12月下旬~5月上旬までの長い期間菜の花などの様々な花々が見られる温暖な場所が、太平洋に面した南房総にあるのをご存知ですか?
車が無くても電車とバスで行くことができ、観賞用植物栽培発祥の地で映画『花物語』の舞台にもなったことがある「和田浦の花畑」をご紹介しますので、訪れてみてはいかがですか?
和田浦の花畑
訪れたのは2023年2月8日で南房総をドライブした時に、昭和天皇・皇后両陛下が昭和28年に、当時の皇太子殿下も昭和39年にそれぞれ観賞用植物栽培発祥の地を、ご覧にお立ち寄りになられ菜の花の名所という事で立ち寄りました。
和田町花園
周辺にはビニール畑が数多くあり、綺麗な花々が栽培されていてたのですが人がいなかったので許可を取る事もできず、勝手に中に入るわけにもいかないので遠目に見るだけでしたが、観賞用植物栽培発祥の地とういう事であちこちに花が栽培されていました。
そして天皇・皇后両陛下記念碑の横にはサッカーコートぐらいの広さの菜の花畑があり、甘い匂いが漂って屋根付きの休憩スペースも用意されていました。
国道128号線(房総黒潮ライン)沿いに南房総市和田浦の「和田町花園」はあるので、ここまで滞在時間わずか3分。
無理やり広く見えるように座って目線を下げて写真を撮ってみたら、辺り一面に見えるかな?繰り返しますがサッカーコートの広さぐらいで、時間も3分です。
正直、千葉県で菜の花が見られる名所として、案内されている割には「残念」スポットと感じましたが、辺りをキョロキョロしてみると山の斜面に桜が咲いているのが見えたので、ちょっと歩いてみることにしました。
元朝桜(抱湖園)
和田町花園から海を背に200mほど緩やかな上り坂を歩くとJR内房線の踏切があり、そこにはピンク色の花が咲いていたので梅?と思いましたがどうみても桜でした。
でもよく見ると7分咲き?と思ったのですが、すでに枯れ落ちている葉が多く満開の時期を過ぎているように感じたので、道の駅でもらった観光案内のパップレットなどでは、寒桜で1月下旬頃には満開を迎えるそうです。
JR内房線の線路を渡って進むと坂が少し急になり斜面に菜の花と桜が綺麗に咲いている場所が見え、踏切から3分ぐらいで抱湖園(ほうこえん)の入口辺りに到着しました。
桜はやはり半分は既に葉が落ちていて完全に終わりごろでしたので、1週間遅かったかもしれませんが菜の花越しであれば淡いピンクが背景に菜の花が見られました。
ここから階段があり抱湖園へ行くことができそうでしたが、桜の時期を逸していたのとちょうどJR内房線が通過する時間でしたので写真を撮って帰る事にしました。
菜の花畑を見ることを目的に南房総の和田町花園を訪れるとしたら、かなり物足りないと思いますのでオススメ菜の花スポットではありませんが、寒桜が咲く1月下旬ならば桜と菜の花と電車と太平洋をいう組み合わせが見られるので、面白い場所ですが時期的にお得なフリーきっぷが無いタイミングなので、車で南房総観光のついでに訪れるスポットだと思いました。
次回訪れる機会が洗えば、1月下旬頃に訪れてみたいと思う菜の花スポットでした。
和田浦の菜の花畑滞在時間
和田町花園の菜の花だけならば滞在時間3分でしたが、500m先にある抱湖園入口付近の高台まで行き寒桜と菜の花も見に行ったので、和田浦の菜の花畑滞在時間は40分でした。
ただ、このうち10分は電車の通過待ちしていた。
実際に訪れた満足度は、和田町花園の菜の花畑自体はサーッカーコートぐらいの大きさしかなかったので、辺り一面というほどではありませんでしたので、目的地としては物足りないと思います。
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】JR内房線・和田浦駅
東京駅からJR総武快速線でJR君津駅まで行き、JR内房線に乗り換えて和田浦駅まで約3時間15分・2,640円で行くことができ、約2㎞・30分ほど歩くと「和田町花園」(和田浦の花畑)に到着します。
また安房鴨川駅まで外房線特急「わかしお」を利用し、JR内房線に乗り換えて和田浦駅まで約2時間20分・4,000円となります。
【路線バス】日東交通・お花畑バス停
JR和田浦駅を出て左に曲がり300mほど進むと国道128号線に出ると左側に「和田浦駅入口」バス停があり、日東交通の館山鴨川線「亀田病院行き」バスに乗車し、3分・160円で「お花畑」バス停下車した目の前が「和田町花園」です。
JR富浦駅前バス停から200mほど歩いて信号のある富浦駅前交差点を右に曲がり50mほど進むと「富浦駅前」バス停があり、平日6往復・休日4往復の運行ですが電車の到着時間とバスの時刻がかみ合わない事が多いので、歩いた方が早いと思います。
または、バスはJR館山駅とJR安房鴨川駅にも発着するので、和田浦駅へ行かずにバスを利用する方法もあります。
アクセス(マイカー・レンタカー)
東京から首都高速・アクアラインを通り、館山自動車道・冨浦インターを下車するルートで、約120㎞・2時間程・約3,400円で和田町花園へ行くことができます。
駐車場
和田浦の花園隣接の南房総市花園駐車場が無料で利用でき「お花畑」バス停もあります。
お得なフリーきっぷ
秋になると例年「サンキューちば」が発売され千葉県内のJR線や小湊鉄道や路線バスが2日間乗り放題になるフリーきっぷがあるのですが、菜の花が見頃の時期は発売されません。
その代わり、3月1日~4月10日までならば「青春18きっぷ」が利用できるのでお得に鉄道旅と一緒に菜の花を楽しめますよ。
和田町花園基本情報
住所 | 千葉県南房総市和田町花園146 |
営業時間 | いつでも可 |
入場料 | 無料 |
公式サイト | なし |
駅からバス | JR和田浦駅からバス利用可 |
コインロッカー | なし |
電波状況 | au/Y!mobile 安定 |
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