制限時間9時間！釧路空港からレンタカーで回転寿司花まると根室観光

釧路へ観光に行くならばついでに日本最東端の根室へ行こうと計画を立てることがよくありますが、広い北海道なので実際の距離は140㎞ほどあります。

この距離は、東京から富士市・甲府市・渋川市・宇都宮市・日立駅などへの距離とほぼ同じなので、とんでもなく遠いという事をご存じでしたか？

それでも実際には信号がほぼ無い国道をひたすら走る状況なので、20分の休憩を2回しても3時間で根室に行くことができ、道東で有名な回転寿司「根室花まる」や納沙布岬へも行くことができるので、訪れてみてはいかがですか？

根室滞在時間3時間30分

2024年10月に訪れたので雪の心配がないので雪道に慣れていない人でも安心して運転ができ、信号も少ない国道なのでカーナビに表示された時間よりも若干早くなるので、休憩時間を予定よりも多くとることができます。

釧路空港に到着したのが定刻通りの9:25で、スムーズにレンタカーを借りて出発したつもりでも、時刻は9:50なのでレンタカーの手続きって30分ぐらいかかるのが一般的ですね。

釧路空港から無料供用中の「北海道横断自動車道」を経由して、国道44号線をひたすら東へ走ること1時間で厚岸に到着します。

道の駅 厚岸グルメパーク「コンキリエ」

釧路と根室のちょうど中間地点にあり、道東エリアでは比較的大きな町「厚岸」は牡蠣が有名な道の駅です。

1階にお土産屋さんと地元牡蠣をつかったファストフードのお店があり店内飲食もでき、２階にはレストランが３件入っていました。

時刻は11:00ちょっと前という事もあり、開店を待つお客さんが10名ぐらい並んでいて地元名産の牡蠣を食べられることで各地からの観光客が訪れる場所となっていましたが、昼食は回転寿司「根室花まる」と決めていたのでスルーしました。

ただ、駐車場に設置してあった顔パネルにアピールされていた牛乳が気になり、1階のお土産屋さんでもアピールされていたので「あっけし極みるく65 200ml」を購入しました。

地元厚岸で海風をたっぷり浴びてミネラル豊富になった牧草を食べた乳牛から絞った新鮮な牛乳を、低温の65℃でゆっくり殺菌加熱することで、脂肪分が壊れずにそのままの状態の牛乳になるそうです。

飲んでみると、今まで味わったことのないものすごく濃厚な牛乳なのに、すっきりとして口の中に何も残らず飲めてしまいました。

厚岸を訪れた際には、立ち寄ってぜひ飲んで欲しいおススメの牛乳ですよ。

道の駅 厚岸グルメパーク「コンキリエ」滞在時間は20分で、次の目的地、根室十景のひとつ「風連湖」のある「道の駅 スワン44ねむろ」を目指して出発しました。

道の駅 スワン44ねむろ

道の駅 厚岸グルメパーク「コンキリエ」を出発して約50分、12:00過ぎに「道の駅 スワン44ねむろ」に到着しましたので、釧路空港出発からほぼ2時間経過していました。

ここ、道の駅スワン44ねむろには根室十景の風連湖があり、一望できる展望デッキが併設されていましたが、訪れた日は曇り空で期待していた晴天の絶景ではありませんでしたが、訪れることができただけでも大満足です。

日本最東端の道の駅には、根室のお土産などの販売コーナーや食堂なども完備されていて、駐車場もトイレもゆったりとしたスペースがありいつでも利用できるようになっていますので、トイレを利用して20分ほど休んで回転寿司「根室花まる」を目指しました。

回転寿司 根室花まる根室店

10分ほど走り時刻は12:30になり根室花まるに到着しましたので、ほぼ駐車場も満車で店内は若干の空席があるぐらいで、かなり混雑していました。

やはり道東エリア発祥の回転寿司で、札幌・函館・都内へも支店が出店されているほど「根室花まる」が有名なので、お昼時ともなれば混雑しているのも当然ですね。

なんといっても根室港や根室周辺で水揚げされた魚介類を中心に提供されて、とても新鮮で生のサンマを食べることができるので、この為に根室を訪れたと言っても過言ではありません。

案内されたのはカウンター席だったのですが、注文は口頭ではなく席に置かれている注文用紙に記入して直接手渡しする方式だったので、タッチパネル式でもないのでなんか懐かしい注文方法に関しましたが、注文すればすぐに渡されるのであっという間に満腹になりました。

ただし、価格はそれなりなのであっという間に5,000円を超えてしまいますが、クレジットカードや電子マネーが使えるので決済は便利ですよ！！

JR根室駅

満腹というよりは7割程度でしたが30分ほどで回転寿司の時間を切り上げて、日本最東端の有人駅であり根室本線の終着駅となっていますが、運行本数は1日6本しかないひっそりとした駅でした。

駅舎内の待合室には、観光マップ・日付入りの顔パネルがあるので鉄道ファンを含めフォトスポットになっていました。

もしかしたら、最近ニュースになっているJR北海道の赤字対策として、東根室駅廃止にともない根室駅が日本最東端の駅になるかもしれませんね。

根室駅ではトイレを借りて、ここまで来たのだから日本最東端の駅へ行くしかないですよね。

日本最東端「JR東根室駅」

日本最東端の駅と言えば終着駅の根室駅を思い浮かべるのですが、実はひとつ手前の「東根室駅」が日本最東端の駅で、ここから1.5㎞ほど西へ曲がったところに根室駅がある為です。

