- 幌加駅跡への行き方と、無料で広い駐車場から歩く道のり
- 今も残るホーム・ポイント・駅名標など、廃線跡ならではの見どころ
- 1939年の開業から1987年の廃止、登録有形文化財になるまでの幌加駅の歴史
- 訪れる際の注意点と基本情報
北海道上士幌町の山あいに、旧国鉄士幌線の幌加駅跡があります。1987年に路線が廃止された今も、コンクリートのホームと線路の一部が残っていて、鉄道の廃線跡に興味がある人にはたまらない場所です。
今回は2026年10月15日、ぬかびら温泉郷を散策したあとにレンタカーで訪れました。実際に歩いて見た駅跡の様子と、幌加駅の歴史、駐車場や行き方を紹介します。同じ日に歩いたぬかびら温泉郷の鉄道遺構は、別の記事で紹介しています。

まずは、幌加駅跡観光の結論からお伝えします。
- 駐車してから出発するまでの滞在時間は20分ほど(写真を撮っていた時間は約10分)
- 幌加除雪ステーションの駐車場は無料で、トイレも借りられる
- 駐車場から歩いて2〜3分で駅跡に着く(路線バスは駅跡のすぐ近くまで行かないため、車での訪問が現実的)
幌加駅跡の見どころ・体験談
幌加駅跡は、車を停めてから歩いて2〜3分で着く廃線跡で、駐車から出発までの幌加駅跡滞在時間20分ほどで、ホームや線路がしっかり残っていて、短い時間でも廃線の雰囲気をたっぷり味わえます。
ホームが今も残る駅跡は、訪れる前の想像よりずっと状態がよく、廃線跡好きなら立ち寄る価値があります。一方で、周りには家も店もなく、天気がよくても10月中旬は寒く感じました。
波乗りアヒル実際に訪れた体験談として、幌加駅跡は周りに何もない寂しい場所でしたが、ホームや駅名標がしっかり残っていて驚きました。
| 時刻 | 行程 |
|---|---|
| 13:22 | 幌加除雪ステーション到着 |
| 13:45 | 幌加駅跡から戻り出発 |
幌加除雪ステーションの無料駐車場から廃線跡の道へ
この日は、ぬかびら温泉郷の鉄道遺構やひがし大雪自然館を1時間半ほど散策してから、レンタカーで幌加駅跡へ移動しました。


車を停めたのは、北海道開発局 帯広開発建設部の幌加除雪ステーションです。到着は13時20分ごろでした。
除雪ステーションの駐車場はとても広く、無料で自由に停められトイレも利用でき、建物には自転車でサイクリングをする人の困りごとを聞く場所だという案内もありました。
除雪ステーションを出て廃線跡に着き、左側を見ると、まっすぐ伸びる道が見えました。おそらくこれが廃線の跡なのだろうと分かる景色です。


そこから2分ほど歩いて右側へ進むと、幌加駅跡の看板と線路が見えてきました。
写真は、入口で幌加駅の方向を向いて、看板を入れて撮ったものです。天気は晴れていましたが、やはり寒かった印象があります。


ホームのほうへ進む途中では、線路のポイントをローアングルで撮り、レールと枕木をアップで見られるのも、廃線跡ならではの楽しみで向いている方向は、幌加駅のホームがある側です。


残るホームと駅名標、両方向へ伸びる線路
ホームの近くまで来ると、残っているホームと駅名標がほぼ正面に見えてこの駅名標は、保存団体が設置したレプリカとされています。
ホームがここまでしっかり残っているとは思っていなかったので、とても驚きました。


右側にホームを置いてぬかびら方面へ伸びる線路も撮り隣の駅は糠平駅ですが、糠平温泉からここまで周りに家も店も何も無かったので、駅間の長さを感じるとともに、これでは廃線になるのも仕方がないと思ってしまう景色でした。


反対側には、右側に幌加駅の駅名標とホームを置いて、終点の十勝三股駅方面へ伸びる線路を撮りましたが、先ほどのぬかびら方面とは逆向きです。


幌加駅の歴史|開業から登録有形文化財まで
ここで、幌加駅の歴史を紹介します。
幌加駅は1939年11月18日、士幌線が十勝三股駅まで延びたときに開業しました。駅名は、近くを流れる幌加川のアイヌ語名「ホロカナイ」に由来し、「逆戻りする川」という意味とされています。
1954年の洞爺丸台風で周辺に大量の風倒木が出ると、その処理のために多くの作業員が集まり、1962年ごろには約80軒の建物と約350人が暮らす町ができていたそうで、風倒木の処理が終わると、人口は減っていきました。
1970年に無人駅となり、1978年12月25日には糠平駅から十勝三股駅の間が代行バスに切り替わって、列車は走らなくなりました。そして1987年3月23日、士幌線の全線廃止にともなって幌加駅も廃駅になりました。
残っているコンクリート製のホームは、長さ約61m、幅2.3m、高さ0.8mほどで、両端は斜路になっています。2017年6月28日には、旧国鉄士幌線幌加駅プラットホームとして登録有形文化財に登録されました。
帰り道で見た線路が合流するポイント
ホームを見終わって駐車場へ戻る途中には、線路が一つにまとまるポイントと、左奥に白い建物が見え、除雪ステーションの建物だったなと思いながら撮った写真です。
奥は終点の十勝三股方面へまっすぐ伸びる道で、この先にも家や店はありません。


駅跡では、私たちのほかに先客が1組いて、帰るころにもう1組が来ました。
人が少ない場所だと思っていましたが、先ほどのぬかびら温泉郷にある「上士幌町鉄道資料館」同様に、意外と訪れる人はいるようで、平日なのにちょっとびっくり!


