旧setowa広島パスでJR西日本の瀬戸内エリア観光サイト「tabiwa」での販売専用で、広島市広域エリアのJR線・路面電車・バス・フェリーが連続3日間乗り降り自由となるフリーきっぷです。
ただし、Suica利用者の私にはICOCA登録ができないので自動改札機が通れない為に、駅窓口でスマホ画面提示が必要なので、順番待ちや呼び出し待ちを繰り返すという不便さもありますが、とてもお得に利用できたので、不満はありますがおススメできるフリーきっぷです。
実際に利用してみて良かった点と不満点をご紹介しますので、運行本数が少ない路線もあるので知らないと乗り遅れることもあったりして時間ロスになりますよ!
使って感じた良かった点と不満点
JR西日本エリアに住んでいて交通系ICカードと言えばICOCAを利用している方は、「(ICOCAでGO)宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」が利用できるので、同じ価格で同じ内容のフリーきっぷで自動改札機が使えてスイスイ行けます。
今回はICOCAを持っていない方が利用できるスマホ画面提示方式の「宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」の使い勝手をご紹介します。
ちなみにスマホに「tabiwaアプリ」をインストールしなくても利用できますが、アプリにした方がすぐにログインもできるので便利でした。
良かった点
私自身はモバイルSuicaを利用しているので、当然ながらスマホ画面提示で利用する「宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」を「WESTER ID」を無料登録してから利用して良かった点4つをご紹介します。
- 2泊3日の旅行に便利な連続3日間有効
- 大人3,700円なのですぐに元が取れる価格設定
- 無料で利用できる施設クーポンが多数付属
- 1台のスマホで複数人数分購入・利用ができる
1,2泊3日の旅行に便利な連続3日間有効
前回2019年に訪れた時は1泊2日だったので、元が取れそうになかったので当時のsetowaは利用しませんでしたが、今回2泊3日で広島を訪れたので「宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」を利用しようと計画したら、しっかりと元が取れたのでコスパ最高だと思いました。
そして「宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」では、広島駅を中心に東はうさぎ島の最寄り駅・忠海駅(ただのうみえき)へも行けるし、西はなんと山口県の岩国駅(いわくにえき)までと広いエリアをカバーしているので3日間の有効期間はちょうどいい使い勝手でした。
2,大人3,700円なのですぐに元が取れる価格設定
主な訪れた広島観光スポットは「うさぎ島」「岩国錦帯橋・岩国城」「宮島厳島神社」「広島市内」で、持っているモバイルSuicaでJR線利用した場合3,770円かかってしまうので、JR線だけでも70円お得になりました。
もちろん広島駅からの市内移動には路面電車も何度も利用したので2,000円以上はお得になり、実際にいくらお得になったか計算してみたら、交通費だけで6,410円かかる計算だったので2,710円お得になりましたので、使わないなんて損ですよね。
3,無料で利用できる施設クーポンが多数付属
「宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」には、広島城や厳島神社へも無料で入場できるクーポンが9施設あり、また割引になる施設がアプリ限定ですが30か所以上あります。
利用したのは広島城と厳島神社・宝物館だけでしたが3施設で870円分無料で利用できました。
4,1台のスマホで複数人数分購入・利用ができる
ICOCA登録不要の「宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」なので、家族で利用する際は代表者1名が家族分の複数枚まとめて購入することができます。
おかげで全員で登録・決済などが不要になるので購入する時はとても便利に感じましたし、各鉄道や施設では1台のスマホ画面を提示すれば済むので、実際に利用するまでは便利だと感じていました。
残念・不満だった点
良い点があれば、悪い点も当然あるのですが、画面表示の造りの問題だと思うのですが、表示方法を工夫をしてもらえればもう少しスムーズに乗り降りができそうな気がして、毎回なのでちょっとイラっとすることもありましたので、不満点3点ご紹介します。
- スマホ画面の利用人数表示が小さく見ずらい
- 有人改札口のみ利用できるので混雑時待つしかない
- 付属クーポンの引き換え方法がバラバラ
1,スマホ画面の利用人数表示が小さく見ずらい
スマホの機種にもよると思いますが、駅係員や乗務員・車掌さんがすぐに有効期限を確認しやすくするためなのはわかりますが、画面下の方に大きくデジタルタイマーみたいな現在時刻が秒単位でなく、0.1秒単位で表示されています。
