伊豆半島と本州の衝突でできた火山の一部の十国峠(じっこくとうげ)は、見晴が良く富士山はもちろん江戸時代の10の国を見ることができた事からその名が付いたと言われていますので、ケーブルカーで展望台から絶景を眺めに訪れてみてはいかがですか?
晴れていれば伊豆・相模・駿河・遠江・甲斐・安房・上総・下総・武蔵・信濃の十国を見渡せることができますよ!
富士山絶景スポット十国峠
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】JR東海道本線・熱海駅
東京駅からJR東海道本線で熱海駅へ約2時間(快速アクティーならば1時間40分)・1,980円で行くことができます。
または特急「踊り子号」利用で約1時間20分・3,560円、熱海駅まで東海道新幹線「こだま」利用(自由席3,740円)で約45分で行くことができます。
【路線バス】伊豆箱根バス・十国峠登り口バス停
熱海駅のJR東日本の改札を出て左奥にバスロータリーがあり、2番のりばから伊豆箱根バスの元箱根行バスに乗り「十国峠登り口」バス停下車します(約40分・650円)
そしてここからケーブルカーに乗り(15分間隔運転)で約3分・往復730円で十国峠山頂に行くことができます。
JR熱海駅から十国峠までのバスが乗り放題になり、十国峠ケーブルカーも1往復セットになっているフリーきっぷ「絶景富士山乗車券」があります。
アクセス(マイカー・レンタカー)
東京から東名自動車道・厚木JCTで小田原厚木道路に入り、終点箱根口ICから国道1号(箱根新道)を通り、県道20号線に入り箱根十国峠レストハウスまで約100km・約1時間30分程(ETC2,650円)です。
また、年間通して販売されているわけではないのですが、NEXCO中日本ではETC専用の高速道路版フリーパスを期間限定で販売していますので、お出かけ前には要チェックです。
駐車場
十国峠ケーブルカーレストハウスセンター前駐車場が無料で利用できます。
住所 | 静岡県田方郡函南町桑原1400-20 |
営業時間 | 8:50~16:50 |
料金(往復) | 大人730円 子供370円 |
公式サイト | 十国峠ケーブルカー |
駅からバス | 熱海駅からバス利用可 |
十国峠滞在時間
訪れたのは2018年12月25日で青春18きっぷを使って熱海駅まで行き、伊豆箱根バスで十国峠まで行きましたが、最近熱海は人気観光エリアになっているので、冬休みで混雑しいると予想していましたが、バスに乗ったのわずかでガラガラ。
渋滞もなく、混雑もなく、自由気ままに動くことができたので、15分ぐらいでひと通り見ることができましたが帰りのバスまでの時間が11:30なので十国峠展望台の中でのんびり時間つぶしをしていたので結局、十国峠滞在時間80分でたっぷり楽しめました。
富士山と10の国が見られる十国峠
十国峠とは、旧国名で伊豆・駿河・遠江・甲斐・信濃・相模・武蔵・上総・下総・安房の十の国がここから見渡せたことに由来するそうで、晴れた日は十国峠山頂からこれら10の国が見渡せる場所なのです。
今で言う、静岡県・神奈川県・山梨県・千葉県・東京都が一望でき、富士山も見渡せる場所なんですね。
東京駅発7:01の東海道本線に乗り、熱海駅に到着したのは9:00で天気は冬の快晴とならば、富士山の絶景を見られそうな天気ですよね。
熱海駅
伊豆箱根バスの十国峠へのバスクーポン「絶景富士山乗車券」の購入は、伊豆箱根バス熱海駅前案内所で購入しました。
案内所の場所は、熱海駅を出た正面左奥にあり、この写真の方向に真っすぐ行くとあります。
十国峠へのバスクーポン「絶景富士山乗車券」を購入したらバス乗り場へ行き、熱海駅のバスターミナル2番から「元箱根行き」伊豆箱根バスで十国峠へ行くことができます。
熱海駅のバスターミナルの場所は改札口を出て左へ曲がり真っすぐ数十メートルのところにありますよ。
上記写真の左(屋根がある)方向に真っすぐです!
元箱根行きのバスは1日たったの8本しかありませんし、最終バスが14:18って早すぎですって思いながら始発のバス9:18に乗車しますが、9:00に熱海駅についてから改札を出てバスクーポンを購入してから2番のりばまで10分しかかからな方ので、ここで8分待ち。
9:18の始発バスに乗り出発!なのですが、箱根の山に向かって行くはずがなぜか海沿いに出てぐるっと遠回りして、やっとJRの高架下をくぐって。
路線バスだから遠回りも仕方がないかなって思っていると、今度は細い山道をグングン登っていくのですが、右に左に振られるので座っていても手すりをつかんでいないと危ないですよ。
そしてバスに揺られること約40分で「十国峠登り口」バス停に到着しました。
十国峠レストハウス
「十国峠登り口」バス停の目の前がレストハウスになっていて、店内を通って2階へ上がればケーブルカー乗り場に到着します。
ケーブルカーは15分おきに出発するのそんなに待つことがありませんし、約3分程で山頂に到着しました。
山頂駅2階には、十国峠の写真が多数飾ってあったりキッズコーナーもありました。
途中までは晴れていたのですが、雲が湧いてきてしまって十国峠に到着した頃にはほとんど見えなくなってしまいました。
富士山と反対側の真鶴方面は綺麗に見ることができ、遠くには横浜方面かな?薄っすらとビル群が見えました。
方角が分からないけど、こっちは熱海か沼津方面なのかな?
こんな感じで山頂にいても、15分も時間稼げないですよね。
帰りのバスまでまだ1時間もあるので、山頂駅で時間をつぶしているとほんの僅かだけ富士山の山頂が見えてきました。
残念ながら奇跡はここまでで、またすぐに雲の中に富士山は隠れてしまいました。
ケーブルカーに乗って1階のレストハウスに戻り、11:30発のバスで熱海駅に戻りました。
帰りのバスはルートが若干違うので、約30分程で熱海駅に到着できました。
熱海駅を9:17に出発して、十国峠滞在時間80分、熱海駅に戻ってきたのが12:00なので熱海駅から十国峠を観光して戻ってくるのに約3時間の観光時間って感じですね。
お得なクーポン
十国峠山頂までは、バス片道640円とケーブルカー片道360円でそれぞれ往復で2,000円ですが、伊豆箱根バス発行の 「絶景富士山乗車券」 利用で1,200円なので、使わない手はないですね。
クーポンの詳細については、熱海エリアフリーパス一覧にまとめて掲載していますので、ここでは省略します。
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