竜頭の滝と戦場ヶ原の間に赤沼自然情報センターがあり、ここからラムサール条約に登録されている湿地帯へ低公害バスか徒歩でしか行くことができない「小田代ヶ原」があります。
紅葉の時期になると湿地帯の草木が黄金色に輝きを見せ、周りのもみじなどは真っ赤に色づきの景色を見ることができますので、小田代ヶ原ハイキングコースを散策する事が人気になっています。
そしてこの小田代ヶ原には、常時見られるわけではなく条件が揃わないと出現しない小田代湖があるのをご存知でしたか?
ついに2018年10月!7年ぶりに姿を現しました。
様々な気象条件が整わないと見ることができないので小田代湖出現は、ニュースになるぐらい珍しいので、ぜひ訪れてみてはいかがですか?
7年ぶりに出現した幻の湖「小田代湖」
日光と言えば、華厳の滝・中禅寺湖・竜頭の滝・戦場ヶ原となるので、小田代ヶ原は穴場スポットになるのかもしれません。
ましてマイカーで行くことができないので、赤沼から低公害バスに乗り換えなくてはいけないからなおさらですね。
小田代ヶ原に行く為の低公害バス乗車には、赤沼自然情報センターが発着の起点になり、訪れたのは平日の2018年10月12日9:20頃でした。
絶対に混雑する竜頭の滝を小田代ヶ原の後にしたら、人込みと渋滞で車を止められそうにないと思ったので、8:40頃に一足先に訪れて竜頭の滝を出発する9:10頃には、早くも4台ぐらいでしたが駐車場待ちの渋滞が発生し始めていました。
テレビのニュースの効果ってやっぱりすごいですよね、日光の紅葉の見頃になると天気予報でも真っ赤になった紅葉を見せてくれるので、行きたくなっちゃいますし私自身もその1人ですけどね。
竜頭の滝から車で10分弱で赤沼自然情報センターの無料駐車場にたどり着き、10:25発の低公害バスに乗車しましたが、竜頭の滝と違って低公害バスに乗っていたのは10人ぐらいしかいませんでしたのでガラガラでした。
低公害バスは一般道から専用道に入って森林の間を走行して15分程で、小田代ヶ原に到着しました。
奥日光の戦場ヶ原の奥にある小田代ヶ原は、通常は展望デッキから見られる景色は黄金色になった草紅葉が辺り一面広がっていて、周りの木々は赤く紅葉した景色を見ることができます。
通常は小田代ヶ原という名の通り草原が広がっていますが、一度にまとまって大雨が降った後だけ地中に吸収されなかった雨水が草原の表面に現れて、湖を作ってくれます。
これが幻の「小田代湖」というそうです。
小田代湖は出現してからすぐ消えてしまうとニュースで言ってましたが、幻の小田代湖もまだ健在で見ることができ、雨上がりの朝9:30頃は気温も12℃しかなくとにかく寒い。
風が強かったので体感温度はもっと寒く感じ、湖面に反射する景色を撮りたかったのですが、こんな状況では湖面が揺れて映らない!
それでもバスが来るまで寒さに耐えてカメラを向けていたら、風が止んだ時に湖面に反射する景色をとらえることができました。
中央の白樺の木にズームしても何とか反射した写真もおさえられました。
赤沼自然情報センターの方の話だと、小田代湖は雨量にもよるけれど1週間ぐらい見られればいいほうで早ければ2・3日だそうです。
この小田代湖が見える場所(小田代ヶ原バス停付近)は、遊歩道が木造で整備されていて手すりもあるので、撮影するのにも風景を見るのにもいい環境になっています。
小田代湖が出現するのだからここ数日は雨が降っていたので、あちこち水たまりやぬかるみがあるので、ハイキング日和では今日はなさそうだったので、赤沼情報センター行きの低公害バスが来るまでの30分で十分でした。
10:07小田代ヶ原バス停発に乗り、赤沼情報センター到着したのは10:20でしたので、赤沼情報センターに朝9:20に到着して戻ってくるのに小田代湖観光1時間かかりました。
次はいったい何年後に見られるのでしょうかね。
ちなみにバス時刻は2018年当時のダイヤです。
小田代湖滞在時間
今回ニュースで小田代湖出現を知ったので、翌朝早朝に車で約2時間かけて7年ぶりに出現した幻の小田代湖を見に行ってきました。
目的は小田代ヶ原からのハイキングではなく、ただ単に小田代湖を見て赤沼に戻ってくることだけでしたので、小田代ヶ原に到着して赤沼に戻るバスが来るまでの間だけ滞在時ていましたので、訪れた2018年10月12日当時の時刻ではちょうど30分でしたので、小田代ヶ原滞在時間は30分になります。
2022年のダイヤでは10分遅くなり、40分滞在できますよ。
個人的なおススメ度は、7年ぶりという事で貴重な体験ができたのでおススメです。
アクセス(電車・バス)
【最寄り駅】東武鉄道/JR日光線・日光駅
東京駅から上野東京ライン宇都宮線(東北本線)で宇都宮駅まで行き、JR日光線に乗り換えてJR日光駅まで約3時間・2,640円で行くことができます。
東京駅から東北新幹線で宇都宮駅まで利用すると、約1時間20分・5,150円となります。
【路線バス】低公害バス・小田代ヶ原バス停
JR日光駅や東武日光駅から東武バス・湯元温泉行きバスに乗車して約65分・1,700円で「赤沼」バス停下車して、道路を渡り100mほど奥にある「赤沼自然情報センター」へ歩いて移動します。
ここで低公害バスに乗り換えて約15分・500円で小田代ヶ原バス停を下車した目の前です。
東武鉄道発売の「まるごと日光・東武フリーパス」を利用すれば、東武日光駅から赤沼までのバス料金はフリーパスエリア内なので乗り放題です。
アクセス(マイカー・レンタカー)
東京駅から首都高・東北自動車道を通り、宇都宮ICで日光道へ入り清滝IC下車するルートで、東京から約190㎞・2時間40分程・高速代4,500円程で、赤沼へ行くことができます。
期間限定ですが「北関東周遊フリーパス」ならば、ETC利用で宇都宮ICまでの高速道路が乗り降り自由になるフリーきっぷを利用するとお得になりますよ。
駐車場
赤沼自然情報センターの駐車場が無料で利用できます
住所 | 栃木県日光市中宮祠 |
営業時間 | いつでも可 |
入場料 | 無料 |
公式サイト | 日光自然博物館 |
駅からバス | 日光・東武日光駅から バス利用可 |