普段の生活でSuicaやビックカメラカード(実質年会費無料)を使うだけでJR東日本の新幹線往復指定席が利用できる鉄道旅をご存じですか?
実は、JR東日本には登録無料の「JREポイント制度」があり、利用金額に応じて貯まった6,000ポイントを使うことで快適な新幹線鉄道旅が楽しめちゃうんですよ。
今回の「どこかにビューーン!」目的地駅は「新青森駅」で、オプション利用でお得になる「駅レンタカー」を利用して津軽半島最北端までの訪れた観光スポットをご紹介いたします。
そして訪れた津軽半島の各観光スポットだけに絞れば、どこかにビューーン!新青森日帰り旅行も不可能ではないですよ!
「どこかにビューーン!」を実際の申し込み方法や申し込み後のSuica紐づけ登録など方法や注意事項については、下記ページにまとめましたのでご覧くださいませ。
東京駅から3時間20分の新青森駅
どこかにビューーン!では乗りたい列車指定はできないので、表示された時間帯を選ぶことしかできず朝出発の列車を希望ならば「6:00~9:59」を選択するしかありません。
その為に盛岡駅からノンストップで新青森駅に行く東京駅発8:20か9:36発の「はやぶさ号」ならば、3時間ちょうどで新青森駅に行くことができますが、それ以外は「いわて沼宮内駅」「二戸」「八戸」「七戸十和田駅」の各駅停車か一部通過になり、今回利用したのも東京駅発7:32で盛岡駅からは各駅停車の新青森駅着10:52で3時間20分の「はやぶさ5号」でした。
東京駅・上野駅とそれほど人が多くなくてガラガラの電車内でしたが、大宮駅で多くの人が乗車してきたので3人掛けの真ん中の席以外はほぼ埋まっている状態になりました。
大宮駅を出発すれば次の停車駅は仙台駅まで約1時間あるので、鉄道旅で電車内での楽しみと言えば東京駅の「祭」で購入した駅弁を食べることですよね。
肉は柔らかく、ご飯にまで染みている甘いタレが美味しすぎて、肉が無くてももう1個軽く食べられるほど美味しくて、あっという間に食べ終わってしまいました。
はやぶさ号車内はJR東日本の無料Wi-Fiが利用できるのですが、仙台駅までは利用者が多い為なのか通信状態が悪くて正直使えずに諦めていましたが、仙台駅では半分以上の人が下車したのでガラガラになり、通信状態が良くなり問題なくWi-Fiが利用できました。
そして40分ほどで盛岡駅に到着すると乗車した車内は数えるほどの人数しかいなくなっていて、さらに時速320㎞運転も終わり急にのんびりと走る新幹線になりましたが時速260kmなので速いはずなのですが、走行音が静かになったのと、各駅停車になったのでそう感じさせるようですね。
プチ迷子?新青森駅の北口はどこ?
盛岡駅から50分でどこかにビューーン!の目的地駅「新青森駅」に到着し、体感的には盛岡駅からすごく長く感じましたが「はやぶさ5号」は新青森駅が終点なので写真を撮ろうと思ってホームの先端まで行ったのですが、「こまち号」や「つばさ号」と連結して停車できる、東京駅・上野駅・仙台駅・盛岡駅とは異なり、E5系やH5系の10両編成分の長さのホームしかないので、先頭車両を正面から撮ることができないことを知りました。
ということで、レンタカーを借りる為に予約した新青森駅北口にある駅レンタカー窓口へ向かうことにしましたが、新幹線の改札を出ても北口の案内が見当たりません。
正面左奥が「南口」、左突き当りのエスカレーターが「東口」、そしてUターンする形で1階へ行くエスカレーターは「西口」となっていて「北口」だけ見当たりません。
見つけられなかっただけなのかもしれませんが、地図上の方向は1階へのエスカレーターなのですが「西口」とだけ記載なので、改札で聞いてみたら「西口へ行くと北口へ行ける」と言われたので、西口出口へ行くエスカレーターを降りたら正面に「北口」という案内を見つけることができ、右側は「東口」でした。
地元青森名産品が販売されているお土産エリアの「あおもり旬味館」を左側に、ガラス張りの壁を右側にしながら通路を歩くと「北口」出口にたどり着き、自動ドアと通って外に出るとすぐに「駅レンタカー」の看板ありました。
ちょっとややこしく感じましたが、新青森駅の新幹線改札口を出て西口へ向かうと東口に着き、そのまま真っすぐ進むと北口に行くことができるということなんですね。
最初にお話しした通り、今回の「どこかにビューーン!」のオプション利用でJREポイントがお得に貯まる「駅レンタカー」利用なので、ビックカメラSuicaカードでクレジット決済をすれば条件クリアです。
時刻は11:10で、レンタカーを借りてまず最初に記念きっぷを求めて、奥津軽いまべつ駅を目指しました。
JR津軽線・蟹田駅
新青森駅を出発して国道280号線バイパスを40分ぐらい北上していたら、地図アプリに「蟹田駅前市場ウェル蟹」という気になる名前の場所が表示されたので、カニで有名だから地名も「蟹田」なのかなと思い、ちょっと寄り道をしてみました。