JR東根室駅には「日本最東端の駅」と書かれた標柱が設置されていますが、駅舎も無く1面の板張りのホームがあるだけです。

駅周辺には住宅街が広がっているのですが、近くのバス停からは1時間に1本程度のバスの運行があるので鉄道は1日5本では利用者が10人程度になってしまうのも納得です。

JR根室駅から車で5分ほどで着いたので本当に近く、日本最東端の駅で写真を撮って納沙布岬へ行く予定でしたが、時刻表に記載の無いのに、列車の音がしたと思ったら快速列車が運良く東根室駅を通過する場面に遭遇しました。

到着から2分で列車に遭遇でき、日本最東端の駅と鉄道を写真に収めることができたのは本当にラッキーでした。

納沙布岬（望郷の岬公園）

東根室駅から30分で日本最東端「納沙布岬」へ行くことができ、時刻は14:00なので釧路空港出発からすでに4時間が経過していました。

納沙布岬へ近づくと高さがあるので真っ先に目印となるのが「千島の砦 オーロラタワー」ですが、ボロボロで休館中というよりは廃墟という感じです。

納沙布岬の無料駐車場に車を止めて、大きなオブジェが北方領土返還を願う「四島のかけ橋」ですが、正直ものすごく大きなオブジェで圧倒されます。

このあたり一帯は「望郷の岬公園」となっていて、北方領土を見ることができて返還を願う様々なものがあり、「返せ北方領土 納沙布岬の碑」「希望の鐘」「本土最東端 納沙布岬の碑」「北方館」「根室十景」「納沙布岬灯台」などを見ることができます。

特に北方館では、無料で利用できて北方領土に関する歴史的資料なども展示されているので、日本人ならば一度は訪れて早期返還に思いを寄せたいと考えさせられる場所です。

北方原生花園

納沙布岬を14:40に出発して10分ほどで北方原生花園に到着しますが、10月ともなれば花は全く咲いていませんでしたが、ポニーが草を食べている姿を見ることができたので木道を少し歩きました。

入口にはポニーが放牧されているので、逃げないように柵のカギを閉めるように注意書きがありますが、根室十景のひとつなので中に入るのは自由となっています。

木道は見た目よりも傷んで歪んでいますが、歩く分には問題ないのですが、お馬さんの落し物があるので踏まないように歩く必要があります。

ポニーは数えたら10頭ほどいてがむしゃらに草を食べていて、全くこちらを気にする気配はありませんでした。

明治公園のサイロ

根室駅からまっすぐ2㎞の根室市街地北部にある公園で、明治8年（1875年）に作られた開拓使根室牧畜場の跡地が「明治公園」として現在に至っています。

北方原生花園を15:00に出発して15分で「明治公園」に到着すると、住宅街の公園にもかかわらず野生の鹿の群れがこちらを無視して食事に夢中になっていました。

明治公園を訪れたのは、公園の中央にある芝生広場に日本最大級の高さ15m・直径6mの煉瓦造りのサイロが3つ並んで見ることができるからです。

この明治公園のサイロも根室十景のひとつになっている場所で、駐車場も無料完備されているので10分ほどあれば見られるので忘れずに立ち寄ってくださいね。

根室車石

明治公園から車で10分ほどで根室十景のひとつ「根室車石」に行くことができますが、無料の駐車場から歩いて5分ほどかかります。

ここ花咲港は、花咲ガニの産地として有名な場所は、頭上をカモメや海鳥？が多数飛んでいて、鳴き声と波の音しか聞こえない自然の中を歩くことができます。

途中に展望台を通過して階段を降りると展望スペースがあり、岸壁と海の波しぶきが迫力ある景色を見ながらさらに下へ歓談を降りていきます。

すると、弧を描く大きな石「根室車石」が現れ左側の柵の高さと比較すれば、その大きさがわかり、調べてみたら横幅は6mあり、高さは3mほどあるそうで、近くに行くとその大きさに圧倒されます。

そしてこの位置からカメラを構えて撮影すると、すぐ後ろは波しぶき感じる海が広がっています。

海底火山の噴火でできた自然の造形美ということで、20分もあれば駐車場から根室車石を見て戻って黒事ができる「根室十景」を訪れてみてはいかがですか？

時刻は16:00になったので制限時間いっぱい！釧路に戻るには約2時間30分はかかるので、根室とお別れしました。

途中、道の駅 厚岸グルメパーク「コンキリエ」に再びトイレ休憩のみ立ち寄ったら、昼とは違い17:10になると日も暮れて、厚岸湾の夜景が綺麗に見ることができました。

釧路まで残り65㎞、約1時間ほどで行くことができるので、レンタカーを返却する時間を含めても18:45頃には釧路空港へ到着できる計算です。

釧路空港到着してレンタカーで出発してから、根室観光をして戻ってくるまでの制限時間9時間が達成できるので、根室日帰り旅行をすることは可能ですよ！