小樽駅からまっすぐ小樽運河へ向かい、小樽市観光物産プラザ(運河プラザ)に隣接している「小樽市総合博物館・運河館」の外観から当時のレンガ造りの建物になっている資料館をご存知ですか?
小樽の歴史や当時の生活風景などを見ることができる資料館となっていて、江戸時代後半からの最盛期のニシン漁で栄え明治期には、北海道の最先端であった小樽を知ることができ車が無くても電車とバスで行くことができる「小樽市総合博物館・運河館」をご紹介しますので訪れてみてはいかがですか?
小樽市総合博物館・運河館
何度か小樽を訪れたことがありましたが、小樽観光物産プラザにはお土産を買ったりトイレを借りたりして利用させてもらっていましたが、隣にレンガ造りの建物があるのは気づいていましたが中の施設まで気にしなかったですね、不思議と。
今回、北海道の鉄道に関する資料などがある小樽市総合博物館・本館へ訪れて、共通入場券を購入して初めて隣の建物の存在を知りましたので訪れました。
小樽市総合博物館の運河館の中に入って前日に購入した本館との共通券を受付で提示すると、翌日でもそのまま利用できますので、慌てて同じ日に訪れなくても大丈夫です。
繁栄最盛期の小樽
入館してすぐ右側が最初の展示スペース「第一展示室」となっていて、江戸時代後期から始まった小樽のニシン漁に関する資料が展示され、中央には北前船の模型が置かれています。
当時繁栄したニシン漁で使用されていた漁具も展示されていて、当然ながら機械化されていないので網や木の棒などで漁をしていたことが分かります。
さらに第一展示室には、当時の小樽の町並みの写真や模型が飾られています。
そしてニシン漁関連資料の場所から次へ進むと、突然大きな銀のシャチホコ像が置かれて、シャチホコと言えば名古屋城を思い浮かべますが、なぜ小樽?
シャチホコ像は一般的には城郭の飾り物なのですが、小樽の倉庫建築には守り神として屋根に掲げられているそうです。
第一展示室最後には、小樽がいちばん華やかだったと言われている大正時代の小樽の町並みを再現しているコーナーがあり、朱色の円柱のポストがなんともレトロ。
ここには大正時代のラジオ・レコードプレーヤー・カメラなどの電化製品や、家の中を再現しているので当時としてはかなり裕福な暮らしぶりのようですね。
人力車が人力そり?
次の代に展示室へ向かうには中庭に一旦出てから向かいますが、屋根にはシャチホコがしっかりと小樽の倉庫を見守っていました。
小樽の自然と資料
第二展示室に入ると突然標本やはく製で周囲を飾られた部屋になり、ちょっと圧倒され虫嫌いな人には厳しいかもしれませんが、ウサギや鹿、クマやワシなどが約2,000種類も集められ展示されています。
そして当時の人々の狩猟や食事の様子を再現しているのも見ることができ、小樽近郊で発掘された約3500年前の縄文時代の土器なども展示されています。
最期にこんなお茶目な展示があり、挑戦してみるとものすごく疲れました。
小樽市総合博物館の運河館には、全部で20,000点の資料や品々が集められているので、当時の小樽を知ることができる場所なので、小樽運河に行く際にはちょっと立ち寄って見てはいかがですか?
小樽市総合博物館・運河館滞在時間
訪れたのは2022年12月で前日に小樽市総合博物館・本館を訪れて共通券を購入して翌日に、おたる水族館を訪れた帰りに立ち寄り、次の予定の時間まで滞在していたので小樽市総合博物館・運河館滞在時間は20分でした。
実際に訪れた満足度は、本館と違い本格的に歴史資料館でしたのでなるほどって感じでしたので1回見れば十分だと思いました。
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】JR函館本線・小樽駅
JR新千歳空港駅から快速エアポートで小樽駅まで約1時間20分・1,910円で行くことができ、JR札幌駅からならば約35分・750円です。
小樽駅からまっすぐ小樽運河へ向かい観光プラザ左折してすぐなので歩いて10分・800m程です。
- JR函館本線・小樽駅
アクセス(マイカー・レンタカー)
新千歳空港から道央自動車道を通り札幌自動車道・小樽インターを下車するルートで、約45㎞・1時間程・約1,240円で行くことができます。
駐車場
小樽市総合博物館・運河館の駐車場が無料で利用できます。
お得なフリーきっぷ
おたる水族館へ行くならばJR小樽駅がフリーエリアに含まれているフリーきっぷを使わないなんて損していますので、お得で便利なのでご紹介します。
小樽市総合博物館・運河館以外におたる水族館・小樽運河・天狗山ロープウェイ・小樽市総合博物館(鉄道博物館)などへも行くならば、小樽市内のバスが乗り放題になるフリーきっぷがお得です。
その他に、小樽や札幌以外にもJR北海道全線乗り放題きっぷや、北海道内の高速道路が乗り放題になるETC専用フリーパスもあります。
小樽市総合博物館・運河館基本情報
住所 | 小樽市色内2-1-20 |
営業時間 | 9:30~17:00 火曜休館 |
入場料 | 本館・運河館共通券500円 |
公式サイト | 小樽市総合博物館・運河館 |
駅からバス | 小樽駅から徒歩圏内 |
電波状況 | au/Y!mobile 安定 |
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