国道280号線から蟹田駅へ向かうとJR津軽線の踏切を横断するのですが、踏切の奥は海!じゃないですか。
思わず車を止めて写真を撮っていたら、踏切が鳴り出したので電車が通るのを待っていたら通過したのは青函トンネルを抜けて本州にたどり着いた貨物列車でした。
そして目的の蟹田駅に着き「蟹田駅前市場ウェル蟹」に入ると、地元農産物や魚介類はもちろん、お惣菜・おにぎり・お弁当が販売されている地元のスーパーみたいで、期待していた「カニ感」は全くありませんでした。
蟹田駅自体も至って普通の駅舎で、台風被害の為に青森駅からの電車はここまでの運転になっていて、この先はJR津軽線は運休となり動いているのは津軽海峡線を通る貨物列車のみとなります。
蟹田駅には12:10発のわんタクが待ち合わせしていましたので、ここから先はJRの代行バスかわんタクやわんタク定期便のバス運行になり、奥津軽いまべつ駅や三厩駅を経由して龍飛崎まで行くことができます。
時刻は12:00になり、お腹もすいてきたので奥津軽いまべつ駅を目指して出発しました。
奥津軽いまべつ駅と道の駅いまべつ
蟹田駅を出発して国道280号線から県道12号線に入り、世界遺産に登録された「太平山元遺跡」に着いたら右折して県道14号線を北海道新幹線やJR津軽線に並走するように北上すると、奥津軽いまべつ駅の道路標識があるので右折すると正面に奥津軽いまべつ駅が堂々とそびえ立っています。
蟹田駅からは約30分で、道路も空いていて快適なドライブです。
奥津軽いまべつ駅には、JR津軽線の津軽二股駅と道の駅いまべつが隣接していて、その間に今別町営の屋根付きの無料駐車場が利用できますが、夜間は施錠されて入出庫できないので夜間利用する場合は道の駅いまべつ側の平面駐車場ならば施錠されません。
時刻は12:40なので道の駅いまべつにある「半島プラザアスクル」内にある「れすとらん驛」は、ほぼ満席でしたので少々待ち時間がありましたがピークを過ぎた頃でしたので、ちょっとお土産を見ている間に席に着くことができました。
青森観光に訪れたのだから地元名産品を求めていたら、「いまべつ牛」がイチオシになっていたので、いまべつ牛の牛丼とラーメンを注文しました。
野菜もたっぷりで、牛肉もゴロゴロ入っていて、いまべつ牛から出る出汁の為か使用している味噌の為かわかりませんでしたが、スープがとてもおいしく完食。
牛丼の味付けもちょうどいい甘さとつゆだくで、箸ではご飯を食べることができずスプーンがちょうどいい。
みそ汁と漬物もセットで、温玉が味変できて大満足でした。
お腹も満たされたので隣接するJR津軽線の「津軽二股駅」のホームに立つと、台風被害で2022年8月から運休状態なので線路も錆びてしまっていて草も伸び、廃線になってしまうかもしれないと寂しい気分になっていた時に、北海道新幹線が通過する姿を見ると時代の流れなのかなとも思いました。
そして奥津軽いまべつ駅に立ち寄った目的の記念きっぷを買いに駅窓口へ、立派な跨線橋を貸し切り状態で渡ると運良がければ、貨物列車が新幹線ホームの横を通り過ぎる景色を見ることができます。
時刻は13:10、記念きっぷを手に入れたので、北海道新幹線が青函トンネルを出入りするところが見られる「青函トンネル入口広場」を目指します。
青函トンネル入口広場
奥津軽いまべつ駅を出発して10分、観光スポットとなっているので案内板が目立つように設置されているので迷わずたどり着くことができます。
広い駐車場・立派なトイレ・売店・神社・ベンチ・展望台と揃っていて、平日の昼間にもかかわらず売店が営業中と至れり尽くせりの観光スポットです。
掲示板には北海道新幹線が青函トンネル入口広場を通過する時刻も貼りだされているので、撮影タイムがわかるようになっていますが、運行本数が少ないのでシャッターチャンスは一瞬です。
北海道側にも青函トンネル出入り口が見られる場所が「青函トンネル記念撮影台」として整備されています。
尚、雪が降り積もる時期は除雪の関係で降雪量によっては、通行止めなどで行くことができなくなる場合がありますので、訪れる際はご確認くださいね。
タイミングよく北海道新幹線が青函トンネルを通過してくれたので、20分ほど滞在して次の目的地「青函トンネル記念館」へ移動しました。
青函トンネル記念館
青函トンネル入口広場を出発して30分で青函トンネル記念館に到着し、訪れた最大の目的は、ケーブルカーで旧・竜飛海底駅に行くことができる体験坑道で、到着するとすぐに出発する14:00のケーブルカーに急いで行きました。
9分ほど乗車すると津軽海峡の海の下240m地点にある「体験坑道駅」到着し、ガイドさんの案内と誘導により旧・竜飛海底駅付近に展示されている資料や機材を見ながら進んでいきます。