休日はもっと訪れる人いるんでしょうね。
駅跡を見たあとは、朝は真っ白で何も見えなかった三国峠へ、もう一度向かいました。


幌加駅跡を訪れる際の注意点
- ヒグマに注意
周辺はヒグマの生息地とされています。単独での行動を避け、周囲に気を配りながら見学してください。 - 10月中旬でも寒い
晴れていても寒く感じました。上着や手袋など、防寒の準備をしておくと安心です。 - 周りに店や施設がない
駅跡の周辺に家や店はありません。トイレは幌加除雪ステーションで借りられました。 - 文化財のホームを大切に
ホームは登録有形文化財です。傷つけたり物を持ち帰ったりせず、見学だけにしましょう。 - 冬季の見学は事前に確認
今回訪れたのは10月で、冬の駐車や駅跡への立ち入りの状況は確認できていません。雪の時期に行く場合は、事前に上士幌町の観光情報などで確認してください。
幌加駅跡へのアクセス方法
幌加駅跡へは、1日1往復運行される都市間バス「ノースライナー号」がありますが、帯広から乗ったバスを降りたら乗るバスがありません。
旭川駅から乗車した場合は、「幌加温泉入口」バス停で下車して、歩いて約3㎞で幌加駅跡に到着します。
次に来るバスは旭川行きで、2時間30分後に乗れますが、現実的ではありませんので、帯広空港や帯広駅からレンタカーで行くのが現実的です。
電車でのアクセス(JR根室本線・帯広駅)
札幌駅から特急「とかち」「おおぞら」を利用すれば約2時間30分で帯広駅に着き、料金は特急券込みで8,120円です。
えきねっとでの事前購入で3,640円~7,300円で購入できます。
路線バスでのアクセス(北海道拓殖バス・幌加温泉入口)
帯広駅からぬかびら温泉郷へ十勝バスの路線がありますが、終点のはるか先に幌加駅跡があるので、路線バスは利用できません。
北海道拓殖バスのノースライナー(三国峠経由)「幌加温泉入口」がありますが、現実的ではありません。
マイカー・レンタカーでのアクセス
帯広駅から幌加駅跡まで約80㎞・1時間30分ほどです。
駐車場は除雪ステーションの敷地にあり、とても広くて無料で自由に停められ、ここから幌加駅跡までは歩いて2〜3分です。


お得なフリーきっぷ
電車・バスで帯広や十勝を回るなら、道東エリアのフリーきっぷが使えます。タウシュベツ展望台の近くまで使えるかは、きっぷの紹介ページで確認してください。
マイカーやレンタカーで高速道路を使うなら、北海道の高速道路が定額で乗り放題になる「HOKKAIDO LOVE! 道トクふりーぱす」もお得ですよ。
帯広・十勝川周辺の大浴場がある人気ホテル
帯広や十勝エリア周辺のホテル・旅館で、部屋のユニットバスではなく、旅の癒しに大浴場や温泉を重視したい方には口コミ人気トップ5の施設がおすすめです。
帯広・音更周辺の施設割引クーポン



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幌加駅跡の基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名称 | 旧幌加駅跡(旧国鉄士幌線 幌加駅) |
| 住所 | 北海道河東郡上士幌町字幌加 |
| 営業時間 | いつでも可 |
| 料金 | 無料 |
| 最寄駅・バス | ノースライナー利用可 |
| コインロッカー | 無し |
| 駐車場 | 幌加除雪ステーションの駐車場(無料・広い) |
| 公式サイト | 上士幌町観光情報・旧幌加駅跡 |
幌加駅跡のよくある質問(FAQ)
まとめ|ホームが今も残る士幌線・幌加駅跡の静かな廃線散策
幌加駅跡は、旧国鉄士幌線の駅として1939年に開業し1987年に廃止された場所ですが、今もコンクリートのホームと線路、ポイントが残り、廃線跡に興味がある人には見応えがあります。
幌加除雪ステーションの広い無料駐車場に車を停めれば、駅跡までは歩いて2〜3分です。私たちの滞在は合計で20分ほどでしたが、廃線の静けさは十分に感じられました。
周りには家も店もなく、晴れていても寒い場所です。ヒグマの生息地とされているため、防寒と安全面に気を配って訪れてください。
冬の駐車や立ち入りの状況は確認できていないので、雪の時期は事前に調べてから出かけましょう。
ぬかびら温泉郷の鉄道遺構や、三国峠のドライブとあわせて巡ると、士幌線の記憶をたどる旅になります。
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