懐かしい国鉄車両に乗車できるいすみ鉄道に乗って、昭和の風情が残る養老渓谷の温泉街で地元振興もかねて「養老渓谷もみじまつり」が行われ、ライトアップも行いながら紅葉まつりが実施されています。
養老渓谷駅からバスで養老川上流域のハイキングコースで自然散策をしながら、ゆっくりのんびりと人目を避けて紅葉を楽しんでみませんか?
幻の国鉄車両に乗って紅葉を見に養老渓谷へ
紅葉見頃 11月下旬~12月上旬
アクセス(電車・バス)

【最寄り駅】 小湊鉄道・上総中野駅または養老渓谷駅
東京駅から総武快速線で千葉駅まで行き、内房線に乗り換えて五井駅まで行き、小湊鉄道に乗り換えて約3時間30分・2,420円で養老渓谷駅や上総中野駅へ行くことができます。
【路線バス】 養老渓谷駅・上総中野駅からバス
養老渓谷駅・上総中野駅から小湊鉄道の路線バスが運行され、終点「粟又の滝」バス停まで約15分・400円です。
養老渓谷の紅葉スポットは、養老渓谷駅から約2㎞・徒歩25分ほどの場所にある「養老渓谷観音橋」のライトアップと、養老渓谷の上流に「粟又の滝」のライトアップと周辺の養老川沿いの紅葉遊歩道があります。
それぞれ小湊鉄道バスが養老渓谷駅~粟又の滝、上総中野駅~粟又の滝が運行されているので路線バス移動と渓谷沿いの紅葉を見ながら散策を組み合わせて紅葉を楽しむことができます。
養老渓谷へ小湊鉄道やいすみ鉄道のフリーパスが販売されていますが、残念ながら五井駅や大原駅までのフリーパスは2021年は販売されていません。

アクセス(マイカー・レンタカー)
東京からアクアラインを経由して首都圏中央連絡道(圏央道)・木更津東ICまで約1時間(60㎞・約2,000円)で行くことができ、木更津東IC下車してから約30分・20㎞ほどで養老渓谷に到着します。
また、年間通して販売されているわけではないのですが、NEXCO東日本ではETC専用の高速道路版フリーパスを期間限定で販売していますので、お出かけ前には要チェックです。

駐車場
養老渓谷周辺には公営・私営駐車場があり、おおよそ1日500円です。
紅葉シーズンは大混雑しますので、マイカーはおススメしません。
住所 | 千葉県夷隅郡大多喜町粟又 |
営業時間 | いつでも可 |
入場料 | 無料(駐車場500円~) |
公式サイト | 養老渓谷観光協会 |
駅からバス | 養老渓谷駅・上総中野駅からバス利用可 |
2021年養老渓谷もみじまつり・ライトアップ

例年通り、勤労感謝の日2021年11月23日に養老渓谷もみじ祭りを開催し、11月下旬~12月上旬まで「養老渓谷観音橋」と「粟又の滝」でライトアップを行います。
養老渓谷滞在時間
訪れたのは2021年12月3日で、養老渓谷の紅葉と言えば粟又の滝から始まる遊歩道散策で90分、養老渓谷観音橋付近では10分程の滞在時間でした。
養老渓谷駅や上総中野駅と粟又の滝を結ぶバスは1~2時間間隔なので、移動時間を入れて養老渓谷滞在時間は3時間程になります。
粟又の滝

養老渓谷と言えば上流部の「粟又の滝」が有名で、小湊鉄道のバスが養老渓谷駅発着と上総中野駅発着の両方が運行されています。
それぞれ1~2時間間隔なので粟又の滝を見て養老川沿いの遊歩道を散策して紅葉をたっぷり楽しむ時間があります。
粟又の滝バス停から粟又の滝までは一気に階段と急な坂を下っていきますので、滑らないように気をつけてくださいというよりも、戻ってくる時はマスク越しではかなり苦しいほど大変な上り坂になります。

下りは3分程で降りられますが登りは8分程かかりましたので、年配の方々の多くの人が休み休みゆっくりと登らないといけないぐらい大変ですよ。
そして坂を降りれば、目の前に雄大な粟又の滝が目の前に現れました。

粟又の滝から養老川沿いの整備された遊歩道を散策できますが、ここはライトアップされていないので暗くなる前に戻ってこないといけないので、時間を気にして歩くことをおススメします。

訪れた日は曇り空だったので、もみじの色も水鏡も紅葉の鮮やかさが写真だとうまく表現できませんね。
実際はもっと色が濃く綺麗に見ることができ、観光客も少なくマスクもすれ違いそうな時だけつけていれば大丈夫ぐらい空いていました。

見上げると絶壁にも綺麗に紅葉している姿が見られますが、崖のてっぺんまで登らなくては帰れないという現実も待っていますよ。
こんな感じで散策して約90分でバス停まで戻り、養老渓谷駅方面に行き養老渓谷観音橋ライトアップを見て帰る事にしました。
素掘り二層式トンネル
粟又の滝バス停から養老渓谷駅行きバスで「養老館前」バス停で下車すれば、養老渓谷観音橋ライトアップの最寄りバス停なのですが、ここには手彫りトンネルで有名な「素掘り二層式トンネル」があるので、弘文洞入口バス停を下車してちょっと寄り道をしました。

普通のトンネルよりも狭く、内壁もデコボコでさすが手彫りとすぐに分かるようなトンネルを初めて見ることができましたので、貴重な体験ができましたが、もう少し明るい時間帯に来たかったですね。
トンネルを抜けて養老川沿いのライトアップされた遊歩道を歩いて、養老渓谷観音橋ライトアップへ行こうとしたのですが、残念ながら通行止めになっていて戻る羽目になってしまいました。

養老渓谷観音橋ライトアップ
弘文洞入口バス停まで戻り、500mほど歩けば養老渓谷観音橋に行くことができます。
県道沿いは民宿や旅館が立ち並んでいるのですが、なぜかひっそりとしていてすれ違う人もなし、そして観音橋に着いてライトアップを見ることができるのですが、観光客は誰もいませんでした。


養老渓谷ライトアップを見に訪れて、空いているのはこの時期安心したのですが、誰もいないのは予想外でした。
また、紅葉も真っ赤な絶景が辺り一面と言う訳ではないので、人が少なくてもやむを得ないかもしれませんが、電車とバスで訪れることができる千葉紅葉スポットであることには変わりありませんので、訪れてみてはいかがですか?
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