展示コーナーを見終わると最後に案内される場所が、防護策で行くことができなくなっていますが「旧・竜飛海底駅」へ続く場所で、ちょうど北海道新幹線か貨物列車かはわかりませんが通過している最中で轟音が鳴り響いていました。
地上に戻って体験坑道の隣にある展示ホール・ギャラリーには、青函トンネルに関する資料を見ることができます。
以前北海道側の福島町青函トンネル記念館でも見学したので、さらっと見る程度で済ませて天気も良いので竜飛崎から北海道を眺める為に移動しました。
津軽海峡冬景色歌謡碑
駐車場から国道339号線を横断すると人だかりでみなさん順番に記念写真を撮っている石碑が見えますが、テレビでもおなじみの有名な「津軽海峡冬景色歌謡碑」がここ龍飛崎にあります。
石碑には2番の歌詞が刻まれていて、赤いボタンを押すと大音量で津軽海峡冬景色の歌が流れるので、歌を聴きながら歌詞にある龍飛崎の景色を眺められます。
津軽海峡冬景色歌謡碑の横には立派な案内標識が建っているのですが、歌謡碑だけに音符のデザインなんてセンスありますよね。
龍飛崎・階段国道
青函トンネル記念館から10分ほどで龍飛崎に到着し、龍飛埼灯台・階段国道・津軽海峡冬景色歌謡碑の3つの観光スポットがあります。
津軽半島最北端を通る国道339号線の龍飛崎の一部は、車もバイクも自転車も通ることができず徒歩のみとなる日本唯一の階段となる国道です。
階段国道は全部で362段の階段は標高差70m・全長約400mもあり、往復すると最低でも30分はかかりそうとのことなのですが、せっかく来たので階段を下り始めたら、登ってきた人が息を切らして汗だくで疲れ切っていたので今回は歩くのをやめました。
また、訪れた時は何も咲いていませんでしたが、あじさいが綺麗に咲く場所のようなので7月~9月の咲いている時期に訪れることができたら、今度は歩いてみようと思います。
龍飛崎
龍飛埼灯台へ歩いて少し坂を上ると、車を止めている駐車場と津軽海峡冬景色歌謡碑が眼下に見下ろすことができます。
反対側を見れば立派な龍飛埼灯台がそびえ立っています。
そして正面には、龍飛崎灯台渡海三角点(旧竜飛)という場所で青函トンネルを作る際に、正確な位置を調べるために設置された測量地点で左側のベンチの奥にある石柱がその地点です。
そして龍飛埼灯台渡海三角点の先にあるちょっとしたお立ち台みたいなところからは、津軽半島の先端にいるので津軽海峡と北海道が一望できますが、ちょっと自衛隊の施設が映り込むのが残念ですね。
もう少し数mほど先へ行けるのでそこからカメラをのぞき込むと、津軽海峡と北海道がアップで見ることができましたが、肉眼ではやっぱり自衛隊の施設が主張しています。
龍飛埼灯台の反対側にある「碑の丘」へは、階段村道を通過して坂道を少し登った先にあり、龍飛崎を訪れた文学人の石碑がいくつか建てられている場所になります。
龍飛崎龍見橋を渡って歩いて進み展望台などありましたのでひと回りしたら、時刻は15:30になっていたので新青森方面に戻ることにしました。
JR津軽線「三厩駅」
来た道を戻るように国道280号線を走っていて、たまたま赤信号になったところを右に曲がると「三厩駅」という道路標識が目に入り、廃線危機なので駅舎など見られるのが最初で最後かもしれないと思い、立ち寄ってみることにしました。
2022年8月の豪雨被害により青森駅から蟹田駅まではJR津軽線は運行していますが、2023年6月現在は蟹田駅から三厩駅までは運休となっていますので、当然ながら駅には誰もいませんでした。
それでもバスによる代行運転が行われているので、駅舎内に入ることができたのですが誰かが掃除などしているのでしょう、とても綺麗に整理整頓されていました。
駅舎を出てホームへ向かうと右側は終点なので線路は行き止まりになっているのですが、草むらの中になっていて車止めは見えませんでした。
ホームに立つとここも線路は錆びついていて、津軽二股駅同様にとても寂しく感じられました。
果たしてこの料金表のように青森駅まで鉄路は再開されるのでしょうか?
JR三厩駅を出発して約1時間で国道280号線と国道7号線が交差する交差点まで戻ることができ、新青森駅はすぐそこで時刻は17:00ちょっと前でした。
東京駅までの最終列車「はやぶさ号」は19:44なので、仮に日帰りだとしても十分時間的には余裕がありますので不可能ではなさそうですね。
どこかにビューーン!でかなり贅沢な日帰り旅行なんていかがでしょうか?
「どこかにビューーン!」を利用しての新幹線鉄道旅でしたが、特に難しいと思うことはなくて「簡単!」って感じることができましたので、JREポイントを貯めて鉄道旅を始めてみませんか?
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