天気予報でよく見ることがあるお天気カメラからの映像で、富士山が綺麗に見えていて、手前に海が広がってその脇を鉄道と高速道路が見える場所が、薩埵峠(さった峠)です。
広重の浮世絵でも有名で、東海道五十三次の由比宿の近くにあるので訪れてみたくなりませんか?
人によってバラツキのある滞在時間はたくさんある旅行サイトには掲載していない事が多く、旅行スケジュールの参考になればと滞在時間を意識して体験談を書いてみました。
東京駅から3時間
アクセス
電車
最寄り駅
JR東海道本線の由比駅で東京駅から約3時間(2,640円)で、さった峠まではバスは無いので上り坂を歩いて約45分です。
マイカー
東京ICから東名高速・清水ICまで約2時間(約150㎞)で高速を降りて、国道1号バイパス・国道52号線で30分(15㎞)で到着します。
カーナビの種類や性能によって結果が変わるとは思いますが、カーナビ・ナビタイム・グーグルマップナビを使って「さった峠」を目的地に設定すると、通行不能にしか見えない車の横幅と同じぐらい狭い踏切を直角に曲がるように案内されたり、ほぼUターンしなくちゃいけないような左折を案内されます。
その為に、どれも使えませんでした。
静岡市のホームページに車での行き方が掲載されているのでこちらを参考にしたら無事、さった峠にたどり着けました。
さった峠には10台ぐらいは止められる無料の駐車場があります。
- 7:28東名高速・東京IC
- 8:19
- 8:43足柄SA出発
- 9:17
- 9:22由比PA出発
- 9:28東名高速・清水IC
ETC料金4,020円で渋滞無しだったので1時間58分で到着
- 9:56さった峠駐車場到着
清水ICから国道1号バイパスの渋滞を抜けるのに15分
住所 | 静岡県静岡市清水区由比西倉澤 |
営業時間 | いつでも可 |
料金 | 無料 |
公式サイト | 静岡市 |
由比駅到着後、徒歩45分ほどでさった峠に到着して30分程滞在し、帰りは下り坂なので35分で由比駅に戻ってきましたので、最低でも約2時間は必要になります。
私自身が訪れた時に要した滞在時間なので、最低限これぐらいの時間を計算してスケジュールを立てれば、バスや電車に乗り遅れる事が無い参考時間と思っていただければ幸いです。
青春18きっぷ行程
訪れたのは平日の2017年3月10日で、青春18きっぷを利用してさった峠へいきましたので鉄道ダイヤも当時の発車時刻で記載しています。
また発着地も東京駅から記載していますので、ご自身の最寄り駅からの時刻を見ながら参考にしてくださいね。
- 09:16東京駅
東海道本線・熱海行乗車
- 11:06熱海駅着
乗り換え時間10分あるのでトイレ休憩も可能です
- 11:16熱海駅発
JR東海道本線・静岡行乗車
- 12:09
- 13:05
- 13:23
- 13:30さった峠展望台出発
来た道を戻り由比駅へ戻ります
- 14:06由比駅到着
- 14:34由比駅出発
JR東海道本線・熱海行乗車
- 15:36熱海駅到着
熱海駅直結のラスカ熱海でトイレ休憩とお土産探し
- 16:06熱海駅出発
JR東海道本線・上野東京ライン・快速アクティー宇都宮行乗車
- 17:41東京駅到着
- トータル時間 8時間30分
- 別途料金合計 なし
この行程ならば、青春18きっぷ初心者の方でも乗換自体が少なく乗車時間も長くはないので、楽しめると思います。
失敗したと思ったのが、東京着が17:41だと帰宅ラッシュになってしまった事と、富士山に雲がかかり始めてしまったので、東京駅7:00ぐらいまでには出発した方がよかったとちょっと後悔でした。
由比駅から薩埵峠(さった峠)までの道のり
JR由比駅には改札が1か所しかないので出口に迷うことは無いと思います。
タクシーが止まっているので贅沢にタクシーで薩埵峠(さった峠)を目指してもいいかもしれませんね、ちなみに距離は約3.5㎞なのでタクシー代は1,100円ぐらいだと思います。
バスは無いので歩くと約45分かかりますが、ハイキングコースとして整備されているので景色を見ながら歩くのも楽しいですよ。

