松前藩が置かれる前の15世紀頃から16世紀までの中世の時代には、ここ上ノ国が北海道の政治・経済の中心都市で外国や本州との貿易の拠点でしたので、発掘調査により数々の出土品が見つかっていて復元作業や貴重な出土品を展示しています。
そんな由緒ある上ノ国町には、函館駅から江差線の線路が繋がっていて「上ノ国駅」が存在したのですが、北海道新幹線開通の2年前2014年に廃線になり、現在は代替えバスで行くことができますので、北海道の成り立ちや歴史を知りに訪れてみませんか?
北海道夜明けの塔
上ノ国町一帯が開かれてから800年を記念して作られた高さ約25mの上ノ国のシンボルになっている塔で、見晴らしのいい高台に設置されているので、すぐに見つけることができ迷わず行くことができますが、車を止めるスペースがあまりにもありすぎて困ったぐらいかな?
北海道夜明けの塔は表からは高台まで階段を登り塔の中腹ぐらいから中に入れ、らせん状の階段を1周ほど登るとすぐに展望スペースになり、北海道夜明けの塔の上部へは行くことができなくなっています。
写真でもわかるように夜明けの塔の真ん中より下の部分にカバーが無いところがあり、この位置まで階段で登れるようになっています。
海岸線が弧を描くようになっていて、江差町のかもめ島が見えて雪化粧した山々を見ることができます。
左を見れば、丘陵地になっていて夷王山神社の鳥居を見ることができます。
夜明けの塔の反対側へ移動すれば、風力発電の風車がたくさん連なって設置されている光景が見られます。
この北海道夜明けの塔の外壁は網目状の鉄骨でできていて、訪れた日は風が強くて高音の風切り音がピーピー、キーキー鳴り響いていました。
入り口でもある2階の高台ではなく1階までらせん階段は続いているので、下まで降りると北海道夜明けの塔の裏側から出られます。
この北海道夜明けの塔は下から見て初めて気づいたのですが、円柱でも角柱でもなく、よく見ると八角形をしているのですが、ずっとカメラを除いて上を見上げていたら、吸い込まれそうな気がしませんか?
そしてもうひとつ気づいたのが、ものすご重低音が耳鳴りのようにずっと鳴り響いていることに気づき、こんなに近くで風力発電の風車を見た事が無かったので、恐怖を感じるような音でした。
北海道夜明けの塔滞在時間
上ノ国町で一番の高い場所での景色がさらに一望できるという事を聞いて訪れただけでしたので、北海道夜明けの塔滞在時間は15分でした。
個人的おススメ度は、江差を訪れたならば木古内や函館方面に向かう途中にあるので、ぜひ立ち寄って絶景を見て欲しいと思った上ノ国町の観光スポットです。
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】北海道新幹線・木古内駅
江差線・木古内~江差間に「上ノ国駅」がありましたが、北海道新幹線開業の2年前2014年に廃線と共に廃駅となり、もう存在しないので最寄り駅は北海道新幹線と道南いさりび鉄道の木古内駅になります。
函館駅からだと道南いさりび鉄道が函館駅まで乗り入れているので、乗り換えなしで約1時間・1,170円です。
【路線バス】函館バス・上ノ国バス停
函館駅から乗り換えなしで上ノ国町へ行くバスはありませんので、木古内駅から函館バス631・632系統で江差方面へ行くバスで、上ノ国駅跡にある「大留」バス停で松前行きに乗り換えて「上ノ国」バス停で下車して行くことができ、バス乗車時間は乗り換え時間含めて約1時間30分・1,300円です。
上ノ国バス停の目の前が中世史跡公園の入り口で、「史跡上之国館跡 勝山館跡」を散策できるようになっていて、ここを抜けると中世史跡公園にたどり着き、公園内に「北海道夜明けの塔」もあります。
また、乗り継ぎができない場合は「大留」バス停から歩くと約2㎞・25分程かかり、バス乗車時間は約1時間10分・1,000円です。
松前町の松前出張所バス停からは「原口漁港前」バス停で接続する江差バスターミナル方面のバスに乗り継ぎを行い、「上ノ国」バス停までも行くことができ、バス乗車時間は約1時間40分・1,300円です。
「江差・松前周遊フリーパス」利用ならば、フリーエリア内なので追加費用無しで行くことができますので、行かなきゃ損ですよ!
アクセス(マイカー・レンタカー)
函館空港から国道227号線を通り約90㎞・約2時間程で北海道夜明けの塔へ行くことができます。
北海道夜明けの塔基本情報
駐車場
中世史跡公園の駐車場や北海道夜明けの塔周辺の空き地が無料で利用できます。
上ノ国町周辺の人気ホテルやお得なクーポン
江差や乙部周辺にも数は少ないですがビジネスホテルや旅館がありますが、函館市内のホテルよりも割高になり、朝食サービス競争も無いのでマイカーやレンタカー利用ならば、函館市内から日帰り圏内なので朝食競争が激しい函館駅前周辺のホテルをおススメします。
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