その為、高速で数字が動いているその上に小さく人数表示されているので「2名です!」と声かけしてスマホ画面提示しても、どうしても人数が見にくいようです。
今回3日間初めて「宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」を利用しましたが、毎回確認するのに2度見するように乗務員の方がじっと画面を見ていたので、下車するスムーズな流れを毎回止めていたのが申し訳なく感じてしまいました。
人数の表示場所を移動するのは難しいと思うので、もう少し大きく人数表示してくれると視認性が良くなるとうれしいですね。
2,有人改札口のみ利用できるので混雑時待つしかない
スマホ画面提示方式なので仕方がないのですが、今回はJRの改札を10回通過し、そのうち「忠海駅」は無人駅なので画面提示不要なので実際は8回でした。
この8回のうち、有人改札口で待たずにスムーズに通過できたのは「三原駅」「岩国駅」だけで、正直比較的すいている駅でした。
ところが、混雑している「広島駅」3回、「宮島口駅」2回は、待たされることになりました。
もちろん運しだいなのですが、広島駅の2回と宮島口駅の2回は有人改札に人が3人~5人ほど並んでいたので、当然ながら順番待ち・・・
早い時では1分ほどで有人改札口を通過できましたが、一番遅い時で3分半ほどかかりましたが並んでいるので仕方ないですよね。
ところが、有人改札口に誰もいなかった時の広島駅が最悪で、「改札口コールシステム」という呼び出しボタンを押すと音声とカメラで対応してくれるのですが、コール音はすれども出てくれない・・・
乗りたい電車の6分前に到着したので急ぎたいのに出てくれない・・・
もし間に合わないと次の電車までなんと1時間待ちだから、時計を気にして見ているのでイライラが募りながらも良く覚えていますよね。
結局2分経過したらようやく、お待たせいたしました!マイクに向かって説明して、カメラに画面見せてようやく通過でギリギリセーフ!
この不満点が「(ICOCAでGO)宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」を利用すれば解消されるので、ICOCA作るしかありません。
3,付属クーポンの引き換え方法がバラバラ
tabiwaぐるりんパスに付いているクーポンは主に2種類あり、フリーパス自体に付いているものと「DISCOVER WEST パスポート」というアプリ専用クーポンがあります。
また、窓口でクーポン表示だけで利用できる施設や厳島神社のように別の施設で引換券を交換してから利用できる施設など様々あるので、利用する前に確認が必要ですよ!!
次に使うならどうする?
「宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」の金額と内容には満足していますが、改札で待たなければならないという点が二度と使いたくないと思った理由です。
そこで、モバイルICOCAと連携することでJR西日本エリア以外の人でも「(ICOCAでGO)宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」を含め(ICOCAでGO)シリーズのフリーきっぷを使う方が圧倒的に便利で快適です。
特に観光地の「岡山駅・倉敷駅・尾道駅・広島駅・宮島口駅」駅などは混雑するので快適に改札通過できますね。
宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス詳細
フリーパス基本情報
フリーパス 期間限定 利用当日購入可
販売場所 tabiwa(旧setowa)
販売期間 2024年4月1日~2025年3月31日
有効期間 2024年4月1日~2025年4月2日の連続3日間
販売価格
大人 | 子供 |
3,600円 | 1,800円 |
フリーエリア
- JR山陽本線(三原~岩国)
- JR呉線(三原~海田市)
- 広島電鉄路面電車全線
- めいぷる~ぷバス全線
- フェリー(宮島口~宮島、広島港~呉港~小用港~宮島)
- 自動改札機は通れませんので有人駅窓口利用
- 山陽新幹線には乗車できません
エリア内の観光スポット
参照サイト JR西日本 広島電鉄 めいぷる~ぷ JR西日本宮島フェリー 宮島・瀬戸内setowaぐるりんパス
広島周辺の人気ホテルやお得なクーポン
フリーエリア内のJR線利用時にtabiwaアプリ画面提示で利用しますが、「(ICOCAでGO)宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」を利用の場合は、スマホ画面ではなく登録済みICOCAで自動改札機にタッチして利用し、運賃分は利用日の翌月末にWESTERポイント(チャージ専用)で戻ってきます。
ところが、Suicaなど他の交通系ICカードが登録できないICOCA専用なので、スマホ画面提示で利用する「宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」を利用することで、広島エリアのJR・路面電車・バス・フェリーが乗り放題になります。