6月になるとウニ漁が解禁されて水揚げされた鮮度抜群の生ウニ丼が食べられることでも有名な、神威岬をご存じですか?
積丹ブルーと呼ばれる真っ青な海の色を見ることができ、鋭く突き出た断崖絶壁の特徴的な地形も渚百選に選ばれただけあり、広い北海道で小樽から車で約1時間ほどで行くことができるので見に行かないと損した気分になりませんか?
神威岬遊歩道
2018年12月8日に開通したばかりの後志自動車道の現在の終点余市から、国道229号をひたすら道なりに進むと約1時間ちょっとで神威岬駐車場に行くことができます。
駐車場から神威岬先端にある展望台まで往復40分と、積丹観光協会のホームページには記載されていましたが、実際は景色を見たり写真を撮ったりしながら歩いたので片道40分かかりました。
私自身2度目の神威岬訪問ですが、前回も片道40分かかっていたのでわき目も降らずに歩かない限り片道20分は無理でしょうね。
しかもアップダウンの激しい断崖絶壁の遊歩道ですから意外としんどい道のりですが、運動靴で訪れたので歩くのに不便なく進むことができました。
女人禁制の門
駐車場から周りの景色を見ながら舗装された遊歩道を歩くこと8分で到着しましが、景色がいいので写真を撮っていると、あっという間に登り始めてから13分経過していました。
チャレンカ伝説というのがあり、頂いたパンフレットにはこのように書いてあります。
女人禁制の神威岬に義経の伝説
義経に強く思いを寄せる首長の娘チャレンカ。しかし義経は大陸へ向かって旅だってしまう。チャレンカはその後を追い、神威岬までたどり着くも義経の船は沖の彼方へ。
悲しみにくれたチャレンカは、「和人の船、婦女を載せてここを過ぐればすなわち沈没せん」と恨みの言葉を残し海に身を投げてしまった。
悲しみと恨みを抱いたチャレンカの身体は神威岩と化し、以来、その周辺に女性を乗せた船が近づくと必ず転覆したことから、神威岬は女人禁制の地に。
この決まりは明治時代初期まで続くこととなった。
どっこい積丹パンフレットより引用
女人禁制の門から左側を見ると海が何となく湾曲しているように見え、地球は丸いんだなあと時間しましたが、写真ではちょっと分かりづらいかな?
女人禁制の門をくぐって神威岬先端を目指して進むのですが、まだまだ遠いですよね。
これを見るだけでも公式サイトに書いてある20分ってどんだけ急いでいかなければならないんだろうって思っちゃいますよね。
そして、海の色が青い!青すぎる!これが「しゃこたんブルー」って言われている紺碧のグラデーションなんですね。
舗装された遊歩道はここまでで、ここから先はこんな感じなので、運動靴の方が歩きやすいですよ!
写真で見ると狭く見えると思いますが、遊歩道の真ん中を歩いて両手を左右それぞれの手すりを持ってちょうどいいぐらいの幅です。
もちろんすれ違いもできる幅で、イメージできますかなあ?
ここを渡りながら右を向くと!んー青い!、広い!キレーイ!!
チャレンカの小道
多分ここから先がチャレンカの小道って名前があったような気がします。
もう、舗装はされていませんので岩肌を歩くようになり、かなり高低差もあるので決して楽な遊歩道ではありません。
神威岬駐車場を出発してから20分が経過して、左右の積丹ブルーの海と絶景を見ながら歩いて行くとやっと到着!
神威岬展望台
最初にお話しした通り、ここまで40分かかりましたけど絶景が見られたので疲れが吹っ飛びました!!
