黒部峡谷鉄道は窓が無い車両を選ぶことができるので、大自然の風や空気を感じながら乗ることができるので首都圏では感じることができない光景を見に行ってみませんか?
夏ならば避暑地を求めて訪れるのもいいのですが、やっぱり黒部渓谷と言えば紅葉スポットとして有名なので、11月上旬に防寒対策をして訪れてみましょう。
ちょっと贅沢に黒部峡谷日帰りの旅
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】富山地方鉄道・宇奈月温泉駅
北陸新幹線・黒部宇奈月温泉駅で富山地方鉄道線に乗り換えて宇奈月温泉駅まで約30分・580円で行くことができ、東京駅からだと約2時間30分・11,550円です。
富山駅からだと、富山地方鉄道で約1時間45分・1,690円で乗り換えなしで行くことができます。
宇奈月温泉駅からは黒部峡谷鉄道・トロッコ電車で欅平まで行きます。
宇奈月温泉駅でトロッコ電車を見ることができる「やまびこ展望台」へ富山地鉄全線乗り放題になるフリーきっぷがあります。
アクセス(マイカー・レンタカー)
富山駅から北陸自動車道・黒部IC下車し、県道14号を通り約60㎞・1時間程で宇奈月温泉駅へ行くことができます。
また、年間通して販売されているわけではないのですが、NEXCOではETC専用の高速道路版フリーパスを期間限定で販売していますので、お出かけ前には要チェックです。
駐車場
宇奈月温泉駅から欅平までは車で行けないので黒部峡谷鉄道で行くことになります。
その為宇奈月温泉駅前に広がる有料駐車場を利用する事になり、1日1,000円・1泊2日1,500円です。
住所 | 富山県黒部市宇奈月町黒部奥山 |
営業時間 | 冬季休み |
料金 | 無料 |
公式サイト | 欅平ビジターセンター |
駅からバス | 鉄道のみ |
黒部渓谷滞在時間
贅沢にと行きたいところでしたが、開通したばかりの北陸新幹線に乗り台東願望から日帰り日程で黒部渓谷を訪れました。
その為に始発で訪れ、宇奈月温泉到着が9:30頃で欅平へトロッコで行き戻ってきたのが15:00過ぎでしたので、黒部渓谷滞在時間は約5時間30分でした。
宇奈月温泉の新山彦橋
今回の旅の始まりは北陸新幹線・大宮駅6:54発で9:00に黒部宇奈月温泉駅に到着しました。
ここで富山地方鉄道の新黒部駅に接続しているので宇奈月温泉駅を目指しますが乗り換えに5分あれば余裕で乗り換えができましたので、慌てなくても大丈夫です。
そして宇奈月温泉駅までは30分程でたどり着きました。
宇奈月温泉駅から見える真っ赤な橋が有名な「新山彦橋」でこの上を黒部峡谷鉄道のトロッコ電車が走る姿をよくテレビやネットでも見られます。
やまびこ展望台
そしてこの新山彦橋を上から見下ろせる撮影スポットが「やまびこ展望台」で、宇奈月温泉駅のすぐ近くにあります。
「やまびこ展望台」の場所は、黒部峡谷鉄道の宇奈月温泉駅の前に広がる駐車場を通り、道路を渡って左奥に階段があり看板もあるので迷うことは無いと思います。
黒部峡谷と言えばこのようなアングルの写真よく見ますよね。
写真を撮ったら欅平を目指して黒部峡谷鉄道のトロッコに乗りますが、終点欅平駅までは約1時間20分・1,980円かかります。
黒部峡谷鉄道トロッコの車窓は絶景だらけ
黒部峡谷鉄道のトロッコは窓も壁もない車両を選ぶことができますが、標高が高い所へ行くので11月中旬にもなると寒いです。
トロッコに乗り新山彦橋を渡ってトンネルを抜けると最初に出会える景色がダムと赤い橋。
エメラルドグリーンのダム湖と聞いていたのですが、残念ながらそこまでではなかったです。
ダム湖の色は光の当たり方と雨の降り方で変わるみたいです。
11月中旬ともなれば、標高が高い所ではうっすら雪化粧も始まっていて、雪の白・紅葉の赤・ダムの緑のコントラストが絶妙に合うタイミングってむずかしいですね。
黒部峡谷トロッコ乗車から1時間ぐらいの鐘釣付近、ゆっくり走ってくれるので写真が撮りやすくてうれしい!けど、とにかく寒いです。
最初に見られなくてあきらめていたエメラルドグリーンの川の水を見ることができました。
そして出発から1時間20分、終点の欅平駅に到着しましたがあまりの寒さで欅平駅に直結している2階の食堂でラーメンを食べて体を温めてから欅平観光を始めました。
食堂から撮影しただけなのに、こんな写真が撮れるのだから、黒部峡谷の散策が楽しみでしょうがないですよね。
欅平の猿飛峡
欅平駅観光と言えば、食堂から見える赤い橋を渡らない反対方向の猿飛峡が有名なので、黒部川沿いの散策コースを歩きます。
欅平駅からほぼ下り坂で運動靴ならば問題なく歩いて行ける遊歩道です。
途中トンネルがあり、狭い歩道になるので人とすれ違うのにかなり気を使いますが、それ以外はアップダウンがかなりありましたが、25分ほど歩くと猿飛にたどり着きます。
日陰になってしまうとエメラルドグリーンの川の色ではなくなりますが、足元は白い岩や壁があり、見上げると赤や黄色に色づいた紅葉と、とても綺麗な景色を見ることができました。
欅平駅へ戻るには、今度は基本的に上り坂になるので30分かかってしまいましたが、今度は赤い橋を渡ってもう一つの散策コースへ進みました。
30分程ずっと上り坂で木々の色も赤や黄色に紅葉した景色ばかりになってきました。
ここまでくると観光客も少なくなってきたと思ったら、猿の親子を見ることができ慌てて写真を撮ったらピンボケ!!
逃げてしまうと思って慌ててしまいましたが、全然逃げる気配も無くくつろいでいるので、今度は落ち着いて写真を撮りました。
一点を見つめて何か食べている姿って子供と一緒だなあと思いながら、この野生のサルに出くわしてしまうと危険なので戻ることにしました。
欅平駅に到着し時刻は14:00ちょっと前でしたが、たっぷりと自然を感じてリフレッシュできたので帰路に就くことにしました。
宇奈月温泉駅から欅平駅まで往復3時間、欅平滞在2時間でしたので、やっぱり北陸新幹線が無かったら日帰り観光は厳しかったので、新幹線のありがたみを感じた黒部渓谷観光でした。
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