだけで乗車できます。
JR東日本の「えきねっと」で乗車日1ヶ月+1週間前から事前受付を利用すると、人気の座席をスムーズに確保できます。実際にみどりの窓口より早く予約できる「えきねっと」で何とか指定席券をゲットして乗車できました。


乗車したのは横川駅15:10発・高崎行で16:13到着予定の臨時快速。普通列車なら30分の区間を、60分かけてのんびりと煙を吐きながら走ります。高崎駅で16:26発の快速アーバンに乗り継げば、18時過ぎには東京へ戻ることができ、車なしでも充実した日帰り鉄道旅が完成します。
めがね橋・アプトの道を訪れる際の注意点
結論:横川駅出発後は自動販売機や売店がほとんどなく、急な階段や気温差もあるため、飲み物・服装・ペース配分の3点に注意が必要です。
- 飲料の事前準備:
横川駅を出発すると、めがね橋周辺まで自動販売機や売店がほぼありません。必ず横川駅前で飲み物を調達してください。 - 階段の急勾配による体力消耗:
めがね橋の下へ降りる階段はかなり急です。往復歩行後の空腹時には足腰への負担が大きいため、無理のないペース配分を心がけましょう。 - トンネル内の気温差:
トンネル内は外気温より5〜10℃低く感じられます。夏場は快適な避暑になりますが、春先(3〜4月)や晩秋は冷え込むため脱ぎ着しやすい上着が必要です。 - 混雑・駐車状況:
めがね橋周辺は小さな駐車場よりも路肩駐車の車が多く、行楽シーズンの土休日はマイカー客で賑わいます。徒歩・バス利用なら混雑の影響を受けにくいのがメリットです。
めがね橋(碓氷第三橋梁)へのアクセス方法と行き方
結論:電車派はJR横川駅からアプトの道を徒歩約90分、車派は上信越自動車道「松井田妙義IC」から約2時間でアクセスできます。
碓氷第三橋梁(通称:めがね橋)は群馬県安中市にある国指定重要文化財のレンガ造りアーチ橋です。JR横川駅から「アプトの道」を徒歩(約90分)で歩くのが王道ですが、季節運行の路線バスや事前予約制の乗合タクシー「あんなカー」でもアクセス可能です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名称 | 旧信越本線碓氷第三橋梁(通称:めがね橋) |
| 住所 | 群馬県安中市松井田町坂本 |
| 営業時間 | いつでも可 (アプトの道トンネル照明点灯時間 7:00〜18:00) |
| 料金 | 無料 |
| 最寄駅・バス | JR横川駅からJRバス関東(季節運行) 予約制乗合タクシー「あんなカー」利用可 |
| コインロッカー | JR横川駅(改札外に設置) |
| 駐車場 | ・めがね橋駐車場(無料・約20台) ・碓氷峠鉄道文化むら駐車場(普通車500円) |
| 公式サイト | アプトの道・めがね橋(安中市観光情報) |
電車でのアクセス(JR信越本線・横川駅)
東京駅から上野東京ライン高崎線で高崎駅まで行き、JR信越本線に乗り換えて横川駅まで約2時間30分・2,420円で行くことができます。
横川駅からめがね橋へのバス・交通手段(JRバス関東・あんなカー)
横川駅からめがね橋までは廃線跡「アプトの道」を歩くのが醍醐味ですが、歩行が難しい場合や片道のみ乗り物を利用したい場合は以下の交通機関が利用できます。
- JRバス関東(路線バス・通称めがねバス)
横川駅を出て左手へ100mほど進んだバス停から、軽井沢行き(旧道経由)に乗車して約13分・片道320円、「めがね橋」バス停下車すぐです。
※行楽シーズンの土休日等を中心に期間限定・1日1往復運行。
2026年4月よりSuica等の交通系ICカードに対応しています。 - 事前予約制乗合タクシー「あんなカー」
安中市の新交通体系として観光客も利用可能です。
横川駅から乗車し、坂本地区の「91 めがね橋駐車場」または「90 熊ノ平駐車場」で下車します。
利用料金は1回300円で、Suicaやクレジットカード決済に対応しています。
※日曜日・年末年始は運休
- JR信越本線・横川駅
- JRバス関東・横川~軽井沢線(旧道経由)
- あんなカー(日曜日・年末年始運休)
マイカー・レンタカーでのアクセスと駐車場情報
東京方面からは、首都高速・外環道・関越自動車道を経由し、上信越自動車道「松井田妙義IC」を下車します。東京からの距離は約150km、所要時間は約2時間、高速料金は約5,000円です。
駐車場はめがね橋直下の国道沿いにある「めがね橋駐車場(無料・約20台)」が利用可能です。また、横川駅周辺から散策する場合は「碓氷峠鉄道文化むら」の駐車場(普通車1回500円)を利用すると便利です。
碓氷峠・めがね橋観光のよくある質問(FAQ)
まとめ|車なしでも楽しめる碓氷峠・めがね橋の日帰り旅
今回、JR横川駅からアプトの道を歩いてめがね橋を往復してみて、車がなくても十分に楽しめる観光スポットだと実感しました。舗装された遊歩道は徒歩90分と決して短くはありませんが、途中の旧・丸山変電所や碓氷湖の景色も含めて飽きさせない道のりです。
特にトンネル内のひんやりとした空気は夏場の避暑にぴったりで、逆に春先や晩秋は上着が必須になる点は実際に歩いてみて初めて分かった発見でした。
これから訪れる方は、横川駅前で飲み物を調達し、歩きやすい靴で出発することをおすすめします。そして下山後は「おぎのや本店」の峠の釜めしで空腹を満たし、運行日が合えば臨時快速「SL碓氷号」に乗って帰る、鉄道好きにはたまらない一日を過ごしてみてください。

