エクセルで条件に一致するセルの数を数える時に使うCOUNTIF関数

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テストの成績が80点以上の生徒だけを数えて表示したい!って場合ありませんか?

このようにエクセルを使っているとよくあることで、数を数えるCOUNT関数に条件を付けて使うCOUNTIF関数を使えば簡単にできるのでご紹介します。

単純に数を数えるCOUNT関数に関してはここでは省略しますので、気になる方は下記もご覧くださいませ。

COUNT関数に条件を付けられるCOUNT関数

エクセルの書籍などには、「COUNTIF関数 (統計関数の 1 つ) は、1つの検索条件に一致するセルの個数を返します。」と、書いてあります。

珍しく分かりやすいですよね、そのまんまなんですもんね。

この場合のCOUNTIF関数の使い方の基本は・・・

COUNTIF(セルの範囲,検索条件)

という数式になります。

検索条件には「数値」「数式」「文字」を入れることができますが、「文字」の場合のみ「””」で囲む必要があります。

ちなみに「””」のままだと、空欄を指すことになります。

そこで、私自身が使った事のある条件や、使うことがありそうな条件(まだ使っていないですが)を8つ取り上げてみました。

○○が条件の場合

COUNTIF検索条件が文字列
COUNTIF検索条件が文字列

上の図で男性の数を数えてセルC4に表示してみましょう。

この場合、セルC8~C15の範囲の中から条件に一致する(男性)セルの数(人数)を数えるということになり、数式は下記のようになります。

COUNTIF(C8:C15,“男性”

セルの範囲がC8:C15で、検索条件が”男性”という事です。

当然、”女性”とすれば、女性の数(3)を数えますし、””とすれば、空欄の数(1)を数えることになります。

このようにCOUNTIF関数の条件に直接「文字」で書けばすぐに条件に一致するセルの数を数えることができますが、条件が変わる場合が発生すると全てのセルを書き換えなくてなりませんので、おススメの方法ではありません。

特定のセルの値が条件の場合

先ほどと同じく男性の数を数えるのですが、今度は男性と直接数式に書き込まずにセルB4の値を指定してここに書き込まれた値(文字)を検索条件にします。

COUNTIF(C8:C15,B4

セルの範囲がC8:C15で、検索条件がB4の値(B4)という事で、B4の値が「男性」なので、男性の数を数えてセルC4に表示されます。

当然、”女性”とすれば、女性の数(3)を数えますし、””とすれば、空欄の数(1)を数えることになります。

このようにCOUNTIF関数の条件に直接「文字」ではなく、セルの値にすることで検索条件が変わったとしても、数式を直接変更することが無いのでシートの保護をかけて入力したい部分だけ酒精可能にしておけば、誤って数式を消してしまったりすることを回避できるのでこの方法をおススメします。

○○よりも大きいが条件の場合

今度は、合計点数が400点よりも大きいの人数を数えられるようにしましょう。

この場合の検索条件は「400点より大きい」になります。

COUNTIF(G8:G15,“>400”

セルの範囲がG8:G15で、検索条件が400より大きいという事になります。

○○よりも小さい(未満)が条件の場合

今度は、合計点数が400点よりも小さいの人数を数えられるようにしましょう。

この場合の検索条件は「400点未満」(400より小さい)になります。

COUNTIF(G8:G15,“<400”

セルの範囲がG8:G15で、検索条件が400より小きいという事になります。

波乗りアヒル

大きいを表す「>」が小さいを表す「<」に変わっただけなので簡単ですよね。

○○以上が条件の場合

今度は、合計点数が400点以上の人数を数えられるようにしましょう。

この場合の検索条件は「400点以上」になります。

COUNTIF(G8:G15,“>=400”

セルの範囲がG8:G15で、検索条件が400以上という事になります。

より大きい「>」に「=」を加えるだけで以上になります。

○○以下が条件の場合

今度は、合計点数が400点以下の人数を数えられるようにしましょう。

この場合の検索条件は「400点以下」になります。

COUNTIF(G8:G15,“<=400”

セルの範囲がG8:G15で、検索条件が400以下という事になります。

波乗りアヒル

大きいを表す「>」が小さいを表す「<」に変わっただけなので簡単ですよね。

等しくないが条件の場合

今度は、合計点数が0点ではない人数(受験した人数)を数えられるようにしましょう。

この場合の検索条件は「0点ではない」になります。

COUNTIF(G8:G15,“<>0”)

セルの範囲がG8:G15で、検索条件が0点ではないという事になります。

「0」をセルの値にするには、「&]」を付け加えてセルを指定することもできます。

COUNTIF(G8:G15,“<>&H4”)

複数の条件に一致するセルの個数を数えるCOUNTIFS関数

条件が1つの時は、COUNTIF関数で対応できたのですが、2つ以上ある場合は対応できません。

そこで複数の条件に一致するセルの個数を数えるならば、COUNTIF関数を使います。

例えば、300点以上400点未満の人数を数えるとしましょう。

この場合の検索条件は「300点以上400点未満」になります。

COUNTIFS(G8:G15,“>=300”,G8:G15,“<400”)

セルの範囲がG8:G15で、検索条件が300点以上と400点未満いう事になります。

波乗りアヒル

これでCOUNT関数の基本形と条件に一致する場合も対応できるようになりましたね。

COUNTIFの応用実用例

条件に一致するセルの数を数える事ができるCOUNTIF関数の特徴を応用して、様々なデータ入力を行った時に、誤って重複してしまった時にメッセージを表示してお知らせしてくれる機能を作ることができます。

もし入力データがダブって重複すると、個数が1ではなく2以上になるという事なので、2以上の数字がCOUNTIF関数により発見したら、VBAのメッセージ機能を使って警告メッセージが表示される仕組みです。

どんなに数式やVBAでエクセル自動化させても、データ入力は人間が行うので間違いはつきものですからね。

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