オフピーク定期券は秒単位でなくてピーク時間帯前後の数分間は利用可能

オフピーク時間帯「IC」表示

会社から支給される1か月通勤定期代はとても貴重なのですが、少しでも安く通勤定期券をしたいから6か月分の通勤定期券を購入することはよくありますよね。

そしてさらに安く節約するために、JR東日本が販売している「オフピーク定期券」を購入すれば、通常の通勤的券よりも10%も安く購入できるので、すでに利用している人や利用を検討している人も徐々に増えてきています。

しかしながら会社で出社時間が決められているので「オフピーク定期券」は、自分には利用できないとあきらめていませんか?

「オフピーク定期券」は、各駅で指定された「ピーク時間帯」以外で入場すれば対象になり、出場時間は関係ありませんからちょっと早く起きて早めに家を出るだけで10%も通勤的券代を安くできるので、私自身が「オフピーク定期券」に切り替えて感じたことをまとめてみましたので、参考になれば幸いです。

目次

ピーク時間帯は駅によってバラバラ

JR東日本ではおおむね首都圏近郊区間と言われるエリアのそれぞれの駅に個別に設定されている混雑ピーク時間帯があり、私自身が利用している駅では6:45~8:15がピーク時間帯となっています。

ピーク時間帯IC表示自動改札機
ピーク時間帯IC表示自動改札機

現代の世の中で考えれば、6時45分00秒になった瞬間にピーク時間帯となり、8時15分01秒になったらオフピーク時間帯に切り替わるものですよね。

ところが、実際には秒単位の細かい設定ではなく、なんと数分間も誤差があります!

開始後の6:48なのに定期券利用表示

繰り返しになりますが、私は「オフピーク定期券」で最寄りの駅のピーク時間帯は6:45~8:15ですが、忘れ物を取りに戻った為に駅に着いた頃には6:48になっていましたので、当然ながら自動改札機を通れば「ピークSF入場」と表示されるはずなのですが「定期券利用」と表示されました。

もちろん6時48分の何秒だったかまではわかりませんが、明らかにピーク時間帯なのでピーク時間帯の入場時間に余裕を持たせていることがわかりますね。

もしかしたら駅によって差があるかもしれませんので「オフピーク定期券」で確実にと思う方は、自動改札の表示が見える場所で待機していて、「ピークIC」という表示から「IC」という表示に切り替わったら、混雑ピーク時間帯が終了した合図なので「オフピーク定期券」で堂々と入場できますよ。

終了前の8:13なのに定期券利用表示

ピーク時間帯開始前に余裕があるならば当然終了時間にも余裕があるはずと思い、確認するチャンスをうかがっていて運良くピーク時間帯終了8:15の2分前の8:13に到着したので、自動改札機の表示は当然なのですが「ピークIC」となっているはずなのですが、すでに「IC」という表示になっていました。

オフピーク時間帯「IC」表示
オフピーク時間帯「IC」表示

このことから、JR東日本のそれぞれの駅に設定されている「ピーク時間帯」は秒単位の厳密な設定ではなく、数分間の余裕を持たせた設定になっていることがわかります。

そして自動改札機自体に「ピークIC」や「IC」と表示してくれているので「オフピーク定期券」が利用しやすいようになっていることから、JR東日本としてもピーク時間帯の混雑緩和の為に努力されているのがよくわかりますね。

土日祝日と年末年始はピーク時間帯無し

「オフピーク定期券」は平日朝の通勤時間帯の混雑緩和を目指して導入した制度なので、土曜日・日曜日・祝日と年末年始(12月30日~1月3日)にはピーク時間帯は設定されていませんので、終日定期券として利用可能になっています。

その為にGWの連休の谷間にある平日や、8月10日頃~16日のお盆期間は電車が空いているとはいえども、ピーク時間帯がしっかりと設定されているのでご注意くださいね。

オフピーク定期券対象エリア

オフピーク定期券は全国の鉄道会社で利用できるわけではなく、JR東日本の首都圏近郊区間と言われる一部のエリア内で主な路線は山手線・中央線などの16路線・279駅です。

JR東日本オフピーク定期券エリアマップ2023
画像:JR東日本より

上記エリア内の駅で入場・出場が完結する場合に限り「オフピーク定期券」が購入できますが、入場・出場のどちらかの駅がエリア外の場合は通常の定期券のみの取り扱いとなり、「オフピーク定期券」は購入できません。

また、他社線(東武・西武・東急・小田急・地下鉄)などの発着駅にまたがって定期券を購入する場合は、JR線のみが「オフピーク定期券」対象で、JRの自動改札機入場時刻がピーク時間帯の判断になります。

ピーク時間帯はそれぞれ駅によって個別に設定されているので、JR東日本のサイトで確認できます。

まとめ

通常定期券と比べて10%も安くなっている「オフピーク定期券」は距離によっては、6か月で数千円から2万円も値段が変わってしまいます。

私自身も6か月分の「オフピーク定期券」を購入していますが、当然数回はピーク時間帯を利用していますが、差額を考えれば「オフピーク定期券」の方がお得です。

さらに、モバイルSuica定期券で購入しているので、JREポイントもSuicaカード定期券に比べると3倍も貯まり、どこかにビューーン!で無料で往復新幹線利用する旅行を楽しみにしていますので、ぜひ安く定期代を抑えてポイント貰って節約生活楽しみませんか?

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