エクセルの計算式も間違っていないし、文字列が紛れ込んでもいないのにセルがエラー表示になって困ったことありませんか?
VALUE関数でも解決できない時はIFERROR関数を計算式に付け加えてあげるだけで簡単に解決できますのでご紹介いたします。
IFERROR関数
「数式で使用されるデータの形式が正しくありません」と表示され、ヘルプを見るとこのように表示されます。
エラー値 #VALUE! を修正する
入力した数式に問題があるか、参照先のセルに問題があります” と Excel が伝えていることを意味します。このエラーはあまりにも一般的で、正確な原因を見つけるのは困難なことがあります。このページの情報には、よくある問題とエラーの解決策が表示されています。特定のエラーを修正するには、1 つ以上の解決策を試す必要があります。
エクセルのヘルプページより引用
エクセルに標準機能として用意されている関数「IFERROR関数」は、計算式の結果がエラーとなる場合には任意の指定した値を表示させることができて、それ以外(エラーではない)は計算された計算式の結果を表示させることができ、IFERROR関数は次のように使用します。
=IFERROR(計算式,エラーの場合に表示したい値)
簡単にいうと、もともとある計算式でエラー表示が出る場合がれば、IFERROR関数でくくってあげるだけで完成というものです。
下の図は、成績表の一部を抜粋しているのですが、3か所のセルがエラー表示なっています。

この表は別のシートの数値を抽出して作成しているので、未入力セルがあると抽出できずにエラーになってしまいます。
そこで、IFERROR関数を使って、エラーの場合は空欄にするように青色下線を付け足した計算式が次の通りです。
=IFERROR(指定したシートの計算式,””)
今回のエラー表示は「#VALUE!」でしたが、全部で7種類のエラーに対応できますよ。
- #VALUE!
- #N/A
- #REF!
- #NAME?
- #DIV/0!
- #NUM!
- #NULL!

今回は空欄「””」にしましたが、0(数字)や”空欄”(文字)に置き換える事も可能です。


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