神威岬展望台といっても策があるだけの先端で、岩があるのでこの上に乗って写真を撮ると、大会一から撮影できます。
太陽の陽の当たり方で、しゃこたんブルーになったり、ならなかったりで、意外と写真に収めるのってタイミングと角度必要なんですね。
神威岬展望台広場
神威岬展望台から反対側に15分歩いていくと「神威岬展望台広場」があり、2度訪れましたが全く人が来ませんので、貸切状態になる場所です。
神威岬展望台広場から神威岬の方向を見るとずいぶん遠くにあるように感じますね。
手前に薄っすらしゃこたんブルーで、神威岬先端まで伸びている絶壁が絶妙ですね。
右を見ればこんなに緑と青い海が綺麗に見えるのですが、すでに70分も歩き続けていたので、のども乾いてきたので駐車場に戻りました。
カムイ番屋
神威岬駐車場で唯一の売店で、車でここに来る途中もお店が無いので神威岬周辺唯一のお店になり、お土産屋も兼ねていて積丹町マスコットキャラクターの「うにどん」のグッズも多数ありました。
そしてここでは、イチオシの「しゃこたんブルーソフトクリーム」を食べました。
たっぷり80分も歩いたので、ものすごく美味しく食べられたのですが、普通のソフトクリームだったような気がします。
実は、サザンオールスターズ札幌公演の翌日の観光は、地元積丹で獲れたてのウニを食べさせてくれる「食堂うしお」に来る事を一番の目的だったんです。
「食堂うしお」うに丼
6月~8月の3か月間だけ解禁されると言われている積丹のウニ漁なので、ライブ翌日は6月10日!奇跡的に解禁期間になっているので、絶対に外せない場所です!
当然ながら、水揚げ量に応じて提供されるので、漁に出られない時は食べることができないんですが、訪れた日は運良くお店も営業中。
到着したのは13:30頃で、店内はうに丼を求めておくの人がいましたが、注文するとすぐに目の前に新鮮なうに丼が提供されました。
全く臭みは無く、磯の香のみで口の中に入れると、とろけてなくなってしまいましたので、あまりのおいしさに値段を忘れてしまいました!
うに丼には味噌汁と付け合わせがセットになっていました。
ちなみにこちらはうにいくら丼で、いくらはプチプチ!!
鮮度抜群のウニってこんなにもおいしいなんて初めて体験する事ができました。
またこの時期に訪れることがあれば、必ず立ち寄りたい「食堂うしお」ですので、おススメしますよ!
サザンオールスターズ札幌公演から始まった北海道旅行もあっという間の2日間でしたが、感動と興奮、そして大自然に触れることができて充実した2日間でした。
何はともあれ、JALマイルを貯めて無料往復航空券を利用できたことは経済的に助かりましたね。
神威岬滞在時間
駐車場に車を止めてから戻って来るまでの神威岬滞在時間は1時間40分でした。
遊歩道は基本的に展望台まで上り坂が多く、気温20℃ぐらいでも半袖のTシャツ1枚でも汗だくになりましたので、水分補給のためにポットボトル1本は必ず持ってい行った方がいいですよ。
あんなに真っ青な海の色を見ることができ、おいしいうに丼を食べることができたので絶対おススメです!
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】JR函館本線・小樽駅
JR新千歳空港駅から快速エアポートで小樽駅まで約1時間20分・1,910円で行くことができ、JR札幌駅からならば約35分・750円です。
【路線バス】北海道中央バス・積丹余別行き
小樽駅前バスターミナル5番のりばから北海道中央バスで21系統の積丹余別行きに乗り、神威岬バス停で下車(約2時間20分・1730円)しますが、3本しかありません
※高速しゃこたん号(10:23発)ならば、10分短縮で料金も1,130円ですがこの1本しかありません。
北海道中央バスホームページから乗り換えや時刻表を探しづらかったので抜き取りました。
実際は、神威岬の手前の「うしお食堂」さんで獲れたてうに丼を食べたので30分程過ごしていたので食事時間込みで1時間半です。
駐車場は無料でした。
無料の神威岬駐車場に車を止めて、遊歩道を歩いて写真を撮りながら神威岬展望台まで行くと40分かかりました。
公式サイトでは往復40分となっていますが、片道で40分かかりました
住所 | 北海道積丹郡積丹町神岬町草内 |
営業時間 | 8:00~18:00(季節により短縮) |
料金 | 無料 |
公式サイト | 積丹観光協会 |
駐車場に着いたのが14:00で出発が15:40なので、神威岬滞在時間は1時間40分でした。
札幌でライブがあったら必ず次回もエントリーして北海道来るぞー!
海の色が青いっていうのは当たり前で珍しい事ではなく、神威岬を訪れる前に小樽で舟に乗って見たエメラルドグリーンの海の方が珍しく見たいと思えまませんか?
小樽での青の洞窟クルーズを体験した後に、「食堂うしお」を目指して車を走らせました。