この辺りは桜エビで有名なので由比駅を出て右には大きなエビのゲートがありますが、薩埵峠(さった峠)へ行く方向とは逆になりますので、由比駅を出たら左へ向かいます。

ほんの少し歩きだして後ろを振り返ると、遠くに富士山が顔を出していて手前に桜えびのゲート、そしてすでに少しずつ上ってきていることが分かりますね。

由比駅を出発して15分(1㎞)歩くと東海道本線・国道1号線・東名高速と並走し、由比PAの辺りにたどり着きます。


ちょっとした撮影タイムをとりながら進むと急勾配の階段と鳥居の八坂神社があります。

しばらく歩くと今度は昔ながらの町並みの間を通りぬけることができます。

由比駅から25分経過、残り1.3㎞ですが道が分かれていますが当然ながら右側の急こう配を進むことになります。

15分間この急勾配を頑張って歩いて行くと海が綺麗に見えて、相当登ってきたことを実感します。
この日の気温は14℃の予報でしたが、これだけ登れば汗だくになりました。

みかん畑の間を通りながらどんどん坂を登って行き、5分程歩くと・・・

ありゃりゃ。
どんどん雲が湧いてきて富士山山頂が見えなくなってしまいました。

駐車場から奥へ1分ぐらい歩いた先に展望台があり、ここからの景色が良く天気予報などで見た事のある場所ですよね。
さっきまで富士山綺麗に見えていたのに、45分ぐらいで見えなくなってしまいました。

春より冬の方が気温が低いので雲が湧きにくく綺麗に富士山が見える確率が高いそうなのですが、冬でもなかなか快晴と行けるタイミングが合わないのですが、やっとその時が来ました。
朝早く行けば雲ひとつない富士山に
2017年3月に青春18きっぷで訪れた「さった峠」から、毎回青春18きっぷの時期になるとさった峠からの雲ひとつない富士山を見たくてチャンスをうかがっていましたが、なかなかその時が訪れませんでした。
仕事の休みと天気が晴れ予報の時に、東京駅5:20発に乗って三島駅に着いた7:20頃には綺麗に富士山が見えていたのに、富士駅を通過する8:00頃になると富士山の右側に小さな雲がかかっていて、時間が経つとどんどん雲が大きくなってしまう事が多かったです。
2020年1月9日、ドライブついでに富士サファリパークと富士宮方面に行こうとして出発しましたが、この日は富士山に近づいても足柄SAで時刻は8:40なのにまだ右側に雲が出ていない。

予定を変更して御殿場ICで降りるのをやめて清水IC降りて、雲が出る前に間に合うかどうか分かりませんが、今までこんなことなかったので、さった峠へ行くことにしました。
さった峠に着いたのは10時だというのに雲が無い富士山を初めて見ることができました。

前回は富士山山頂が雲で見えなくなってしまったけど、今日は雲ひとつ無い!さった峠駐車場から奥に進んで展望台へ足取りが軽いですね。

ほぼ3年越しの目標達成って感じがしました。
これだけ綺麗に富士山が見えたので、駐車場に入るに5分ぐらい待ちましたし、展望台にも多くの人がいて、前回のガラガラとはやっぱり違いますよね、平日だけどね。
今回のさった峠滞在時間は25分でしたので、偶然にも前回と全く同じ滞在時間でした。
時刻は10時半近くなのにまだ大丈夫そうかなと思い、40分かけて初めて訪れた2017年は全く富士山見えず、2018年12月の2回目の時には綺麗に見えた三保松原へ移動しました。
去年綺麗に見えたのでちょっと感動だったのに、贅沢ですよね。
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